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神野美伽、大阪・新歌舞伎座で40周年記念リサイタル ラテン・ジャズからオリジナル曲まで熱唱 [イベント]

◆デビュー40周年を迎えている歌手神野美伽(キングレコード)が2023年2月28日、大阪・上本町の新歌舞伎座で40周年記念リサイタルを開き、1部では心酔する歌手笠置シヅ子、江利チエミが歌ったラテンからジャスを、2部では今までに出してきた65枚のシングルの中からデビュー曲「カモメお前なら」エンディングでの「あんたの大阪」までオリジナル曲の数々を聴かせた。3月1日も行われる。

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写真・満員御礼の幕が下がった40周年記念リサイタル


 客席からの「マスクを突き破るような」(神野美伽)熱気の中で、久々の新歌舞伎座のステージにドレス姿で立った神野美伽は、オープニングで笠置シヅ子の「ヘイヘイブギ」「ジャングル・ブギー」を歌い、続いて江利チエミが歌った「テネシーワルツ」も。
 アロージャズオーケストラと自らのバンドである〈神野組〉のコラボによる演奏によるこれらの歌唱は、演歌に止まらずあらゆるジャンルの歌に挑戦し続ける彼女の、まさに真骨頂であった。

 またスタンダードジャズや誰もが知るというラテンの「ベサメムーチョ」自らの人生を鼓舞するかのような「あの鐘を鳴らすのはあなた」もカバーした。


 2部は着物に替えて「今までに出してきた65枚のシングルの中から出来るだけ多くを歌う」コーナーでは、写真で全てのシングルジャケットを紹介。
 まずはデビュー曲の「カモメお前なら」から、「この歌があるから今がある」という「男船」初めて出場したNHK紅白歌合戦で歌った「浪花そだち」など1998年までのRCA、BMGビクター時代の作品を歌った。

神野美伽・新歌舞伎座.jpg

 神野はキングレコードに移籍した99年からは、それまでなかった岡千秋作曲の作品を歌うことになる。その「男節」「日本の男」「命の恋」なども聴かせた。
 フィリップスのヘッドホンのCMソングに採用された「泣き上手」(2020年)も。
 これらオリジナル曲の数々を歌い終わり神野は「こんないい歌を作ってもらった事に感動しながら歌っています」と、作家たちに感謝の気持ちを示した。

 クライマックスは「酔歌(ソーラン節入り)」「無法松の一生」なども舞台狭しと熱唱して、大きな拍手をもらっていた。

 冒頭で観客に応えるように語った「ボチボチしてたら人生終わってしまう」の言葉のように、数多くの大病を経験した神野は1曲1曲を、また1日1日を大切に生きる歌手生活40年をの節目を見せたリサイタルであった。


[神野美伽 オフィシャルサイト] 
https://shinno-mika.com/
[新歌舞伎座 神野美伽40周年記念リサイタル]
https://www.shinkabukiza.co.jp/perf_info/s20230228.html








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