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坂本冬美、新歌舞伎座で歌と芝居の特別公演  レアな中村梅雀のベース演奏とコラボ [舞台]

◆ 大阪・新歌舞伎座で「坂本冬美 特別公演」が行われている。新歌舞伎座を観る会(代表・行永京)では2023年2月4日に同公演を観覧した。1部は坂本が中村梅雀らと共演する芝居「華麗なるサギ師たち」で、2部は歌謡ショーの「坂本冬美オンステージ」。2月26日まで。

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写真・坂本冬美新歌舞伎座特別公演


 2部の歌謡ショー1番の見せ場は、芝居で共演した中村梅雀が演奏するベースで、坂本冬美が中島みゆきの「糸」を歌うといったコラボシーンであった。
 中村がベースを弾き始めたのは12歳からで、すでに56年ものキャリアという超ベテラン。その彼が奏でる音に合わせて歌うそれは格別。
 手にするベースは、世界的なベイシストとして知られるマーカス・ミラーが来日した際に、同じものを手に入れたという曰く付きのもの。

 坂本の新歌舞伎座は3年ぶりだという。まずは黒のドレスで歌ったオープニング曲は「また君に恋してる」。もちろん「火の国の女」「夜桜お七」といったロングヒット曲も聴かせて、集まったファンを喜ばせた。
 「男の火祭り」をはじめ得意の男歌も披露した。「ブッダように私は死んだ」のほか去年5月に出した新曲「酔中花」も聴かせた。

 今公演では、坂本と同じ事務所の所属でデビュー20年になる森山愛子がゲスト出演。2月1日に発売したばかりの新曲「雨の空港」などを披露した。
 「マイナー調の3連のリズムで、私にとっては新境地の楽曲です」と話していた。また芝居にも出演してダンスにも挑戦していた。

 1部の芝居「華麗なるサギ師たち」の舞台は鹿鳴館時代とも呼ばれる明治初期。坂本は中村と共に詐欺師で、夜毎貴族たちが集いダンスパーティーが開かれている元長州侍の館。
 最後にどんでん返しがあるのは、こうした詐欺師の物語では定番であるが、ストーリーが分かりづらいのはやや難点か。


[坂本冬美新歌舞伎座特別公演]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/20230203.html








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