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塩乃華織、「喝采」など中村泰士たちを偲んで歌った 第26回 塩乃華織ワンマンライブ2021  大阪・umedaTRAD [ライブ]

◆日本クラウンの歌手、塩乃華織がほぼ2ヶ月に1度行っているワンマンライブが、2021年2月18日、大阪市内のライブハウス・umedaTRADで今年初めて開かれた。昨年亡くなった作詞・作曲家たちの楽曲に挑戦して偲ぶとともに、最新曲「七尾線」などオリジナル曲を含めた全12曲を聴かせた。中でも親交が深かった中村泰士については、彼の作品「喝采」(ちあきなおみ)に挑戦。塩乃は「生前、先生のレッスンを受けたかった楽曲でしたが、これから成長する(わたしの)姿を(天国の)先生に見てもらいたい」と、話していた。

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「喝采」にも挑戦した塩乃華織


 2015年から始めた塩乃華織ワンマンライブは、今月で26回目になった。久しぶりに昼夜2回公演で行った。
 毎回、テーマに沿った選曲をしているが、今回は亡き音楽の大先輩たちを偲ぶ、として「人形の家」(なかにし礼作詞、弘田三枝子歌唱)「さらば恋人」(筒美京平作詞、堺正章歌唱)「石狩挽歌」(なかにし礼作詞、北原ミレイ歌唱)を歌い、中村泰士作品からは「喝采」「今は幸せかい」(佐川満男)「それぞれの北新地」(塩乃華織)にチャレンジした。

 「筒美、なかにし両先生にはお会いすることは出来ませんでしたが、中村先生とはラジオ番組やステージを通じて、中村ファミリーとしてお付き合いさせて頂き、思い出も沢山あります」と振り返っていた。

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中村泰士が書いた「それぞれの北新地」はレッスンで何度も叱られたという

 中でも大阪・北新地の応援歌として中村が作った「それぞれの北新地」は、ディーン・マーチンが歌った「誰かが誰かを愛してる」( Everybody Loves Somebody)をイメージして作ったといわれ、当初から塩乃に歌わせることを想定していたという。

 「何度も練習しましたが、その都度、オッサンの演歌になっとる、と厳しく注意された思い出があります」と塩乃。

 この楽曲のCDは市販されずに、関係者に配られた限定盤であったことから、今ではステージで塩乃の生歌を聴くしかない、といった幻の作品である。
 デビュー以来、塩乃が歌う楽曲の多くは、悲しく切ない恋の歌である。その中にあって「それぞれのーー」は、数少ない心が温かくなる作品とされている。

 ライブでは昼夜ともに歌い、夜の部ではアンコールに応えて、明るく情感たっぷりに聴かせていた。

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今、ステージに立てる幸せをかみしめて歌う

 塩乃は「今、多くのイベントが中止になっているだけに、こうしてステージに立てるのは幸せです。これからも素敵な場所で歌い、皆さんと明るい未来を盛り上げていきたいです」と、笑顔で話しかけていた。

 次回、第27回ワンマンライブは4月7日、umedaTRADで昼夜2回公演が予定されている。


[塩乃華織 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/shionokaori/
[塩乃華織 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/shiono/whats.html








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