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桜本浩章 念願の初リサイタル 生バンドで全19曲歌う  大阪・東成区民センター [コンサート]

◆高校生の頃、学校から帰ると好きな歌を並べた歌唱リストを作って、自分の部屋で1人リサイタルをしていましたー。いつかプロ歌手になって、本当のリサイタルを開きたい。サラリーマンを続けながらそんな夢を実現した歌手、桜本浩章。35年前に一端デビューしたが、5年ほどで休業した。2年前にインディーズでCDを出して再デビューを果たしている。念願の初リサイタルをやり終えた桜本は満足し切った表情であった。

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初リサイタルで歌う桜本浩章

 2019年10月27日の夕暮れ時、「桜本浩章 2019 リサイタル ~心・響・歌~ 」の会場、大阪・東成区の区民センターには桜本浩章の歌を聴こうという人たちが、三々五々集まってきていた。勤務先の同僚や取引先の医師もいる。彼は大阪市内にある製薬会社に勤めるサラリーマンなのである。歌手になるのは休日などを利用してである。

 歌手は子供の頃からの夢だった。ところが大学へ進学し、卒業すると今の会社に就職した。夢が叶うのは1984年、23歳の時。出身地の和歌山を舞台に歌った「たそがれの紀州路」(ビクターレコード )でレコードデビューする。
 しばらくは会社勤めとの2足のわらじを履いて歌っていたが、会社の仕事が忙しくなったことから歌手業は休業した。2017年にCD「悲恋の港」をインディーズでリリースして、本格的に活動を再開させた。

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生バンドを入れてのリサイタルは高校時代からの夢

 この日のリサイタルでは、自ら作詞したオリジナル曲「悲恋の港」をオープニングで歌い、さらにカップリング曲「絹恋」など、全19曲を歌った。バックには「どうせならサックス、トランペットも入れたかった」といった生バンドを配する、といった具合に最高の演出を図った。
 リサイタルは途中、 約20分の休憩をはさんでの2部構成。1部では「うそ」(中条きよし)「オレンジの雨」(野口五郎)「酒よ」(吉幾三)などのカバー曲を揃えた。

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塩乃華織とのデュエットも

 2部は大好きな森進一の「花と蝶」「おふくろさん」など5曲をメドレー。
 1曲1曲歌い終わるたびに最敬礼をし、その姿は桜本が憧れ続けた昭和の歌手の姿そのものであった。
 ラストソングは「絹恋」。「大学時代の同好会の先輩に作ってもらった」という1曲である。

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出演者全員が勢ぞろい

 初リサイタルに花を添えたのが、11月6日に新曲発売を控えた塩乃華織(日本クラウン)と男女のユニット、KILLERS。桜本は塩乃と緊張気味に「居酒屋」をデュエットした。


 最後は出演者全員で「大阪ラプソディー」を歌い、桜本は充実感いっぱいな様子であった。








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