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田浦高志(フリーボード) アルバム「魂情演歌 〜涙の酒〜 」発売記念ライブ開く 大阪・ロイヤルホース [ライブ]

◆かつて大阪・西成の飲み屋を流して歩いていた、今は浪花の演歌師と呼ばれる田浦高志が、初のアルバムCD「魂情演歌 〜涙の酒〜 」の発売記念ライブを2022年11月10日、大阪・梅田のライブハウス、ロイヤルホースで関西発歌謡曲応援の会の特別バージョンとして開き、収録曲の中から、ちんどん芸を極める大阪・ちんどん通信社の創業者林幸治郎さんを歌ったオリジナル曲「浪花ちんどん物語」など17曲を歌った。

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浪花の演歌師・田浦高志 決して歌手ではありませんが信条


 アルバムは10月26日にフリーボードから発売。サブタイトルにもなっている「涙の酒」(大木伸夫)から「ああ上野駅」(井沢八郎)「カラオケ流し」(三ツ橋けんじ)など10曲のカバー曲と、「北で逢った女」「浪花ちんどん物語」のオリジナル曲2曲、同カラオケの全17曲を収録している。

 田浦は3曲千円で客のリクエストなどに応えて、大阪市西成区の釜ヶ崎や飛田新地界隈を流して歩いていた。
それだけに「僕は歌手ではありません。店に儲けてもらわないと歌わせてもらえないので、客が1杯を飲むのであれば、2杯を飲まなければいけなかった。そこで声をぶつけるように歌ってきました」と、自らの歌をそう説明している。

17曲を熱唱

 この日のライブでは17曲をまさに〈ぶつける〉ように歌った。まずはアルバムには未収録ではあるが、美空ひばりの「悲しい酒」「ひばりの佐渡情話」「波止場だよお父っあん」の3曲から始めた。

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釜ヶ崎・飛田新地で歌ってきた元は流し


 ライブ後半では収録曲の中から、カバー曲10曲を1コーラスずつメドレーで披露した。いずれも酒場でも人気の懐かしい懐メロばかり。観客からも大きな拍手が送られていた。

 ラストソングは自ら作詞・作曲をしたオリジナル収録曲の中から「浪花ちんどん物語」を聴かせた。

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アルバムにはオリジナル曲2曲も

 これはちんどん屋のちんどん通信社(東西屋)の創業者で、現在も歌とちんどんのリーダーとしてライブ活動などを展開している林幸治郎さんを主人公にした作品。イントロには林の ♫ とざい とうざい 〜 の掛け声が入っている。

GSザ・ジェノバの山本吉明らゲスト歌唱も

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お祝いに駆け付けた共演者に囲まれた田浦高志(中央)

 ライブではまた、蘭花・生駒尚子・前田ひろみ・西村ナオミ・山本吉明のゲスト5人も出演。それぞれ最新曲など歌った。

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蘭花
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生駒尚子
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前田ひろみ

 蘭花は田浦が楽曲提供した「大阪港で待ってる女」生駒は父親で河内音頭の音頭取りだった故・生駒一作詞の「天雅の海へ」前田は小椋佳作詞・作曲の「母を想う そして私がいる」などを披露。

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山本吉明
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西村ナオミ

 また懐かしいグループサウンズのザ・ジェノバのボーカルとして活躍した山本吉明は、デビュー曲「サハリンの灯は消えず」(1968年)など、西村ナオミは病明けながらも迫力あるカバー曲を聴かせた。

※記事・写真の無断使用は固くお断りします。








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