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大阪発流行歌ライブ、三門忠司・永井みゆき・紅晴美・季子が新曲などを披露 [ライブ]

◆12年ぶり2度目のデュエットをするテイチクエンタテインメントの歌手、三門忠司と同永井みゆきが、2018年10月18日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた第266回大阪発流行歌ライブに出演し、新たなデュエット曲「おみき徳利」とカップリングの「桜橋北新地」を披露した。ライブではまた、9月に日本コロムビアに移籍した紅晴美が新曲「おんなの夜曲」を、シンガーソングライターの季子(きこ)は「いのちの歌」を聴かせた。次回は2018年11月21日、同じBIG CATにたくみ稜、坂井一郎、水城なつみ、大下香奈、あそう純を迎えて行われる。

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三門忠司、永井みゆき、紅晴美、季子が出演した第266回大阪発流行歌ライブ


 三門忠司永井みゆきは、まだ2人が歌手を目指してレッスンをしていた頃に通っていた教室、デビューしたレコード会社、その後移籍した先もすべてが同じという不思議な縁がある、仲のいい先輩・後輩として知られている。
 「まだ子供だった頃、三門さんとは『雨の大阪』(1991年)のキャンペーンで、カップリングの『俺の出番がきたようだ』を歌っているのを聴いて感動したのが最初の出会いでした。その時にはまさか、2度までデュエットできるとは思いませんでしたが、こうして歌えてとても幸せです」
 と永井は当時を振り返った。

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「おみき徳利」をデュエットする三門忠司と永井みゆき(左)

 2人が歌った8月リリースの「おみき徳利」は、作詞家デビュー50周年のもず唱平が作詞、作曲は岡千秋という夫婦演歌。電車で出会った2人が恋をするのがカップリングの「桜橋北新地」だが、その続編とも言える内容なのがメイン曲の「おみき徳利」。脚本家出身のもずの面目躍如といったストーリーがはっきりとした作品である。そんな男女のほのぼのとした関係を、大阪コンビの2人が人情味たっぷりに歌った。

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永井みゆき(左)と三門忠司

 2人はそれぞれオリジナル曲も披露した。三門は「人生坂」(18年4月)、永井は「吉備路ひとり」などを聴かせた。



 紅晴美は福島県出身の64歳。元気いっぱいに明るいステージを見せてくれた。数少ない演歌のシンガーソングライターである。移籍第1弾は2年ぶりに、17年9月に出した「夢見坂」だった。
 今年9月には移籍第2弾の「おんなの夜曲」を出している。彼女には珍しいブルースで、作曲は彼女が担当したものの、歌詞は表題曲としては初めて作詞家に任せている。この日はカップリングの「生きて候」とともに披露した。

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元気をふりまく紅春美

 2011年の東日本大震災ではコンサート中に被災している。そんな経験も自らを「天才(天災)演歌歌手」と呼んで笑い飛ばすほどである。
 ♪ 人生まだまだやれるじゃないか ~ と、60を超えた自分を鼓舞するかのように歌った「人生まだまだ」や、2度の離婚も経験を経て歌った「二度惚れ」など、自らの人生から題材を得た作品も歌った。



 紅が演歌のシンガーソングライターなら、推薦コーナーに出演した季子はポップスのシンガーソングライター。大阪府守口市出身だが、今は東京を中心にライブハウス、路上ライブなどで歌うとともに、ラジオパーソナリティや声優、舞台などでも活躍している。
 季子という名前は「日本の四季のように彩りある曲を作り歌える歌手でありたい」と名付けた。

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家族愛をテーマに歌う季子

 この日はピアノの弾き語りで「パパへ」「いのちの歌」の2曲を聴かせた。いずれも家族への愛を歌った楽曲で、今、彼女が作品作りのテーマとしているものでもある。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/







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