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石原詢子、アコースティックライブツアー 大阪からスタート 歌える喜びを<ありがとう>のメッセージに込めて 初のピアノの弾き語りも [ライブ]

◆歌手石原詢子(ソニーミュージック)が、「いま届けたい〜ありがとう〜」をサブタイトルに初のアコースティックライブツアーの第1弾を2021年10月14日、大阪・堂山のライブハウス、バナナホールで開いた。新型コロナの影響で2年近くも歌うことができない状況が続いてきたが、今年5月に出した新曲「ただそばにいてくれて」(作詞/作曲・古内東子)が大切な人への<ありがとう>の気持ちを伝えるメッセージソングであることから、それをファンにも伝えようと、発売当初から開催を計画していた。大阪会場の後は岐阜市、東京都の2ヶ所でも開催することになっている。

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ありがとうのメッセージを伝える新曲「ただそばにいてくれて」


 石原詢子の33年の歌手生活の中でも初めてというアコースティックライブであった。しかもコロナ下でのライブハウスでの開催は、スタッフの間でも感染への心配はあった。それでも歌うことができない今こそ、「自分たちで歌う場所を作っていかなければ、何も始まらない」と、1988年10月21日「ホレました」でCBSソニーからデビューした、そのデビュー記念日に合わせ、万全の態勢での開催を決めた。

 カントリーソングを含む全12曲を歌ったライブは、新曲「ただそばにいてくれて」が持つメッセージである、ありがとうの気持ちを、歌える喜びと重ねて届けたいという想いが込められていた。
 しかも演歌歌手のイメージが強い石原ではあるが、新曲がそれを一新させるポップス調の楽曲であることもあって、ジャンルにとらわれない今まで彼女が歌いたかった様々な作品を選曲した。

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初めて披露する楽曲から洋楽まで幅広いジャンルを聴かせた

 オープニングで聴かせたのは、公の場所では初披露という「予感」。自身が出演したラジオ番組のエンディングで流したり、アルバムに収録していたが、この日が観客の前で歌う初めての日であった。ポップな曲調には、今作のラブソング「ただそばにいてくれて」に通じる優しさがあふれていた。
 2曲目は「夜汽車」。「三日月情話」(1994年)のカップリング曲で、「予感」と同じ岡田冨美子の作詞である。メイン曲に隠れて、やはり歌うことの少なかった、石原の大好きな1曲でもある。

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まだまだ挑戦し続ける意欲を見せた

 極め付けは50歳を迎えてから始めたというピアノによる弾き語り。新曲のカップリング曲の「ひと粒」を披露し、会場からは温かい拍手が送られていた。楽器を演奏できる人を尊敬します、と言って弾き終えた石原は「ピアノも大阪では初披露でしたが、いつも前向きで、上を向いて進んでいきたい」と話していた。

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ピアノ弾き語りも初披露

 開催地でのライブならではの趣向も凝らし、大阪会場では、どれも欠かせない大阪の歌を4曲用意した。やっぱり演歌ファンに応えなければーと、聴かせた1曲が、誰もが知る「宗右衛門町ブルース」。会場も和やかなムードに包まれ、石原の表情も自然と笑顔になっていた。

 ラストはアンコールに応えて「ひとり酔いたくて」「逢いたい、今すぐあなたに…。」を歌って、10月24日の岐阜会場(club−G)へとつなげた。11月5日には東京・吉祥寺(スターバインズカフェ)でも開く。

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新しくしたじゅんこTシャツを着てアンコールに応える

 無事、ライブを終えた石原は「間もなくデビュー34年目に入りますが、演歌をベースに様々なジャンルを歌うアーティストを目指したい。すべての皆さんに、ありがとうを伝えられように、この新曲を歌っていきたい」と話し、今後も60〜70年代の歌を盛り込んだアコースティックライブの定期的な開催にも強い意欲を見せていた。

写真の無断使用はお断りします。


[石原詢子 オフィシャルサイト]
https://www.junko-ishihara.com/
[石原詢子 ソニーミュージック]
https://www.sonymusic.co.jp/artist/JunkoIshihara/








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