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川野夏美(日本クラウン)  デビュー20周年記念コンサート  デビュー曲から11月7日発売の新曲「なみだ雲」まで全27曲熱唱  大阪・エルおおさか [コンサート]

◆2018年11月にデビュー20周年を迎える日本クラウンの歌手、川野夏美が同10月8日、大阪・北浜のエルおおさかで、一足早くデビュー20周年を記念したコンサートを開いた。川野は「20年の年月をかみしめて、明日への一歩を踏み出すもの」として、若さあふれるデビュー曲の「あばれ海峡」(1998年)から、女性の切なさを表した最新曲「孔雀の純情」、さらには11月7日にリリースする今を生きる女性を歌う「なみだ雲」まで全27曲を額に汗をにじませて熱唱していた。

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 大阪でのコンサートはデビュー10周年を記念して開いた時に続い2度目。関東や北海道など遠方からもたくさんのファンが詰めかけて、約800席ある会場はほぼ満席。場内にはなっちゃんコールなど大歓声が響き渡り、<723(なつみ)>と書かれたペンライトも揺れていた。
 18歳でデビューしてから20年。オープニングの「孔雀の純情」に続いて歌ったデビュー曲は、ふる里の大分・津久見の海がまぶたに浮かんでくるという、若さを生かした明るく元気あふれる楽曲であった。この日の衣装は艶歌を歌う38歳の女性に相応しいロングドレスだったが、当時はまだスポーティーな洋服姿であった。

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 デビュー10年前後には、着物に替えて海峡ものなど演歌路線を歌った時期もあったが、最近では切ない女性を情感たっぷりに「自分が映画の中に飛び込んだかのような気持ち」を表す<ドラマチック艶歌>と呼ばれるシリーズを歌い続けている。

 自身のこんな20年の歩みを確認するかのようにデビュー曲に続いて第2弾の「白いフェリーの船長さん」さらには「利尻水道」「江差恋唄」初めてロングドレスで歌った「霧雨海峡」「女の空港」「悲別~かなしべつ~」「雲母坂~きららざか~」「オホーツク海岸」「九官鳥」そしてNatsumiの名前で歌った「紙のピアノ」までオリジナル曲を並べた。

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 どの歌もこの楽曲があったからこそ、今の20年目がある。そんなことを感じさせてくれる1曲1曲に、彼女が歌うたびにファンからは熱い声援が飛んでいた。

 「演歌を歌うようになったのは父の影響で、3歳ではすでに細川たかし先輩の『浪花節だよ人生は』を歌っていたらしいです。祖母も懐メロが大好きで、2001年に初めて私がNHKテレビに出演した時には<良かったよ~>と喜んでくれました」

 そんな家族が好きだったという鳥羽一郎の「兄弟船」や水前寺清子の「涙を抱いた渡り鳥」なども歌い、また北原白秋が1913(大正2)年に書いた「城ヶ島の雨」やホイットニー・ヒューストンの「I Will Always Love You」にも20年目にして初めて挑戦してみせて会場を沸かせていた。

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 川野は「20年の間にはいろんな作品に出会い、そのつど精一杯歌ってきました。でも今、当時の歌を聴くと、背伸びをして歌っていたと想うこともあります」と苦笑いしながら、さらに大好きな歌を歌い続ける意欲を見せていた。。

 デビュー20周年記念コンサートは、6月24日に川野の地元である大分・津久見市の市民会館で開いており、大阪は2会場目。11月30日には東京・浅草公会堂でも開催する。東京会場の模様は来春、DVDに収録されて発売されることになっている。


[川野夏美 オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/kawano/index.html
[川野夏美 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kawano/whats.html







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