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真咲よう子(日本クラウン)  「片恋川」  演歌の決定版   思わず歌いたくなる1曲 [インタビュー]

真咲よう子 1.jpg◆デビュー38年目の日本クラウンの歌手、真咲よう子が自然体で自分らしく歌う「片恋川」。2019年10月30日に発売されたばかり。聴く人の心が温かくなるーそんな歌い方を心がけてきた、62枚目のシングルである。演歌の決定版とも言われるように「演歌好きな人は思わず歌いたくなる1曲です」とアピールする。



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 発売して約1ヶ月経った11月28日には、神戸・新開地で開かれたKOBE流行歌ライブに初めて出演した。セールスポイントの笑みを振りまいて、「片恋川」とカップリングの「遠い思い出」「恋つばめ」など5曲を聴かせた。

 メイン曲の「片恋川」について真咲よう子は「演歌好きの人たちが思わず歌いたくなると思いますよ。高音から始まる歌い出しでは、思い切って自由に歌うようにしています」と話しており、彼女らしさを感じさせる1曲に仕上げている。
 未練を断ち切るためにやって来た片恋川であるが、髪の残り香は昔を思い出させるばかり。こうした失恋歌はとかく暗くなりがちであるが、彼女は「温かい声で、しかも力強く聴かせる」のである。
 この作品に限らず「私の歌のベースは、聴く人の心が温かくなるように表現するようにしている」のが真咲ならではの歌唱心得なのだ。

 こうした歌い方はデビュー20年を過ぎたあたりから。デビュー当初は「ただがむしゃらに歌うだけで、形にこだわっていましたし、他人の真似をしてみたり、背伸びをしていましたね」という。年数を経るに従って「自然体で主人公を演じるような歌い方へと変化してきました」と真咲。
 「与えられた作品をどのように演じるか、それはいつも新鮮な気持ちで歌うため」なのである。

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いつもにこやかな笑顔

 今回、「片恋川」では、どのように演じているのだろうか。
 「主人公は意思の強い女性です。その彼女が好きな人との愛を断ち切ろうとしているわけですから、その心の苦しみを表そう、と少し強めに歌っています」
 かつてはファルセットを多用した歌い方が専らであった。今はそれを地声に移している。

 それを真咲は <進化>と呼ぶ。経験を積み重ねると共に歌唱の仕方も変わる。しかも年齢と共に声も変わって行く。それらに合わせるかのように<進化>してきたのである。「これからもまだまだ進化していきます」と真咲はいう。


 カップリングの「遠い思い出」は、日本クラウンのシンガーソングライターで、鳥羽一郎の長男、木村竜蔵が曲を書いた。真咲に提供したのは初めてであった。「初恋を思い出させる」ような優しいメロディーである。
 真咲が木村と初めて顔を合わせたのは、彼がまだ母親が押すベビーカーの中にいた30数年前。その時に会って以来の出会いだった。
 「綺麗なメロディーで、アレンジでは三線の音が入って、沖縄っぽさも出しており、木村先生のアドバイス通りにさらっと素直に歌っています」

■笑顔は食べ物から

 ステージに立つたびに真咲は「自分との闘いでもある、と思っています」と、出番を待つ表情には真剣さが増す。それだからこそ、毎回楽しいのだともいう。
 新曲のレコーディングが決まると、いつも決まって体調と声をそれまで以上に整えるようにしている。飲酒はやめて、食べる物にも気を遣うようになる。
 「声の艶を取ると言われているナスは食べないし、ウーロン茶も飲みません。ラーメンも食べないんですよ」

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最良の歌唱は健康からと食べ物には気遣いする

 逆に苺は肌の張りを良くするというから、シーズンになると毎日食べる。「1週間苺を食べ続けると肌はツヤツヤになるし、喉を潤すために蜂蜜を食べるようにしています」
 地方へ行くと地元のスーパーで、地元産のトマトジュースや牛乳を買う。「とりわけ北海道鷹栖町のトマトジュース<オオカミの桃>や、同別海町の<別海牛乳>は、オススメですね」と、東京にいても物産展やアンテナショップで見つけては購入するというほど。
 彼女の笑顔の秘訣は、こんなところにあるのかもしれない。





[真咲よう子 オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/masaki/wn.html
[真咲よう子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/masaki/whats.html








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