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KANA(テイチクレコード)、来年はデビュー25年 存在感を高めたい [インタビュー]

◆先ごろコンサートツアーのファイナル公演を大阪で終えたばかりの歌手のKANAにインタビューした。来年は50歳という区切りの年、女性デュオとしてデビューして25年になるという。「そろそろ存在を示したい」と意欲をみせた。

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25周年に向けて意欲をみせるKANA


 熱気に満ちたファイナル公演は沢山の観客に満足と興奮を与えた。その主役を務めたKANAの感想は「延期延期で宙に浮いていただけに、終わってホッとしました」と、意外と淡々としていた。
 それでも「大好きな大阪の地で締めたかった」だけに、それを叶えることが出来た安堵感は大きいようだ。

 観客の多くが女性で占められていた。どうしてこうも女性から強い支持を得られるのだろうか。
 「学生時代からそうだったんですが、性格がサバサバとしていて裏表もなく、男っぽいから共感してくれる人が多いのでは」
 そんなKANAは同年代の女性にとっては、強い憧れと共に親近感を抱かせるようである。

 コンサートは歌って、語るというシンプルな形であった。
 「飾り気を削り取って、分かりやすさを1番にしました」

 2年前と今年のボーカルコンテストの優勝者との約束である、コンサートのステージで歌ってもらう事もコンサートでは実現できた。
 コンテストの入賞者は30人いたが、「私の歌は取り分けメロディーに詞をのせて歌うリズム感が重要になります。皆さん感覚の良い人が多かったです」と、難しい歌への挑戦を讃えていた。

 KANAの芸名でデビューしたのは2009年であった。数々の感動曲を送り出してきたが、2022年11月16日にリリースした新曲「午前0時のリフレイン」も好評だという。
 70年代後半から80年代にかけて流行ったシティポップのメロディーにのせた都会派サウンドが支持されている。
 「今、シティポップがブームなんですが、そこには今まで聴いて育ってきた音楽のテイストがあります」

 ファイナル公演で今年の区切りを付けた形だが、今年は彼女にとって自分を振り返る年だった、と述懐する。
 「これからどうすれば良いのか、改めて自分と向き合った1年でした。やりたい事が出来ない今まででしたが、とにかく前を向いて動き出すしかありません」
 しかも来年は50歳という節目の歳だし、音楽業界で活動を始めて25周年になる。
 それだけに「年齢的にも今まで身につけていた鎧が取れて、より自然になれる。業界での私の存在も、そろそろ業界で知れ渡ってもいいのではないか、と考えています」とも。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[KANA オフィシャルサイト]
http://pre-pro.co.jp/talent/kana/
[KANA テイチクエンタテインメント]
https://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kana/








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