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人生、何時でもやり直しが出来る 「ウヰスキー」「もう一度」 いま再び注目される2曲 [インタビュー]

◆新型コロナコロナウイルスが国内で蔓延するようになって約1年。大阪府では2度目の非常事態宣言が出され、人々の仕事や生活は大きく制約を受け、仕事を失うケースも少なくもない。耐えてきた人たちの中からも、今にも心が折れそう、といった声も聞かれる。そんな鬱屈とした中で勇気を与えてくれる歌が注目を集めている。


 ♪ 振り回されて きたけれど 〜 人生は やり直しが きくのよ 〜 いいこと あるって 思わなきゃ 〜
 ホリデージャパンの歌手、木下結子が2012年に日本クラウン移籍第1弾として出した「ウヰスキー」(作詞・高畠じゅん子、作曲・浜圭介)の一節である。

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「ウヰスキー」が自分を励まし続けるという木下結子

 木下は日本コロムビアから「放されて」でデビューし、その5年後に「ノラ」を出している。それは今なお、カラオケの人気曲として愛唱されている彼女の代表曲である。
 その後はヒット曲にも恵まれず、地元大阪に帰って8年間も新曲を出さずにいたが、そんな時に出したのが「ウヰスキー」なのである。

 木下にとってはまさに「人生のやり直し」であった。その後、日本クラウンから5枚のシングルを出すなど、再スタートを切るきっかけを掴んだ1枚であった。
 定期的に開くライブやディナーショーでも、「ウヰスキー」は必ず歌う曲として定着している。

 自らを励ます応援歌のように「人生はいつでもやり直しが効くとの思いで歌っています」といい、今なお多くの人に歌われ始めているなど、新たな代表曲にもなる気配である。


 「裏窓」(2007年)や「涙のラブバラード」(2010年)で知られる、関西を中心に活動する歌手、松浦ゆみ(ウェブクウ)。全国的には知名度は低いものの、その歌唱力の高さは高く評価され、多くのファンに支えられている。
 その彼女のデビュー曲「もう一度」(2000年)は、発売後20年が経つが、悲しみに打ちひしがれる人たちの応援歌として、依然として人気が高い。

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20年前のデビュー曲がたくさんの人に勇気を与えるという松浦ゆみ

 ♪ もう一度 もう一度 やってみましょう 大切なもの それは未来よ 失うものが多くても 〜 この詞は6代目桂文枝が、まだ桂三枝の時代に書いたものである。曲は奥村英夫が書いている。

 この楽曲は発売の 5年前、阪神淡路大震災で被災した人たちや、身近な人たちを亡くした人たちの心を支えることにもなった。今また、新型コロナウイルスの影響で倒産したり、解雇されたりして悲嘆にくれる人も少なくない中で、再起へ向けて立ち上がる人を勇気づける歌としても注目されているのである。


[木下結子 ホリデージャパン]
http://www.holiday-japan.co.jp/artist_kinoshita_yuiko.html
[松浦ゆみ ウェブクウ]
http://www.webkoo.co.jp/j-songs/ma/matsuura-yumi/








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