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葵かを里、3.1発売の新曲「吉野 千本桜」のMV撮影 忘れられない仕事 奈良・吉野

◆歌って舞う歌手、葵かを里(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が2023年1月12、13の両日、奈良県吉野町の吉水神社で、3月1日に発売する新曲「吉野 千本桜」のミュージックビデオ(MV)の撮影を行った。取材した12日は珍しく暖かい陽気で、周囲の山々の桜の木も早く咲きたいと待ち構えているかの様子。葵は「世界遺産にも登録されている吉野エリアでMVの撮影が出来たのは、19年目の歌手人生の中で忘れられない大切な出来事です」と話していた。

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写真・古の恋物語を現代のラブストーリーに重ねる


 吉野は一目千本や一目千年などと言われる桜の名所。古くは源義経と静御前の悲しい別れや、総勢5千人もの供ぞろえで吉野山を訪れた豊臣秀吉による大花見が催された事でも知られている。その吉野を舞台に葵かを里が発売するのが、その名もズバリ「吉野 千本桜」である。
 作詞は麻こよみ、作曲影山時則、編曲竹内弘一。義経と静御前の別れの舞台となったこの吉野の山での哀切いっぱいの恋物語を、現代のラブストーリーに重ねて描かれている。

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「吉野 千本桜」Aタイプ
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「吉野 千本桜」Bタイプ

 吉野の桜木は修験者の〈聖木〉として大切にされていることもあって、楽曲のオープニングとエンディングには法螺貝の音を入れるなど、臨場感を高めている。
 彼女が桜の歌を歌うのはデビューの翌年に出したシングル「夢さくら」(06年)以来2度目になる。さらに奈良を舞台にするのは、デビュー10周年記念シングル「二月堂」(14年)に次いで。

 今回発売するのはタイプAとBの2種類。タイプAにはカップリング曲「明日への虹」のほか「夢さくら」「二月堂」を再収録し、タイプBにはミュージックビデオと「吉野 千本桜」の舞踊映像も収める。

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写真・舞って歌った静御前をイメージして歌う

 「ここ10年ぐらい続けてきた舞いながら歌うをコンセプトにした作品作りの集大成として、歌い舞う白拍子の静御前をテーマにした歌をぜひ、来年に控えた20周年を前に歌ってみたかったのです」
 作品化に至る経緯を葵はこのように説明する。

 この日の撮影は歌にも登場する吉水神社で行われた。ここの書院は後醍醐天皇が南朝の皇居として定めた場所であり、義経と静御前たちが頼朝の追手から身を潜めたところでもある。
 淡い桜柄の着物で撮影に臨んだ葵は、1月の吉野の山という事もあって、スパッツに厚手のシャツ、それにカイロといった厳重な防寒対策を施したという。ところが意外にもコートもいらないほどの陽気に、葵は「桜も咲きそうな感じですね」と苦笑い。

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写真・MVには舞踊映像も収録される

 しかし今回は世界遺産に登録された地ということもあって、「素晴らしい所で撮影が出来て光栄です」と感激度合いも人一倍の様子であった。

 あと数ヶ月で花を咲かせる桜の木をバックにカメラの前に立った葵は「義経と静御前の悲しい恋物語が浮かんでくるようで、ワクワク感がかき立てられます。気合いを入れて歌っていきます」と、話していた。

※写真と記事の無断使用はお断りします。


[葵かを里 オフィシャルサイト]
http://wwwb.jnc.ne.jp/aoikawori/
[葵かを里 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/aoi_kawori.html








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