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上杉香緒里(テイチクエンタテインメント)  「鬼灯(ほおずき)」   約2年半ぶりの新曲  初のメジャーなワルツ調   母のように優しくなれる歌 [インタビュー]

上杉香緒里.jpg◆テイチクエンタテインメントの歌手、上杉香緒里が結婚、出産を経て、2年4ヶ月ぶりに出した新曲は「鬼灯(ほおずき)」。目下「チョロチョロと動き回る」(上杉)という1歳9ヶ月になる愛息の子育て真っ最中であるが、新曲はそんな中で誕生したワルツ調の本格演歌。「歌っていて優しい笑顔になれる楽曲」といい、母となった上杉にはピッタリの1曲である。




 鬼灯と書いてほおずきと読む。毎年7月には東京・浅草寺でほおずき市が開かれるし、盆には仏前や墓前に供えられることもあることから、ほおずきは夏の終わりから初秋にかけてのもの。
 「子供の頃には、実を口に入れて遊んでいました。上手く音を鳴らすことは出来ませんでしたが」(上杉)

 歌も ♪ 夏の終わりの 〜 で始まる。
 熟れたほおずきの実は灯りを点けた提灯のように赤い。「鬼灯」は、そのほおずきを ♪ 迷う恋路 〜 と、先を照らす灯りにたとえている。

上杉香緒里・鬼灯.jpg 作詞は城岡れい、作曲は徳久広司。上杉の代表曲とされる「おんな酒」(2006年)と同じ顔ぶれである。7、8年前から温めていた作品だという。
 詞はゆく夏のように、どこか寂しさを湛えているが、彼女の楽曲では初めてというメジャー調のワルツのメロディーは、聴く者をむしろ心温かくもしてくれる。

 「とりわけ年配の人に人気のある歌で、聴いていると泣けてくる、という人もいます」

 カップリングの「白い着物」は、人生は微笑んで生きることが大切だと、女は生まれて死ぬまでに白い着物を3度着ることにたとえて、母から娘に向けたメッセージを歌っている。まさに母となった上杉の子への歌であるかのようだ。

■子供とデュエットもしてみたい

 産休によって声が出なくなるのが心配だったという。そのために実家から車で10分程度の所にあるカラオケボックスへ毎日のように1人で通い、自分の歌をすべて歌っていた。
 「お陰で今は、以前よりも声が出ているみたいです。キーは少し高くなったでしょうか」

 2年4ヶ月ぶりの新曲で新たな一歩を踏み出した上杉。
 地方へ出かける仕事でも家を空けるのは1晩と決めている。出来る限り子供と離れたくないからである。

 自ら「可愛くて可愛くて・・・」という我が子は、しばしば鼻歌を聴かせてくれるほどに歌が大好きなようである。去年11月のディナーショーでは、子供を抱っこして客席のファンに「親子ともどもよろしく」と、あいさつをしている。
 上杉は「将来は一緒にデュエット出来ればいいですね」と、夢を膨らませる。





[上杉香緒里 オフィシャルサイト]
https://www.sunmusic.org/kaori_uesugi/
[上杉香緒里 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/uesugi/






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