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一条貫太、フォークタッチな「でっかい東京」 新たなタイプへのチャレンジ [インタビュー]

◆数多い若手歌手の中でも歌唱力の高さが、ひと際評価されているデビュー5年目の一条貫太(日本クラウン)。今まで演歌・歌謡曲を多く歌ってきたが、2022年7月に出した新曲「でっかい東京」では、「グループサウンズのようなノリのある作品で、テンポ感・メロディーともに今までのモノと全然違っています」というほど、彼にとっては全く新たなタイプの歌であった。

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新たなフォークタッチの歌に挑戦する一条貫太


 新曲「でっかい東京」のキャンペーンで大阪を訪れた一条貫太は、大阪府内でインストアライブなどを丹念にこなした。来阪は今年1月に前作を発売した時以来だったという。10月に開かれた大阪発流行歌ライブでは、前回と同様に新曲を聴かせた。
 「大勢の方に歌を聴いてもらい嬉しかったです」と、感想を話していた。

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 「でっかい東京」はフォークタッチの作品である。ギターの弾き語りという、彼にとっては初めてのスタイルにも挑戦している。
 元々、中学時代からバンドマンであった父親と、一条のギターとピアノやベースとのセッションを家庭で楽しんでいたし、デビュー後のコンサートではギターの弾き語りを見せたこともあった。

 「フォークソングは昔から歌っていましたが、デビューしてからは演歌ばかりで、今度の新曲は全く新しいタイプの歌ですし、どのように歌ったらいいのか、迷いもありました。ディレクターや宮下健治先生からは大きく歌ってと言われました」

 8月に東京で、9月には埼玉でソロコンサートを開いているが、今までのオリジナル曲を歌う中に、「でっかい東京」を組み入れることで、「コンサートにメリハリがつくようになりました」といい、衣装も白いジャケットに替えて清々しいイメージを強調している。
 大阪でのコンサート・ライブの開催にも意欲を見せていた。

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大阪発流行歌ライブで歌う一条

 コロナ下にあって、時間ができた事もあるが、勉強を兼ねて野口五郎、沢田研二、玉置浩二をはじめ、多くのコンサートを観に行くことが増えたという。10月に開かれた大阪発流行歌ライブでも、先輩歌手の半田浩二のステージを舞台袖から真剣なまなざしで見つめていた。
 「半田さんの息子さんと僕は同級生らしいですが、先輩のステージを見ることで、歌はもちろんですが、ステージングの押し引きをはじめ多くのことを勉強することが出来ます」

 新曲「でっかい東京」と同時発売しているのが、デビュー曲「ふたりの始発駅」から前作の「旅路の先に」まで、表題曲とカップリング曲の全て14曲を収めたアルバム「一条貫太 シングルコレクション」。ファンにとって垂涎の1枚であることに違いない。



 デビューして大半はコロナの時代であったが、常に一条貫太は「出来ることを一つひとつをやって行く事を大切にしてきました。先輩歌手や自分よりも若い人たちも多い中、自分の色を出して行きたいです」と、前を見続けている。
 彼にとっての自分らしさとは何かを訊いてみた。
 「古き良き昭和の懐かしい歌を、飾る事なく素直な気持ちで発信していくこと」
 と言い切った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[一条貫太 オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/ichijyoKanta/top.html
[一条貫太 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/ichijo/news?ima=4152&ct=ryuko








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