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シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫、「とっぴんばらりのぷう」でCDメジャーデビュー 見栄張りの生きづらい社会を風刺  久々の大賞狙う!? [新曲発表]

◆俺の人生、こんなもんよ ハハハハッ~!と高らかに笑い飛ばす。「とっぴんばらりのぷう」と、何処か風変わりなタイトルの歌が2020年10月21日、フリーボードから発売される。歌うのは松竹芸能の漫才師、シンデレラエキスプレスの渡辺裕薫。鬱屈とした、どこかギスギスとした世の中の今、それを笑い飛ばすような楽しいコミックソングである。くよくよ悩むのが馬鹿らしくなるほど、体がわくわくしてくる。販売はキングレコードから。

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赤塚不二夫のギャグマンガのような面白さの「とっぴんばらりのぷう」を
歌うシンデレラエキスプレスの渡辺裕薫


 とっぴんぱらりのぷうは秋田県の方言で、めでたしめでたし、という意味がある。全国には同じような意味を持つ方言は幾つもあるのに、どうして秋田県なのか。
 「この言葉には、子供が喜んでくれそうな響きがあるんです」と、渡辺裕薫は漫才師らしいセンス見せる。
シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫・とっぴんばらりのぷう.jpg 歌は見栄を張って、銀座で買った高級革靴を買って一度も履かずに、店の紙袋を振り回して歩いたり、高級寿司店で注文するのはかっぱ巻きとあがりと、ガリだけーといった面白くておかしい主人公が元気に街を闊歩する。まるで植木等の「スーダラ節」を思わせるような楽しいストーリーの締めくくりが、とっぴんぱらりのぷう、という訳である。

 作詞と作曲をした、なにわの最後の演歌師と言われる田浦高志は「今の時代、誰もがどこか無理をして生きている。もっと気楽に生きてもいいんじゃない、という思いで書きました。かつての『スーダラ節』のように、気楽に生きるサラリーマンの雰囲気を再現しました」と明かす。

 漫才師の渡辺裕薫が歌を始めたのは7、8年前。演歌のような「松竹の芸人(おとこ)」という歌を自分で作って、楽屋などで鼻歌で歌っていたのが始まりであった。
 それを聴いた周りの人たちと9人編成のバンドを組んで、劇場で歌っていたという。それだに歌手顔負けの歌いっぷりで、歌謡界に新風を吹き込みそう。
 この人、相当に創造力に富んでいるようで、手作りの月刊の「シンプレ新聞」を作って、もう10年以上も関係者に配り続けているという。

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作詞・作曲は最後のなにわの演歌師・田浦高志

 そうしたところに目を付けたのが、「とっぴんぱらりのぷう」を作詞・作曲した演歌師の田浦高志であった。旧知の、レコード会社・フリーボード(本社・東京都)の勝間光和社長と連絡を取り合って、「歌い手は関西の芸人で」の条件付きでゴーサインをもらった。
 知人を介して渡辺を紹介してもらったといい「歌手として声も出ているし、性格は真面目。しかもおちゃらけなところもあって、僕の提案にも二つ返事でOKしてくれた」と田浦。

 その渡辺は「子供の頃、街に歌が流れていて、自然とテンションが上がっていました。そんな1日の原動力になるような歌にしたいですね」と、早くもヒットに期待を寄せる。

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やるからには高みを目指したいという渡辺裕薫

 シンデレラエキスプレスはデビュー32年になるベテラン漫才師である。活動の場は多くが演芸場である。歌手はゼロ年生というが「CDを1枚1枚地道に売っていくために、色んな所て歌っていきたい」と、新人歌手らしい殊勝なところを見せる。
 歌うことが「本業の漫才の表現力や存在感を高めることにつなげられればいい」とも。

 漫才師のシンデレラエキスプレスは2009年に第44回上方漫才大賞奨励賞を受賞している。歌手、シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫としてはー。
 「それ以来、大賞とは縁がないんです。18歳になる息子が、やるからには高い目標を持てと言うんです」
 何やらビッグ賞を狙っているようでもある。


[シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫 オフィシャルサイト]
https://twitter.com/cinprecinpre?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
[シンデレラエキスプレス・渡辺裕薫 松竹芸能]
https://www.shochikugeino.co.jp/talents/cinderellaexpress/








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