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木下結子(日本クラウン)、5ヶ月ぶりの「chu −chu –ライブ」 待ってましたーと会場いっぱいの30人 [ライブ]

◆歌手の木下結子が2020年7月11日、新型コロナウイルス感染防止のため、2月から休止していた「chu−chu−ライブ」をほぼ半年ぶりに復活させた。今年で13年目に入るこのライブは、ギタリストで作曲家の井上善日居と共に、オリジナル曲を中心に事前に受け付けたカバーリクエスト曲をおり混ぜて歌うもので、3ヶ所程度の会場を巡回して開催している。この日は36年前のデビュー曲から最新曲まで12曲を歌った。

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笑顔で5ヶ月ぶりにライブを再開した

 会場の大阪府豊中市のレストラン、サマルカンド柴籐には、木下結子の歌は初めて聴くといった人など30余人が詰めかけて満席。同店での開催は当初、3月に予定されていた。ところが全国的に新型コロナウイルスの感染が拡がり、多くの社会活動が自粛されたことから、人が密集するライブ・コンサートも中止や延期に追い込まれた。

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会場は満席

 現在も正常には戻っていないものの、小規模なライブなどを中心に再開される動きが見られはじめている。こうした周囲の動きに合わせて、木下も5ヶ月ぶりの再開を決めた。

 観客を前に歌う彼女の表情は明るく、1曲目は、自身の作品では最も賑やかな楽曲だという、最新曲の「おはじき」。歌える喜びを全身で表しているようでもあった。客席からは手拍子も飛び出したほど。

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来月には還暦を迎える

 来月4日は木下の60歳の誕生日である。この日も歌った、大阪弁の歌詞が印象的な「放されて」がデビュー曲。24歳であった。
 これを再アレンジ・再レコーティングして2004年に出したのが「放されて~ニューバージョン~」である。この時、カップリングに収録されたのが「今はこのままで」。同じ麻こよみ、徳久広司によって書かれている。

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「放されて」「ノラ」「今はこのままで」など代表曲を披露

 彼女の高い歌唱力を感じさせる代表曲の「放されて」「ノラ」に引けを取らない名曲であることに違いなく、この日のライブでも存分に聴かせた。

 「ノラ」はデビュー5年目の年に出したもので、東京での約9年の活動を終えて、ふる里の大阪へ戻ってからは多くの歌手によってカバーされている。

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ギター演奏でリクエスト曲に応える

 chu−chu−ライブの名物でもあるリクエストコーナーでは、木下とは同い年でギタリストの井上善日居のギター演奏で「わかって下さい」(因幡晃)「街の灯り」(堺正章)「いのちの歌」(竹内まりあ)などを歌い、井上は「木蘭の涙」(スターダストレビュー)ハーモニカで独奏した。

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ハーモニカを独奏する井上善日居

 今回選曲したリクエスト楽曲は「時節柄を考えて優しい歌を揃えた」(木下)といい、ラストはライブではすっかりお馴染みとなった「ありがとうこれからも」。作詞が京都府福知山市のカラオケ喫茶店経営者の小林美絵さんで、作曲は井上善日居。明日へ向けての応援歌でもある。

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明日も歌い続ける木下結子

 次回は8月25日、大阪市平野区のカラオケ喫茶店、月の香で開く予定である。


[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kinoshita/whats.html








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