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大阪発流行歌ライブ、300回開催を記念して長保らクラウン4歌手のスペシャルデー [ライブ]

大阪発流行歌ライブ(主催・浪花演歌倶楽部実行委員会)が2022年10月19日に開催した公演で第300回目を迎えた。関西の演歌文化を育てようと、1995年にレコード店やレコード会社、マスコミなどから集まった14人のメンバーが中心となってスタートしたのが始まり。記念のこの日は先着200人の来場者にフォトフレームがプレゼントされた。

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第300回大阪発流行歌ライブの出演者たち
左から大川ゆり、瀬口侑希、長保有紀、五条哲也


 300回を記念した公演は日本クラウンスペシャルとして長保有紀、瀬口侑希、五条哲也、大川ゆりといったクラウンレコード所属の歌手4人が出演した。


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長保有紀

 デビュー37年のベテラン、長保有紀はブルース演歌や旅情演歌など6曲を歌ったが、「歌の主人公はいずれもさまざまで、そんな違った女性が登場する作品を集めてみました」と、それを歌い分けて観客を楽しませた。

 まずは格好いい年下の彼氏を持つ女性が登場する「思い出に抱かれて」。「オモロい女を歌った」(長保)のが、3曲目の「鬼さんこちら」。前作の「あの頃私若かった」は、長保がはずきのペンネームで作詞をした作品で、「私の元カレのことを思い出しながら書いた」もので、すでにはずき名で書いた作品は「20曲近い」というほど。

 そして最後に歌ったのは9月に出したばかりの新曲「北国街道」(作詞・日野浦かなで、作曲・宮下健治)である。信州から越後へ通じる北国街道の情景を描きながら、以前の笑顔が忘れられない未練な女が主人公である。


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瀬口侑希

 デビュー22年目の瀬口侑希は、このライブに出演するのは約10年ぶりという。1曲目は歌手大川栄策が筑紫竜平のペンネームで作曲している「片恋しぐれ」で、2曲目は「おけさ恋歌」

 「この2年は(新たな作品をもらったり)コロナでほとんど歌う機会がなかったりでしたが、私にとってはチャレンジの年だったと思っています」
 と話す瀬口は自身のアルバムの中から江利チエミの「テネシーワルツ」をカバーして、「ジャズにもチャレンジして表現力を高めていきたい」と意欲を示す。

 新曲「誘惑のスキャンダル」(作詞・かず翼、作曲・徳久広司)は、前作に続いて、衣装にドレスを選んでの大人の歌謡曲。禁断の恋に燃え上がる大人の女性の恋心を軽快に歌った。


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五条哲也

 五条哲也は、今、たくさんの人に歌われ始めているという新曲「大阪グッバイ」など5曲を歌った。
 1曲目の「ほたる川」からてっちゃんコールを受けながら、目を細めてファンに応えていた。

 18歳で故郷の京都を離れて、東京で歌手を目指し、2007年に「さすらいおはら節」で念願の歌手デビューを果たす。高校時代までラグビーで鍛えた根性は人一倍。
 新曲の「大阪グッバイ」(作詞・松井五郎、作曲・浜圭介)は初めて大阪を舞台にした作品で、「独特のメロディーラインの楽曲で、最初は歌い始めが難しくて苦労しました」と五条。


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大川ゆり

 大川ゆりは2度目の出演で、この日ただ1人の着物姿。「緊張しています」と話していたが、多くのファンの応援もあって「浪花のいい女」から新曲の「花結び」まで5曲を歌い切った。

 鹿児島県種子島生まれで、世界遺産に登録されている屋久島で育ち、18歳で大阪へ。デビュー21年目である。
 新曲の「花結び」は作詞が麻こよみ、作曲は岡千秋による作品。水引きの花結びにかけて「夫婦は何度でも結び直しができる」という優しい夫婦演歌。


 4人は節目の300回という記念ライブに出演できて感激。通常は認められていない写真撮影に終演後に応じるなどのサービスぶりを見せていた。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








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