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津吹みゆ、嵯峨野路に女の情念を燃やす  デビュー8年目の「おんなの嵯峨野路」 [インタビュー]

◆若いカップルや女性たちの人気が高い京都の西、嵯峨野。ここに生きる女が想い人への胸の内を届けてとばかりに心の声を響かせる。そんな恋物語「おんなの嵯峨野路」を日本クラウンの津吹みゆが歌っている。「等身大から少しお姉さんになりました」と、作品を通して成長している。

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「おんなの嵯峨野路」は津吹にとって11枚目のシングルになる


 津吹みゆは2022年9月に京都・嵯峨野でプライベート旅行を楽しんでいる。10月に発売する「おんなの嵯峨野路」のイメージを膨らませためのものであった。15年2月に18歳で日本クラウンから「会津・山の神」でデビューした彼女にとって、大好きな宝塚歌劇などがある関西は馴染みのある地である。

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デビュー8年目で初めて歌の舞台でイメージ作りに挑戦もした

 とりわけ京都は前作「壇ノ浦恋歌」(22年3月)が、滅亡した平家一門と女の熱い恋心を重ねて歌ったものであり、「おんなの嵯峨野路」に登場する祇王寺は、平清盛の寵愛を受けた祇王が清盛の心変わりで出家した尼寺である事であることからも、津吹はそこに今作の縁を見ている。

 この作品は津吹にとっては平家物語で繋がった女の情念シリーズの第2弾であったのである。
 「嵯峨野路を実際に歩くと景色が目に飛び込んできますが、それに伴って頭の中では自分の中で描いた物語の主人公が浮かんできました」

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 こうして歌の舞台になる土地を歩いたのはデビュー8年目で初めての事であった。
 津吹は「仕事で関西に何度も足を運んでいても、こうして現地へ行くことは難しかった。実際に自分の目でゆっくりと見る事で歌のイメージ作りをして、表現に役立てる事は出来ません」と話している。

 こうして歌う「おんなの嵯峨野路」は好調に推移している。発売1ヶ月後の11月29日にはNHK総合テレビで放送された「うたコン」に、ソロでは初の番組出演を果たしている。
 ♫ 指折り2年の歳月(としつき)は〜 で始まる「おんなのー」の冒頭の2行は歌う際に神経を使う箇所だという。
 「ここは所謂、語りの部分で、棒読みにならないようにボリュームを下げて歌っています。抑揚を付けて表現が求められるのてますが、胸にキューンと来て苦しくなるところでもあります」

 歌の3番のラストで祇王寺が登場する。そしてそこへつなげる歌詞が ♫ 風があなたの声になる 〜 である。
 「ここまて想いを燃やす相手がいるのは女性にとっては憧れでもありますね」
 津吹も嵯峨野の竹の道でそんな声を聞いたのかもしれない。


 記者は業界関係者たちと歌の舞台を訪ね歩くウォーキング会「歌を歩く」を主宰しているが、2023年1月にはこの「おんなの嵯峨野路」を取り上げ、祇王寺などを訪ね歩くことにしている。
 この時の模様は「Music news jp」でレポートすることになっている。



※写真・記事の無断使用はお断りします。


[津吹みゆ オフィシャルサイト]
http://www.crownmusic.co.jp/artist/tsubukiMiyu/top.html
[津吹みゆき 日本クラウン]
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/tsubuki/news








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