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青木美香子、「カチューシャの唄」など懐かしの名曲を聴かせた「麗しの歌のメリーゴーランド」 [ライブ]

◆再びフェイスブックでライブ動画の同時配信をー。
歌手の青木美香子が2020年12月20日、大阪・阿倍野区のあべのハルカス近鉄本店ウイング館9階にあるスペース9で開いたライブ「青木美香子 麗しの歌のメリーゴーランド」を、フェイスブックのライブ配信機能を使って、同時配信を行った。

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青木美香子


 配信の依頼を受けて出向いた。こじんまりとしたそこは、席と席の間を開けながら、それでも会場いっぱいの人気ぶりである。
 2日前の18日に放送されたNHKの連続テレビ小説「おちょやん」に、青木が出演して、「カチューシャの唄」を歌った、という話題性もあったのか、詰めかけた人たちは彼女の歌声を聴こうと、開演を待ち構えていた。

 期待を裏切らず、オープニングは「カチューシャの唄」であった。テレビと同様に、優しくて透き通るような声は観客を惹きつけた。
 ライブを共同企画しているちんどん通信社の林幸治郎社長は「放送されたシーンは何度も撮り直しがありました。主人公の気持ちを入れて歌ってとか、シーンに合わせて息を引いてーなど、何度も何度も注文が飛んできました」と、舞台裏を明かした。

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バイオリニストの入山ひとみも応援演奏(左)

 青木も「もう最後にはどのように歌って良いのか分からなくなり、頭の中を無にして歌ったところ、<いいね>が出ました」と、大変だった当時の模様を振り返っていた。

 この場面の主人公は人気の舞台女優から、まだ海の物とも山の物ともつかない映画女優への転身を会社から求められて、不安を抱いて大阪を去っていく井川遥演じる高城百合子である。
 その心理状態に別れの哀しさを歌う「カチューシャの唄」が、ピッタリとハマっていた。視聴者の目は自然と井川に集中するが、歌の主はチンドン屋に扮した青木美香子であった。

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 続いてライブでは懐かしいテレビドラマや映画音楽の中から、ジャズアレンジした「街の灯り」「キャバレー」を聴かせた。
 青木のライブではこうした原曲をアレンジして聴かせることが多い。この日は都はるみの演歌「北の宿から」をラテン風にアレンジして披露した。「べサメムーチョ」のイントロを加えるなど、初めての試みも見せた。

 東京から招いたというバイオリニスト、入山ひとみが「A列車で行こう」を演奏してみせるシーンもあった。

 三脚に取り付けたiPhoneを使ったライブ配信は、今年3月から何度も行ってきたが、カメラはほぼ固定させて撮った。そんな撮影も40分余りで終わりを迎えた。
 ラスト3曲は、彼女が大阪・南大江地区を応援する詞を書いたという4年前の楽曲「心のふるさと南大江」からと、明るく未来に向かって進みたいという想いを込めた「トゥモロー」、エンディングは「ホワイトクリスマス」といった具合。

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 この日、3回の公演をこなした青木は「大阪が元の元気な街に戻ってくれるように願います」と、想いを伝えていた。




[青木美香子 オフィシャルサイト]
http://aokimikako.com/








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