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三山ひろし、「元禄名槍譜 俵星玄蕃」などを歌う<ひとり忠臣蔵>から オリジナル曲まで コンサートみやまつり 大阪・新歌舞伎座 [コンサート]

三山ひろし(日本クラウン)が2021年3月17日から同21日まで、大阪・上六の新歌舞伎座で、忠臣蔵を歌とひとり芝居で演じる<ひとり忠臣蔵>とオリジナル曲などの歌謡ショーからなる「コンサートみやまつり 2021」を開いた。

三山ひろしコンサートみやまつり2021.jpg


 歌謡ショーと休憩をはさんでのひとり芝居の、2部に分かれての今回のみやまつり。ひとり芝居の題目は忠臣蔵。浅野内匠頭の江戸城松の廊下での刃傷沙汰から、赤穂浪士による本所松坂町の吉良上野介邸への討ち入りまでを、「元禄花の兄弟 赤垣源蔵」「長編歌謡浪曲 その夜の上杉綱憲」「元禄名槍譜 俵星玄蕃」など、三波春夫の歌謡浪曲の代表曲を聴かせた。

 「三波春夫さんの息女、美夕紀さんとの出会いが、忠臣蔵へと向かわせるきっかけでした」と三山は、松の廊下のシーンでは内匠頭と上野介の2役を演じ分ける熱演。

 ラストの「ーー 俵星玄蕃」では、客席から手拍子、そして大きな拍手へと変わった。ここ数年の歌・表現の上達もあったのであろう、女性客のひとりは思わず「すごいね」と、満足し切った感想を洩らしていた。

 これより先、1部の歌謡ショーでは、オープニングの「北のおんな町」から2009年のデビュー曲「人恋酒場」「男のうそ」「女に生まれて」、そして今までにNHK紅白歌合戦で歌った「お岩木山」「四万十川」と、オリジナル曲を連発。
 さらに三山ヒロシの名前で歌ったポップス「その名もコノハナサクヤヒメ」は、バックダンサーによる踊りも交えての演出。

 三山は25歳で故郷、高知県から上京し、作曲家の中村典正に師事。師匠の身の回りの世話や運転手などをしながらデビューを目指した。
 その中村が手がけたヒット曲の中から、鳥羽一郎が歌った「男の港」などをカバー。「師匠は今年3回忌になりますが、その歌を継承して一生懸命に歌っていきたい」と決意を表し、フィナーレでは「また新歌舞伎座でお会いしましょう」と、笑顔で観客に呼びかけていた。


[三山ひろし オフィシャルサイト]
http://h-miyama.migan.co.jp/
[新歌舞伎座]
https://www.shinkabukiza.co.jp/








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