SSブログ

第303回大阪発流行歌ライブ、浅田あつこ・花咲ゆき美・男石宜隆・友貴一彰・池上園美が出演 [ライブ]

第303回大阪発流行歌ライブが2023年1月18日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで行われた。浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が約3年ぶりの新曲を歌い、花咲ゆき美(日本クラウン)は6年ぶりの出演を楽しむ表情。男石宜隆(テイチクレコード)は3年ぶりの出演で、金沢出身の友貴一彰(徳間ジャパンコミュニケーションズ)は初出演。それに池上園美も久々に出演した。

第303回大阪発流行歌ライブ 2.jpg
第303回大阪発流行歌ライブの出演者たち


 浅田あつこの新曲の「海峡雪しぐれ」、それに前作の「米原の雪」18年前のデビュー10周年記念曲「紅い川」など5曲を歌った。
 「新曲は1番2番と歌い進めていくに従って、切ない想いが高まっていきます」
 と、前作に次いでの〈雪シリーズ〉の作品をアピールした。

浅田あつこ 2.jpg
浅田あつこ

 新曲のカップリング曲「西成の櫻(はな)」は彼女にとって珍しい男歌。「女性が歌っても歌い易くて、気持ちを発散するのにもいい、と評判」だという。
 「デビュー当時から新曲のたびに歌わせてもらっている流行歌ライブだけに、今回はめっちゃ嬉しいです」と、出演出来た事を喜んでいた。


 花咲ゆき美はデビュー16年目。まずは2020年の「雪窓」から歌い、道ならぬ恋を歌った新曲「冬岬」へと続けた。大気と海水の温度差が大きい日に見ることが出来る、2つの円が上下に重なる<だるま夕陽>をテーマに曲を作りたい、というディレクターの熱い想いが、この作品を作り上げたという。

花咲ゆき美 2.jpg
花咲ゆき美

 「だるま夕陽を見ると幸せになる、と言われています。私はまだ見たことがないのです」と花咲。
 しかしこれを見たであろう歌の女主人公からは、この恋を自分の手に奪い取ってみせる、と強い意志を感じさせる歌である。
 花咲にとっては初めての浜圭介(作曲)による作品である。


 男石宜隆は3年ぶり5度目の出演であった。2019年発売の「閨(ねや)の月影」から新曲「那智の恋滝」(22年)まで5曲を歌った。
 この日も歌った「大阪泣かせ雨」(16年)が彼のテイチクメジャーデビュー曲である。ところが実際にはそれ以前に、歌手デビュー曲「貴船川恋歌」をテイチクから発売しているから、今年でテイチクデビュー12年ということになる。

男石宜隆 2.jpg
男石宜隆

 久々のこのライブでは新曲「那智の恋滝」のカップリング曲「浜のれん」も歌った。
 メイン曲の「那智のー」は、和歌山・龍神村に伝わる平維盛と村娘お万の恋を題材にした作品。維盛は宮廷では光源氏の再来とまで言われた美貌の貴公子。悲恋に終わる2人の仲を切なく歌った。


 友貴一彰は初出演。金沢市出身で、山形県でデビューしたという。今年2月でデビュー13年目を迎える。その記念曲とも言えるのが、2月にリリースする「金沢の夜」。出身地の城下町金沢を歌った作品でひと足早く、カップリング曲でムード歌謡の「花言葉」と共に披露した。

友貴一彰 2.jpg
友貴一彰

 「いつかは出演したかった」という大阪発流行歌ライブだけに、声も張り上げて大張り切りの歌唱。この日はデビュー第2弾の「虹を抱きしめて」20年発売の切ない女心を歌った「悲しみの雨」。そのカップリングでムード歌謡の雰囲気を感じさせる「アデュー横浜」も歌った。


 推薦曲コーナーの池上園美は、大阪市内でカラオケ喫茶店を経営しており、17年に「YUME NO RAN -夢魁-」で歌手デビュー。三味線、小唄、日舞もこなす。
 2度目の出演で、デビュー曲と去年発売した2枚目シングル「心の・・・ともしび」を披露した。

池上園美 2.jpg
池上園美

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








nice!(2) 
共通テーマ:音楽

nice! 2