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津吹みゆ(日本クラウン) 「由良川恋文」 鮎のようにきれいな心で待ち続ける健気に綴った恋文 京都・由良川が舞台 「望郷さんさ」のカップリング曲 [インタビュー]

津吹みゆ.jpg◆日本クラウンの歌手、津吹みゆが京都府北部を流れる由良川を歌っている。2018年10月に出したデビュー5作目の「望郷さんさ」のカップリング曲「由良川恋文」がそれである。宮下健治が作曲を、作詞は万城たかしである。福島県出身の<みちのく娘>の津吹はキャンペーン先で「どうして由良川なの、と質問を受けることも多い」のであるが、その理由は分からないと首をかしげて笑う。その姿はまったく<恋文>とは程遠いのだが・・・。


津吹みゆ・望郷さんさ 由良川恋文.jpg









 由良川は京都府の北、丹後・丹波地方を代表する河川であり、日本海へ注いでいる。朝霧で知られる由良川流域の街で、高校時代を過ごした記者にとっては郷愁を誘われる。
 そこを舞台にした「由良川恋文」を、デビュー5年目、23歳の津吹みゆが歌っているというので話を聞いてみたくなった。彼女とはデビュー前に大阪で偶然に会ったのが最初であったが、徐々に人気を高めている。

 由良川を舞台にした演歌・歌謡曲はいくつかあるが、福島県出身の津吹は由良川の名は初めて耳にするようだった。万城たかしの詞で宮下健治が歌うデモ音楽をもらうと「1番に出てくる ♪ 跳ねて身を焼く 鮎になり 逢いに行きたや 〜 とは、どのような気持ちなのか」と気にかかって仕方なかったようである。

 「それにデモで宮下先生が歌う声がとても素敵で、胸にグッときました。その気持ちとは、きっと清流に泳ぐ鮎のように、きれいな心になって逢いに行きたい、といった乙女ごころなのでしょうね」

津吹みゆ2.jpg

 由良川を代表する魚である鮎に万城は女性の恋心を重ねたのであろう。
 彼は野中さおり(徳間ジャパンコミュニケーションズ)のヒット曲「雪国恋人形」(1994年)や、去年、第51回日本作詩大賞に選ばれた福田こうへい(キングレコード)が歌った「天竜流し」(2018年)などを書いている。

 津吹の作品は、曲はすべて師匠の四方章人が書いてきた。今回初めてカップリング曲で宮下健治が担当した。作詞の万城たかしも初めてだった。彼はメイン曲と両方を受け持っている。
 新たな津吹みゆを作りたい想いがディレクターにあったのだろう。それが由良川とつながったのか。

 この詞はタイトルにある通り、想い人への<恋文>そのものであるわけだが、津吹は「中学の時に<恋文>を書いたことがあります」というものの、鮎の塩焼きの方が気になるように思えた。


[津吹みゆ オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/tsubuki/si.html
[津吹みゆ 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/tsubuki/whats.html







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