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西田あい(日本クラウン) 「My Story」 新たな人生を踏み出すすべての人への応援歌 10周年記念作品 初のA・B2タイプ [インタビュー]

◆10周年記念作品「My Story」を歌う日本クラウンの歌手、西田あいは、1980年代のアイドルを彷彿させてくれる。西田の歌世界は今までフィクションと言われてきたが、2020年3月4日に発売されたこの新曲は「誰もの日常の場面を切り取ったノンフィクション」だという。CD発売前の予約イベントなどから歌ってきたが、「これこそ西田あいだよね」といった声が多く聞かれた。アイドル曲などポップスを数多く手がけている作曲家、林哲司が曲を書きプロデュースした。

西田あい 1.jpg
これこそ西田あいという「My Story」が話題に


 「My Story」のポップスなメロディは、西田あいらしさを1段と高めている。
「今作の『My Story』では、こいったふうに歌いたいなどと、自分の考えをざっくばらんに言ったし、作品作りに皆んなと一緒に参加できた」
 ジャケット写真やミュージックビデオの内容でも分かるように、西田は「同世代の女子を対象にしたこの作品は、新たな人生を踏み出す、すべての人への応援歌なんです」と強調する。

西田あい・My Story Aタイプ.jpg 初めてA・B2タイプを同時発売した。それぞれカップリング曲を替えており、Aタイプは三連のリズムで故郷を歌う「帰郷 〜いまでもクスノキの下で〜 」で、メイン曲同様に作詞松井五郎、作曲林哲司、編曲萩田光雄といった1980年代を彩ったアイドルソングを数多く手がけてきた作家たちである。
 Bタイプは大人の恋愛をドラマチックに歌った「雨のしずくと青い空」。作詞・作曲はAタイプと同じだが、編曲は林自らが行なっている。
西田あい「My Story」タイプA


 「My Story」を西田は、自身のYouTubeチャンネル「ニシアイチャンネル」で惜しげもなく、フルコーラスで公開する。
 「多くの人に知ってもらわないと意味がないからなんです。SNSが普及し、それに対応出来る年代層の人たちがファンなので、そこへ向けて 発信しているんです」
 配信は一方通行ではない。そこにはファンとのコミュニケーションがあるという。
 ネット上でリアルタイムに文字で会話を交わすチャットも行うことで、より親近感を増しているのである。

西田あい 2.jpg
SNSを駆使したプロモーションも人気

 ニシアイチャンネルでは、懸賞番組やささやき声で語りかける番組など、西田ならではの楽しい企画がいっぱい詰まっている。これを制作する彼女を含めて5人のニシアイチームはブログ・フェイスブック・ツイッター・インスタグラム・YouTubeとSNSを駆使して発信し続ける。
 「どれも同じ情報では面白くないので、ツール別に情報の内容・形態を棲み分けしています」

 西田は今年、32歳になる。7月7日でデビューして10年である。小学生でインターネットに触れ、携帯電話には中学生で出会うという根っからのネット世代でもある。インターネットサイン会ではサインをする姿をネットで配信して、サイン色紙は郵送する。CDの予約もネット決済を取り入れるほどである。

西田あい 3.jpg
可愛いボタンのカーディガンスタイルが印象的

 CDが売れないという時代の、物は持たないサブスク(サブスクリプションサービスの略)世代へ向けた新しい音楽の届け方なのだろう。サブスクとは、定額料金を支払うことで一定期間のサービスが受けられることを保証するサービスのことをいうが、物を持つことに拘らない若者の気質をも意味する。

 自身がサブスク世代でもある西田が最も自分らしいという作品「My Story」は、「新しい挑戦であり、新しい自分自身に届けるエールでもあります。これからの西田あいに期待してほしい」と言い、「ヨッシャ!」と自らを鼓舞させる。

 とこが降って湧いたような新型コロナ騒動には、そんな出鼻を挫かれたようでもあるが、西田の笑顔はそれも吹き飛ばすかのようである。





[西田あい オフィシャルサイト]
http://ai-official.jp/
[西田あい 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/nishida/whats.html








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