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石原詢子 新ジャンルに挑戦 「ただそばにいてくれて」 コロナだからこそ生まれたメッセージソング [インタビュー]

◆ソニー・ミュージックダイレクトの歌手、石原詢子が王道演歌からポップスに挑戦。衣装は洋服、ヘアスタイルもショートカットにした。44枚目のシングルにして初めて、イメージを大胆なまでに一新して、2021年5月19日に出した新曲は、シンガーソングライターの古内東子の作詞・作曲による「ただそばにいてくれて」。新型コロナ騒動の最中だからこそ、周りの人たちに「ありがとう」の気持ちを届けたいーと生まれた。「売れると思います」。石原は自信をみなぎらせている。

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新曲でありがとうの想いを届ける


石原詢子・ただそばにいてくれて.jpg 当初は 今作も王道演歌で出す企画もあったという。この方がCDの販売枚数など数字が読めるからである。しかし彼女の胸の内では、このところ「若い世代にも幅広くシンガー石原詢子を知ってもらいたい」といった想いが年々大きくなっていた。
 もちろん演歌は彼女の基本だが、それだけにこだわることなく、色んなジャンルの歌を歌っていきたいと思っていたのである。

 それに選んだのがシンガーソングライター、古内東子であった。書き下ろしを依頼。出来上がったのが「ただそばにいてくれて」であった。演歌ではなく、ポップスである。

 石原がCBSソニーからデビューしたのは1988年10月であった。演歌のアイドル「エンドル」として、デビュー曲「ホレました」をミニスカートで歌っていた。デビュー2作目までは衣装は洋服であったが、3作目以降から前作までは着物で、王道演歌の歌手で通してきた。

 それが今年、180度大きく転換して、今度は演歌からポップスへと変えた。
 新型コロナ騒動で「歌った日を数えた方が早い」というほどに、仕事もない日常が続いている。それだからこそ「今できることをやろう」と取り組んだのが今回の新曲だったのである。

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テレビ収録で新曲を披露する石原詢子

 石原が大好きな歌を数多く書いている古内東子に、迷いなく作詞作曲を依頼した。ラブソングの教祖とも言われるシンガーソングライターの古内は「女性が共感出来る歌を数多く書いている人です」と石原はいう。メロディーは違っても、歌詞は石原が歌ってきた演歌と通じるものがあるとも。

 石原は古内と去年の暮れに会った。混沌とした今だからこそ、届けたい「ありがとう」の気持ちをテーマにしたいーーなど、新曲への想いを話しあった。普段から古内の歌を数多く聴いていた石原にとっては、同じ年代の女性として、同じ目線で作ってもらえると意を強くした。

 作品は約束した1ヶ月で仕上がってきた。
 発売2日前にテレビ収録のために来阪して、新曲を披露した彼女に、自信の程を訊ねた。
 「売れると思います。今まで演歌に興味を持っていなかった人たちが、この歌をきっかけに石原詢子に関心を示してくれるとうれしいですね」

 新たなジャンルの楽曲へ挑戦するデビュー33年目の石原は、いつになく真剣な眼差しで強い自信を示していた。





[石原詢子 オフィシャルサイト]
https://junko-ishihara.com/
[石原詢子 ソニー・ミュージックダイレクト]
https://www.sonymusic.co.jp/artist/JunkoIshihara/








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