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千葉一夫(キングレコード) 鈍行列車で40年の歌手人生  記念曲第2弾「かすみ草」 [インタビュー]

◆特急でも快速でもなく、鈍行列車でここまでやってきたー。デビュー40周年のキングレコードの歌手、千葉一夫が今までの歩みを振り返って話した。高校卒業後は国鉄(現・JR)で鉄道員。歌が大好きで歌うポッポ屋と呼ばれていたほど。25歳で上京して、作曲家弦哲也の1番弟子に。念願の歌手デビューは1980(昭和55)年、キングレコードから出した「君に逢いたい」からであった。2020年1月には40周年記念曲第2弾「かすみ草」を出しているが、来春には新曲の話もある。

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ゆっくくりと一歩一歩を歩んできた千葉一夫


 「かすみ草」は、歌に登場する激しく可憐な女性を、決して目立たず、そっと寄り添うように支えてくれる、小さな花のかすみ草と重ねて千葉一夫は唄う。
 これを「心の青春歌」という彼は、♪ かすみ草 かすみ草 〜 と優しく歌うことで、そのイメージをぐっと膨らませることが出来るという。

千葉一夫・かすみ草.jpg 鈍行列車で走ってきた千葉と、どこか共通する花のようでもある。デビューした昭和55年には、同期デビューの松田聖子、近藤真彦といった人気若手歌手が華々しくマスコミを賑わせていた。その影に隠れるように地味なスタートであった。
 ゆっくりとゆっくりと、誠実に歩んできたからこそ「出会えた人たちもいる」と、2011年に出した、永年共に生きる夫婦の絆を歌った「絆酒」を大切に唄い続けるのも彼らしい一面である。


 歌手になるために故郷の千葉県銚子市から上京して、もう45年になる。その銚子市のふるさと大使を務めているが、この町には赤字経営で知られたローカル鉄道会社、銚子電鉄がある。電鉄収入よりもそれ以外の売り上げの方が多いともいわれるほどである。
 でも元鉄道員の千葉にとっては、愛おしい存在であり、キャンペーン先では忘れずにアピールして、ふるさと大使ぶりを発揮している。

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人生の応援歌を歌い続ける

 一連のコロナ騒動によって、40周年記念関連のイベントはもちろん、新曲のキャンペーンも満足に出来ずに、千葉一夫の今年も終わろうとしている。
 先日、神戸市内で行われたKOBE流行歌ライブに出演した彼は、ラストソングに前作で40周年記念曲第1弾の「この世にひとつ愛の花」(2019年)のカップリング曲「明日に一歩また一歩」を選んだ。

 「生きる勇気が湧いてくる人生の応援歌です」
 地震や風水害、そして新型コロナウイルスと世の中を暗くする話題を吹き飛ばし、自らの歌手人生をも力付ける歌なのである。


[千葉一夫 オフィシャルサイト]
http://www.a8k.jp/chiba_fc/








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