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みやま健二(テイチクエンタテインメント) テイチク移籍第1弾「太鼓男祭り」をリリース 心機一転、 再スタートの気持ちで [インタビュー]

◆今夏、全国で祭りが規模を縮小したり、中止になっている。歌でその祭りの雰囲気を味わってもらおう、と歌手、みやま健二が2020年8月19日、テイチクエンタテインメントへの移籍第1弾となる「太鼓男祭り」をリリースする。四国三大祭りのひとつで、豪華絢爛な太鼓台と呼ばれる山車が愛媛・新居浜市内を練り歩く太鼓祭りをモチーフに歌うものである。その祭りも新型コロナウイルスのため、戦後初めて中止になっている。発売日の4日後、大阪市内で開くデビュー20周年記念イベントでファンに歌を披露するみやまに、新曲への意気込みを聞いた。

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みやま健二


ー 新曲発売日に予定されていた業界向けの新曲発表・懇親会が新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて延期になってしまい、出鼻をくじかれたようですが。

みやま あまりそのようには思っていないんです。8月23日には、大阪・太閤園で開く、デビュー20周年記念ディナーショーにはたくさんのファンとゲストに集まってもらいますが、これを新曲発表会と位置付けてスタートさせます。ラジオ番組出演など、東京へもどんどん進出していきますよ。

ー テイチク移籍による新曲にかける思いは。

みやま 心機一転、テイチクで再スタートを切ろうという思いが強まりましたね。今まで4、5年をかけて、老人施設へ歌を届ける慰問を行っていますが、そこにはエクシングのカラオケ機器が入っていました。それを使って、入居者の皆さんに歌を楽しんでもらっていたんです。
 そこでエクシングの方たちとも接するようになり、「テイチクに来てもらえると、もっと応援できるのに」と言葉をかけていただきました。それが移籍への最初のきっかけだったでしょうか。

子供のころから祭り男

ー 前作に続いて祭りをテーマにした歌ですが、今まで参加したり見てきた祭りの中で、とくに印象に残っているものはありますか。

みやま健二・太鼓男祭り 小.jpgみやま やはり1番は能登のキリコ祭りですかね。この祭りは前作のモチーフになっています。それと生まれ育ったた京都・亀岡市の、祭りという祭りには、子どもの頃からほとんど顔を出していましすね。
 中でも昼夜踊り続ける盆踊りは印象深いですね。踊りの輪が櫓を何重にも囲んで、皆さん踊り続けるんです。おじが音頭取りだったので、その家の向かいの広場に櫓が組まれていました。おじの家でご飯を食べて、踊りが始まると踊りに行く、といった具合です。
 年に1回、この時だけが、子どもが夜遅くまで遊んでいられるのが許されていました。夜中1時2時になろうが怒られないのは、楽しかったしうれしかったですね。

ー 祭りの歌も色々ありますが、1番心に残っているものは何かありますか。

みやま 北島三郎さんの「まつり」ですね。毎年、各地で開かれる祭りの歌謡ショーのゲストに呼んでもらっていますが、そこでも何時も「まつり」は歌います。

ー 歌手デビュー20周年を迎えていますが、20年の間で嬉しかったこと、嫌だったことはありますか。

みやま 7年前に活動拠点を京都から大阪に移して、テレビ番組「歌に恋して」のレギュラーをやったことが嬉しかったですね。それをきっかけに、関西以外でも歌えるようになりました。
 嫌だったこはあまり思い当たりませんが、最近では新型コロナウイルスの影響で歌う機会を奪われたことでしょうか。ステージで歌うこともなくなりましたしね。

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祭り男のみやま健二

ー そのコロナ騒動で、逆にプラスにできたことってありますか。

みやま そうですね、今まで仕事上でしか付き合いのなかった歌い手さんとの交流が、ここ3、4ヶ月の間で、深まりました。演歌・歌謡業界の中では他に先駆けて、所属事務所が行った無観客ライブ配信と大阪モデル併走歌謡ショーに参加できたのも、新しいことへの取り組みという事で、良かったですね。
 あっ、それに体重もプラスになりました(笑)

全国の人たちに歌と顔を覚えてもらいたい

ー 歌手になる前と比べて、大きく変化したことはありますか。

みやま 歌手デビューする前は、長距離トラックドライバー、大工、会社経営などを経験してきました。歌手は子どもの頃からの夢でしたが、父の反対でそれは封印していました。人生の記念のつもりで出した1枚のCDが、歌手へのきっかけとなりました。
 それからの20年で大きく変われたことは、素直にお客さんに頭を下げることができるようになったことでしょうか。それまでは硬派で生きてきたので、なかなか頭を下げることはなかったし、話も上手くできなかったんです。京都で活動していた頃は、喋ると噛し、内容も滑るといった具合で、自然と無口になっていったんです。

ー そうした経験が風貌に現れていますね。

みやま 顔をみて、いかめしく思われる人もいらっしゃいますが、その理由のひとつが眉間のしわですね。これは子どもの頃からやっていた剣道のためなんです。剣道では相手の動きを探るために、相手の面から目を離せません。それが自然と眉間にしわを作り、目つきが鋭くなってしまったんです。ですから今も真剣に相手の話を聞こうとすると、目がすわるんです(笑)



ー 移籍第1弾の「太鼓男祭り」のセールスポイントは、どこでしょうか。

みやま 前作と違って、歌いはじめからリズムに乗りやすく、男をぶつけていく歌なんですね。今年はコロナ騒ぎで全国各地の祭りがなくなっています。来年はどのようになるか分かりませんが、この「太鼓男祭り」のモチーフになっている愛媛・新居浜市の太鼓祭りも今年は中止になりました。でもこの歌で祭り気分を味わって欲しいです。プロモーションビデオ披露会+新曲発表会もやってみたいですね。

ー 20周年を機に、歌手みやま健二は何を目指しますか。

みやま 歌手としてやっと20歳を迎え、大人の仲間入りができたかな、と思っています。25周年30周年につながる歌い手になりたいですね。北海道など行けていない所も多く、北から南まで足を運び、皆さんに知ってもらえる歌い手になりたいです。


[みやま健二 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/miyama/








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