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田端義夫生誕100年記念の名曲コンサート「大阪でオース!バタヤン」 27日 「かえり船」から「大利根月夜」「十九の春」など五木ひろしなど8人の歌手が歌う [イベント]

◆バタヤンの愛称で親しまれた歌手田端義夫の生誕100年を記念した名曲コンサート「大阪でオース!バタヤン」(主催・WOWOWプラス、後援・テイチクエンタテインメント)が、2019年11月27日、大阪府東大阪市の東大阪市文化創造館大ホールで開かれる。出演するのは昭和歌謡曲の数々を歌い継いでいる五木ひろしをはじめ鳥羽一郎、川中美幸、比嘉栄昇(BEGIN)市川由紀乃、成底ゆう子、真田ナオキ、朝花美穂の8人。五木はオース!のかけ声で、田端の代表曲「かえり船」などを歌う。

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「かえり船」などの田端義夫の名曲を再現する五木ひろし

 1919(大正8)年生まれの田端義夫は、1939(昭和14)年に「島の船唄」でデビューしてから、2013年4月に94歳で亡くなるまでにレコーディングした楽曲数は1200曲にもなるといわれている。1962(昭和37)年に出した「島育ち」は40万枚を超える大ヒットを記録。代表曲の「かえり船」(昭和21年)に至っては累計180万枚を売上げるなど、マドロス姿で歌う彼は国民的歌手として親しまれた。

 その功績を称えようというのが、田端の生誕100年を記念したコンサート。五木が、昭和の名曲を歌い続けるテレビ番組「五木ひろしが選び歌う名曲ベスト10 歌こそ我が命!」(BS TBS)に、昨年ゲスト出演した田端の息女が「父は来年で生誕100年になる」と言ったのをきっかけに、このコンサートのプロジェクトが進められた。

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 「島育ち」は奄美大島で歌われていたものを田端がレコーディングしたものだが、彼は多くの沖縄の歌を全国へ広めている。そんな縁もあって、やはり島育ち(奄美大島)のBEGINの比嘉栄昇は、2001(平成13)年に自らが作詞・作曲した「旅の終わりに聞く歌は」を田端に提供するなど、交流を温めていた。

 そうしたつながりを広げて、出演歌手の顔ぶれが決まった。
 1部では出演者それぞれが「島の舟唄」「大利根月夜」「十九の春」など田端のオリジナル曲を歌う。オープニングは、五木が田端が生前使っていたギターを弾きながら、オースと言って現れて「かえり船」を聴かせる。
 五木は「この歌は戦後の日本人に勇気を与えました。決して忘れてはいけない名曲中の名曲です」と、力を込める。
 2部はそれぞれの最新曲が披露されることになっている。

 東京・台東区の浅草公会堂でのコンサートは、11月18日、すでに開催済み。それに次ぐ開催地に選ばれたのが大阪であった。三重県生まれの田端が自らの故郷と言ってはばからなかった土地である。しかも会場は9月にオープンしたばかりの真新しいホールである。昼夜2回公演。

 五木は「昭和歌謡曲の名曲は古賀メロディーを筆頭に何百曲をカバーしてきています。常に挑戦し、先輩たちの歌を継承して行くのは僕のテーマでもあります」と、話した。


[大阪でオース!バタヤン]
http://tabatayoshio.com/








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