木下結子(日本クラウン) chu- chu ライブ 歌でゆく夏を振り返った 映画デビューも報告 [ライブ]
◆殺人的な暑さが襲った今年の夏も過ぎ去ろうとしている。そんな夏を振り返るかのように、2018年8月29日、大阪・千日前のカラオケ夢想歌で開かれた、日本クラウンの歌手・木下結子の定期ライブ「Chu-Chu ライブ」では、美しい海を背景に一途な女性の恋を歌った「愛は海」や美しく爽やかな北の街・盛岡を舞台にした「盛岡ロマンス」、そしてもちろん7月に出したばかりの新曲「おはじき」などオリジナル曲と、長山洋子の「蜩」(1993年)といった夏を感じさせるカバー曲も披露した。次回のライブは9月27日に開かれる。
毎回、たくさんのファンが集まる木下結子の「chu- chu ライブ」
木下結子
サイケなデザインの衣装で各地を新曲キャンペーンで駆け回っている木下結子。この日は普段着に替えて、地元らしくラフさを出していた。
4年前の作品「盛岡ロマンス」を久々に聴かせた。作詞高畠じゅん子、作曲花岡優平で東北の美しい街、盛岡を描写したラブソング。去りゆく夏を想うにはピッタリな1曲だった。
ちなみに「盛岡の地名を冠した歌謡曲では青江三奈の『盛岡ブルース』(1979年)以来」だというから、地元では人気は高いようである。
今月のライブにやって来た人たちには思わぬプレゼントになったのが、デビュー曲の「放されて」と「ノラ」といった、木下の代表曲を聴くことが出来たことだろう。
「ノラ」は当初から歌唱リストに入れていたが、もう一方の「放されて」はファンからの突然のリクエストに応えたもの。
情感たっぷりにオリジナル歌手としての貫禄を見せていた。
間もなく発売2ヶ月になろうとしている新曲「おはじき」は、おはじきのように指で撥ねられて捨てられてしまう女性のラブストリーだが「歌っていると、曲中にはどこか明るい女性がいるんです」(木下)と、誰からともなく客席から<ゆいちゃ~ん>の掛け声がかかるようになったという。
35年間歌ってきて、こんなことは初めてらしいが、この日も客席からはゆいちゃんコールがが起こっていた。
毎回好評なリクエストだは、ナツミ(川野夏美)の「紙のピアノ」と山崎ハコの「白い花」を、ギタリスト井上善日居のギターに合わせて聴かせた。
「オルガンを習い始めた子供の頃、オルガンなど買ってもらえるはずもなく、雑誌のとじ込み付録の紙の鍵盤で弾いていましたが、やはり音が出ないので物足りなかったですね」
木下は紙のピアノへの思い出を語っていた。
ギター演奏の井上善日居
ラストソングは先日、死去した漫画家のさくらももこを追悼して、代表作「ちびまる子ちゃん」の主題歌「おどるポンポコリン」を歌った。
「ちびまる子ちゃん」の主題歌で盛り上がった木下結子(左)とドラムスの大樋稔
■映画デビュー
木下はライブ前日まで、岡山・新見市にいた。自ら出演したインディーズ映画「約束 ~ 忘れられない人がいる ~ 」の完成上映会に参加するためだった。市内でイタリアン・ライブレストランを経営する、元ミュージシャンのオーナーがメガホンを取った作品で、脚本から撮影、音楽、主演までをこなし、出演者は全員が素人の地元・新見の人たち。新見を舞台に2年をかけて制作されたラブストーリー。
初の映画出演を果たした木下結子(右)
新見と言えばムード歌謡の大家とされる作曲家、故・中川博之のふる里である。木下は歌唱曲をその妻である、作詞家の高畠じゅん子から提供してもらっている。そんな縁も手伝って、同市には後援会もあることなどから出演が決まった。
演じたのは、地元を離れて長く大阪で生活している42歳の女性。高校を卒業して25年目の同窓会のために帰郷して、同級生たちと昔話に花を咲かせる・・・。
東京でのコンテストの結果次第では、大阪でもミニシアターで上映される可能性もあるという。
[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kinoshita/whats.html
毎回、たくさんのファンが集まる木下結子の「chu- chu ライブ」
木下結子
サイケなデザインの衣装で各地を新曲キャンペーンで駆け回っている木下結子。この日は普段着に替えて、地元らしくラフさを出していた。
4年前の作品「盛岡ロマンス」を久々に聴かせた。作詞高畠じゅん子、作曲花岡優平で東北の美しい街、盛岡を描写したラブソング。去りゆく夏を想うにはピッタリな1曲だった。
ちなみに「盛岡の地名を冠した歌謡曲では青江三奈の『盛岡ブルース』(1979年)以来」だというから、地元では人気は高いようである。
今月のライブにやって来た人たちには思わぬプレゼントになったのが、デビュー曲の「放されて」と「ノラ」といった、木下の代表曲を聴くことが出来たことだろう。
「ノラ」は当初から歌唱リストに入れていたが、もう一方の「放されて」はファンからの突然のリクエストに応えたもの。
情感たっぷりにオリジナル歌手としての貫禄を見せていた。
間もなく発売2ヶ月になろうとしている新曲「おはじき」は、おはじきのように指で撥ねられて捨てられてしまう女性のラブストリーだが「歌っていると、曲中にはどこか明るい女性がいるんです」(木下)と、誰からともなく客席から<ゆいちゃ~ん>の掛け声がかかるようになったという。
35年間歌ってきて、こんなことは初めてらしいが、この日も客席からはゆいちゃんコールがが起こっていた。
毎回好評なリクエストだは、ナツミ(川野夏美)の「紙のピアノ」と山崎ハコの「白い花」を、ギタリスト井上善日居のギターに合わせて聴かせた。
「オルガンを習い始めた子供の頃、オルガンなど買ってもらえるはずもなく、雑誌のとじ込み付録の紙の鍵盤で弾いていましたが、やはり音が出ないので物足りなかったですね」
木下は紙のピアノへの思い出を語っていた。
ギター演奏の井上善日居
ラストソングは先日、死去した漫画家のさくらももこを追悼して、代表作「ちびまる子ちゃん」の主題歌「おどるポンポコリン」を歌った。
「ちびまる子ちゃん」の主題歌で盛り上がった木下結子(左)とドラムスの大樋稔
■映画デビュー
木下はライブ前日まで、岡山・新見市にいた。自ら出演したインディーズ映画「約束 ~ 忘れられない人がいる ~ 」の完成上映会に参加するためだった。市内でイタリアン・ライブレストランを経営する、元ミュージシャンのオーナーがメガホンを取った作品で、脚本から撮影、音楽、主演までをこなし、出演者は全員が素人の地元・新見の人たち。新見を舞台に2年をかけて制作されたラブストーリー。
初の映画出演を果たした木下結子(右)
新見と言えばムード歌謡の大家とされる作曲家、故・中川博之のふる里である。木下は歌唱曲をその妻である、作詞家の高畠じゅん子から提供してもらっている。そんな縁も手伝って、同市には後援会もあることなどから出演が決まった。
演じたのは、地元を離れて長く大阪で生活している42歳の女性。高校を卒業して25年目の同窓会のために帰郷して、同級生たちと昔話に花を咲かせる・・・。
東京でのコンテストの結果次第では、大阪でもミニシアターで上映される可能性もあるという。
[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kinoshita/whats.html