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島津悦子(キングレコード) 「長崎しぐれ」 覚えやすく、歌いやすい     遠くなった昭和を懐かしむ歌 [インタビュー]

島津悦子.jpg◆昭和を振り返ってみようー。そんな想いが平成30年も終わろうとしていた頃、デビューの翌年に昭和から改元され、そんなことが平成を駆け抜けてきたキングレコードの歌手、島津悦子の頭をよぎった。昭和の歌はわかりやすく、覚えやすい、歌いやすいといった特徴があった。そうした要素を取り込んだ作品「長崎しぐれ」が出来あがった。楽曲のコンセプトである<昭和>を感じ取って欲しい、と昭和女の島津はいう。


島津悦子・長崎しぐれ.jpg








 島津悦子、1961(昭和36)年生まれ。歌手デビューは1988(同63)年である。翌年から平成の世の始まりであり、間もなくバルブ経済も終わりを告げた。島津の歌手活動は実質、平成と共に歩んできたことになる。
 2018年10月発売の「長崎しぐれ」は、54枚目のシングルになる。その新曲発表会を東京で開いた彼女は「しっとりと落ち着いた長崎の風景が思い出される曲。昭和を思い出し、ほんわかとした気持ちになっていただければ」と期待を込めた。

 歌を聴いたファンからは「泣けてくるね」と言った声が届いてきた。

島津悦子4.jpg

 キングレコードの中田信也ディレクターは、今までにいろんな島津を引き出してきたが、今回は昭和50年後半から60年代にかけてこんな歌があった、といった昭和を懐かしむイメージで作り上げた。

 「タイトルからして昭和でしょ。期待した通りの楽曲です。それを存分に感じ取ってほしい。歌っていても癒されます。そこにはすべてを受け入れてくれて、一緒に人生を歩んでいこうという男性がいて、主人公の女性には幸せが見えてくるようです」

島津悦子3.jpg

 冒頭の ♪ 傘を差す手に 〜 の詞、まるで映画を見ているように情景が浮かんでくる、という。それだけに「詞は自然と覚えられる」ようなのである。
 映画ならば相手の男性役は。
 「差し詰め高倉健さんですかね」
 島津は言い切った。

 カップリング曲の「湯河原湯情」は、やはり昭和のどこかで聴いたことのある作品である。「三味線をいっぱい使った」といった工夫が、ここでも昭和を感じさせてくれる。


 2月23日には石川県津幡町の文化会館・シグナスで開かれる「美貌・美声4歌手競演 シグナス歌謡音楽祭」に、3月3日には大阪市大正区、京セラドーム大阪での「第15回関西かごしまファンデー」にも出演する。





[島津悦子 オフィシャルサイト]
http://www.shimazu-etsuko.net/
[島津悦子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10397








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