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三代沙也可(キングレコード) 「もういちど江ノ島」   シリーズ3部作完結編   [インタビュー]

◆キングレコードの歌手、三代沙也可の作品の多くの作詞を手がけている志賀大介に代わって、2019年12月リリースの新曲「もういちど江ノ島」では、岩本亮が前作のカップリング曲「弁天菊之助」に次いで詞を書いている。神奈川の名所、江ノ島の見どころががふんだんに盛り込まれているだけでなく、もういちどあなたと歩きたい 〜 と、歌うシリーズ3作目にして完結篇でもある。主人公の想いを際立たせるかのような軽快なメロディは三代の師匠、伊藤雪彦の手による。

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三代沙也可


 「江ノ島ひとり」(2014年)「江ノ島絶唱」(2017年)に次ぐ江ノ島シリーズの完結編である。カップリング曲では再び湘南を歌う「ふたりの湘南」。これだけ江ノ島・湘南を歌い続ける歌手はほかにいないであろう。まるで江ノ島を代表するかのようである。
 これだけ歌う江ノ島の魅力はどこにあるのだろう。
 「富士山が見える風光明媚など、とにかく歌いたくなる土地ですね。かつてはお年寄りの旅先といったイメージが強かった江ノ島だけれど、今は若者の街になっていますね」

三代沙也可・もういちど江ノ島.jpg そんな新旧の魅力が詰まった江ノ島。
 今作では、軽快なメロディがその地を奏でる。しかもそれがまた、今までの三代作品とは異なることを感じさせている。
 「発売早々からファンの方々からは、歌に馴染んでもらっていて<いい曲だよ>と言って頂いているんですよ」と、三代は笑って見せる。

 「歌の主人公は、あなたともう一度、江ノ島を一緒に歩いてみたいという抑えようもない、自らの高ぶる気持ちを胸に秘める」
 三代は「もういちど江ノ島」で、好きだった人との思い出を追って、ひとり江ノ島を行く女を演歌特有のこぶしを抑え、むしろ爽やかに歌ってみせる。ひとつの物語が絵になるかのようにである。

 カップリングはデュエット曲の「ふたりの湘南」(同)。弾むよう昭和のメロディが懐かしくもある。一緒に歌うのは三田ひろし(徳間ジャパンコミュニケーションズ)である。
 馴染みは薄いが、2008年に徳間ジャパンから歌手デビューしている。東京都内でカラオケ店も営む傍ら歌謡講師も行っているという。彼の最新曲「ふたりの終着駅」(2011年)は伊藤雪彦の作曲である。





[三代沙也可 オフィシャルサイト]
http://www.mishirosayaka.com/
[三代沙也可 キングレコード]
https://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10053








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