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おおい大輔、「あゝ染みるぜ」 郷愁を誘う 55歳の自分にぴったりな楽曲 [インタビュー]

◆自分に染みるように歌っていますー。2020年10月にニューシングル「あゝ染みるぜ」(作詞・池田充男、作曲・徳久広司)を出したテイチクエンタテインメントの歌手、おおい大輔が歌の1番の歌いどころである、ラストの染みるぜ・・のリフレイン部分をこのように説明する。

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王道演歌と80年代歌謡曲を歌う


 ギターで歌うデモを聴いたおおい大輔は、「これはすごい演歌だ。僕に歌いこなせるのかーと不安になった」という。ところがいざ、歌ってみると「55歳の自分に、これほどの旬な楽曲はない。以前の僕ではこうは感じなかったでしょう」と、作品へのイメージを180度変えていた。

おおい大輔・あゝ沁みるぜ.jpg これを作曲したのは徳久広司である。おおいは、天童よしみのスタッフを14年間務めて、1999年に「風にまかせて」でデビューしている。「あゝ染みるぜ」で14作目になる。
 これらの作品群の中で、最も多く作曲を手掛けてきたのは徳久であり、特に今回、徳久は「今までで最高のものが出来たよ」とおおいに告げたほどである。

 作詞家の池田充男は、石原裕次郎の「二人の世界」や大月みやこの「白い海峡」鶴岡雅義と東京ロマンチカの「小樽のひとよ」など、数々の名曲で知られている。おおいも「歌っていて、歌のドラマの場面が浮かんでくる詞なんです」といい、今作では特に3番で居酒屋の情景が映像を見ているかのようだという。だから「歌が覚えやすいんですよ」とも。

 ジャケットやポスターなどのタイトル文字は21歳になる、おおいの息子が書いた。白地のジャケットに黒いタイトル文字、「斬新でしょ」と相好を崩す。

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カップリングは自ら作曲

 ところで、染みるぜーと聞いて、2019年10月に亡くなった歌手坂井一郎さん(享年57)のメジャーデビュー曲であった「しみるね-」(2006年、徳間ジャパンコミュニケーションズ)を思い出してしまった。

 おおいと坂井はバイク仲間だった。
 おおいが愛用している米国製のオートバイ、ハーレーダビットソンがきっかけで、坂井とはツーリングを共にするようになったという。「彼は癌を患ったのを境に、死ぬまでは好きな事をすると、バイクにはまり込んでいたようです」と、おおい。

 カップリング曲「おーい!しあわせよ」は、おおいが初めて作曲した作品である。作詞はタブレット純。彼とは5年前にテイチクのイベントで出会ったのがきっかけであった。
 その頃、タブレットはすでに詞を書いて「出来上がった詞があるが、誰かに曲を付けて欲しい」と紹介を依頼されている。今作はおおいが先に作曲して、タブレットが詞をつけた。
 「4、50代の人たちに歌ってもらえたらいいかな」
 演歌の「あゝ染みるぜ」同様に、郷愁を誘う楽曲であるが、こちらは80年代の歌謡曲に仕上がっているという。





[おおい大輔 オフィシャルサイト]
http://www.daisuke-ohi.com/
[おおい大輔 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/ohi/








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