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Monet、絵本「ながれぼしへのねがい」を自費出版  命の大切さを呼びかける [新刊案内]

◆歌手で動物愛護活動を続けていることでも知られているMonet(モネ)がこのほど、保護犬や保護猫の殺処分の廃止を呼びかけるとともに、命の大切さを訴える絵本「ながれぼしへのねがい」(ゆめのかたち、1800円・税別)を出版。同書に収載されたQRコードからは、彼女が歌う同名の楽曲をダウンロードすることもできる。Monetは「動物の命も人と同じように大切なものです。どうすればその命を守れるか、絵本を通じて家族と一緒に考えてみませんか」と、話している。

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Monet(写真下)と出版した絵本「ながれぼしへのねがい」と同名のCD
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 ある日、パパとママに連れられて保健所からやって来た保護犬の「モネちゃん」。飼い主に捨てられ、保健所に収容されていたモネちゃんは、あと幾日で殺処分されてしまう運命にあった、そんな恐怖の中で過ごしていたから、人間が信じられなくなってしまっていた。

 だからやって来た当初は一家に馴染めなかったけれど、少しずつ家族になってゆく。何年か楽しい毎日を過ごしたけれど、年老いたモネちゃんは天国に旅立ち、星になってしまう。
 「僕は星を見るたびに思うのです。動物も人間も命の大切さは同じだ」と、星に願って絵本は終わる。

 Monetが初めて書いた絵本である。彼女が保護犬や猫の殺処分をなくそうと活動を始めたのは学生時代からだった。

 動物を殺傷したり捨てることは犯罪であるなど、動物愛護の考えが少しずつ世間に浸透して、最近では殺処分も減りつつあるとはいうものの、まだまだなくなりはしていない。それだけに「処分されていい命など、どこにもありません」と、Monetは言い続ける。
 小さな子どもたちに、人間が動物たちと一緒に暮らす優しい気持ちを育んでもらいたいという想いが、絵本と歌になった。

 保護犬・猫の殺処分は今でも年間約3万頭も行われているといわれている。引っ越しや飼っていたペットが大きくなり過ぎたとか、老犬になって看取りが辛いーなど、さまざまな理由から保健所に持ち込まれ、引き取り手がない場合は殺処分されてしまう。

 一方でコロナ下の社会では、ペット需要が急増しているともいわれている。テレワークや自粛生活が長く続いて、寂しさを紛らわせたいなどを理由に、ペットを購入する人が増えている。ペットショップでのペットの売り上げもコロナ以前の2倍にもなっているという。

 しかし、「思ったよりお金がかかる」「ペットがなつかない」「世話が面倒」といった理由で飼育を放棄する人も増え、それが保護犬・猫の増加に繋がっているのである。
 殺処分される犬や猫は、「ガス室で苦しみもがいて死んでいきます。信じがたい現実です」と、Monetは殺処分ゼロを訴え続けている。

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小さな命を大切にしてーと呼びかけるMonet

 彼女は今、犬9匹と猫4匹の保護犬・猫の世話をして里親を探している。いずれも保護したものばかりである。
 歌手のかたわら、家族に捨てられ行き場をなくした犬や猫、ペットショップでの繁殖をリタイヤした犬や猫の里親を見つける活動をする。

 Monetは絵本で「人間が犬や猫を捨てることなく、大切に飼育すれば殺処分は必要ありません。どの子の命も宇宙にたった一つの大切な命です。不幸な犬や猫をこれ以上増やさないようにしましょう」と訴える。








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