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第11回歌を歩く 古代のロマンにひたった 仁徳天皇陵古墳をはじめ百舌鳥古墳群周辺をウオーキング [イベント]

「歌を歩く」のメンバーは2021年10月16日、大阪・堺市にある百舌鳥古墳群を歩いた。10月も中旬だというのに予想外の暑さは足取りを重くしたが、世界最大級の墳墓である仁徳天皇陵古墳をはじめ、次々と見る古墳群に古代史のロマンに想いを馳せた。

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仁徳天皇陵古墳の正門
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外堀


 去年7月にキングレコードの歌手、水城なつみさんが歌った「きぬかけの路」の舞台となった京都・きぬかけの路を歩いた第1回目から、今回で11回目になる「歌を歩く」は、初めて歌とは無縁の地を選び、とりわけ古墳という古代の巨大建造物が持つ魅力に目を向けた。

 JR天王寺駅に午前10時に集合したメンバーは、仁徳天皇陵古墳の最寄駅であるJR阪和線の百舌鳥駅に降り、10分程度を歩いて正面鳥居に着いた。途中、メンバーの1人、Uさんは突然陸橋を昇り始めたが、この上からは古墳の全貌を見ることができるという。
 正面鳥居前ではボランティアの観光案内人さんから、巨大な墳墓の説明を聞き、全周約2.8キロという古墳の周囲を巡る遊歩度を歩く。

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仁徳天皇陵古墳に隣接する大仙公園で

 この墳墓は外堀、中堀、内堀と3重の堀で囲まれている。まるで大きな城のようでもある。神戸市垂水区にある五色塚古墳に見られるように、建造当時は墳墓は木々に覆われることもなく、港に入ってきた外国船に大和の国の強大さを示すモニュメントの役割を果たしたのであろう、と案内人さんは説明してくれた。

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履中古墳
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いたすけ古墳
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陪冢と呼ばれるひとつの茶山古墳

 履中天皇陵古墳、百舌鳥古墳群のほぼ中央にあるいたすけ古墳といった、百舌鳥古墳群の代表的な古墳と共に、仁徳天皇陵古墳の周辺には、宮内庁が管理するものだけでも茶山古墳など12基があるという陪冢(ばいちょう)と呼ばれる小さな古墳が点在している。ここは仁徳天皇の近親者や従者を葬ったものだという。

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大阪府立女子大の跡

 仁徳天皇陵古墳の周りは住宅が立ち並んでいた。かつてここにあった大阪府立女子大学は、既に大阪府立大学に統合されてしまい、女子大生の華やいだ声もどこかに消えて、草むらの中にキャンパス跡の石碑を残すのみとなっていた。
 料亭だった和風家屋を利用したレストラン前では、ステーキランチ3000円といった看板に目を引かれながら、我慢して1周を歩きり終えて昼食休憩を取ったのは、こふん前cafeいろはというカフェであった。ここで100時間カレーを食べた。

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仁徳天皇陵古墳・こふん前CAFE サンドイッチ.jpg
仁徳天皇陵古墳・100時間カレー.jpg

 この日の歩行距離は約11.5キロ、歩数は約1万8500歩と少なめであったが、暑さで熱中症の一歩手前であったかもしれない、それほどの疲労感があった。こうしたメンバーがいる中でも、「歩き足りない」という声もあって、最終のご苦労さん会の会場としたJR最寄駅の1駅手前の駅で降りて歩くことにした。

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 そのおかげもあって、うどんや風一夜薬という本社店舗に行き当たり、明治の頃、うどん屋で漢方の風邪薬を売り始めたのが、社名・店舗名の始まりだということも知ることができた。

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最後の<古墳>はご苦労さん会で食べたお好み焼きだった





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