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入山アキ子、大阪で初のワンマンライブ「アコースティック オトコウタライブ」 癒しの歌声で聴衆を魅了 ホテルニューオーサカ心斎橋 [ライブ]

◆力みのないまろやかな癒しの歌声が会場に流れる。テイチクエンタテインメントの歌手、入山アキ子が2022年8月7日、大阪・西心斎橋のニューオーサカホテル心斎橋のライブスペースADUSTAMで開いた、大阪で初のワンマンライブ「アコースティック オトコウタライブ」である。オリジナル曲のほか、ピアノ伴奏による男歌のカバーといった構成は、彼女が今年、全国50ヶ所での開催を目指している新たな試みである。大きな拍手が送られて、アンコールも起こるほどの人気に、12月の2回目開催を決めさせたほどである。

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大阪で初めてのワンマンライブを開いた入山アキ子


 今年から<strong>入山アキ子は生ピアノで石原裕次郎や沢田研二などの男歌を歌うというアコースティックオトコウタライブを始めている。今回で21回目。大阪では初めて開き、「嫁に来ないか」(新沼謙治)「釜山港に帰れ」(チョー・ヨンピル)「北の旅人」(石原裕次郎)「見上げてごらん夜の星を」(坂本九)の5曲を、フリーのピアニストの木谷悦也の演奏で聴かせた。

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ピアノ演奏でオトコウタを歌う入山

 とりわけ「嫁に来ないか」は、キャンディーズやテレサテンなど数多くのヒット歌手を育てた名プロデュサーで、今は入山アキ子をプロデュースし、オトコウタライブの選曲もする音楽プロデューサーの松崎澄夫(エフミュージック代表取締役)が「彼女にピッタリ」と絶賛した1曲である。
 その松崎は入山が男歌をピアノ演奏で歌うことに「彼女の声で男歌を聴く人が、それぞれに歌の新たな世界を感じてもらえるのが良いところ」と語っている。

 13年勤めた看護師の道を捨て、歌手デビューして15年になる入山は、高校時代はアナウンサーを志望していたと言うだけに、その声の心地よさは多くが認めるところで、毎夜YouTubeで配信する「入山アキ子のつれづれ日記」は、聴く人を眠りに誘うかのような声で語りかける。それが今、歌に重なり合っているのである。

 大阪でのオトコウタライブでは、最新曲の「人生七曲り」まで、オリジナル曲も存分に聴かせてくれた。
 オープニングでは「悪女の季節」のカップリング曲「大事な人だから」。この日集まった人たちも「大事な人ばかり」という入山は、この曲が売れなかったら看護師に戻るはずだったと、分岐点となった作品「ザンザ岬」へと続けた。

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癒しの声が心地よく響いた

 この日選んだオリジナル曲はどれも、自身にとって記念すべきものばかり。
 「知床岬」は10周年記念曲であったし、「みだれ舞い」は2019年日本作曲家協会音楽祭での奨励賞受賞曲。関西を舞台にしたのは「紀淡海峡」で、「女・なみだ酒」はNHKテレビで初めて歌った(2015年)楽曲。

 クライマックスは新曲の「人生七曲り」とカップリングのノリのいい「義理と人情と愛をのせて」。いずれも自身の人生を重ね合わせるかのような歌詞と穂口雄右のメロディー、入山の癒しの声が観客を魅了した。
 そしてアンコールでは入山の地元、山口県美祢市を舞台にした「秋芳洞哀歌」を歌うなど、全編にわたって優しさを届けたライブであった。

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次回のライブは12月18日

 入山は「最後まで楽しく歌わせてもらいました。あと29回、頑張ります」と話し、大阪では12月18日に再度、同じ会場でワンマンライブを開く。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[入山アキ子 オフィシャルサイト]
https://xn--cckwa042wikihmb.jp/
[入山アキ子 テイチクエンタテインメント]
https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/iriyama/








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