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第207回KOBE流行歌ライブ、西山・レイジュ・三丘・藤井の4人が出演 実力派の西山ひとみに大きな拍手 [ライブ]

第207回KOBE流行歌ライブが2023年3月9日、神戸市中央区の神戸ハーバーホールで開かれ、西山ひとみ(テイチクエンタテインメント)レイジュ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)三丘翔太(テイチクエンタテインメント)藤井香愛(徳間ジャパンコミュニケーションズ)の4人が出演。今年がデビュー37年目という西山は同15日に発売する新曲「大阪の雪」をいち早く披露すると、大きな拍手が送られていた。

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写真・第207回KOBE流行歌ライブの出演者たち


 「日本で1番早く聴く人は、きょうここに来た人たちです」
 と西山ひとみは発売前の「大阪の雪」(作詞・朝比奈京仔、作曲・杉本眞人、編曲・猪股義周)を歌った。好きで〜の言葉が24回もリフレインするのが印象的な楽曲である。それだけ好きなのに別れてしまう女性。「女はそんなことが出来る」と西山。
 そうした想いが来場者の共感を得たのだろうか、客席からは惜しみない拍手が。大人の女性の恋心を歌わせると人後に落ちない彼女ならではの説得力の強さであった。

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写真・西山ひとみ

 自身のコーナーではまた、「冬蛍」(坂本冬美)「かもめの街」(ちあきなおみ)「小島の女」(オリジナル)のいずれも杉本眞人作曲作品3作を、ナレーションを挿れながら1人の女性の半生を表現するといった試みも演じてみせた。


 台湾出身のレイジュは去年10月に発売した「大阪なみだ雨」(作詞・髙畠じゅん子、作曲・田尾将実、編曲・竹内弘一)を聴かせた。こちらも終わった恋を想う女性を歌うが、オシャレなメロディーにのせて歌って踊る彼女のチャーミングさが観客を惹きつけていた。

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写真・レイジュ

 まずは「あなたへ」から。去年11月に発売した初の全曲集「レイジュ全曲集〜大阪なみだ雨〜」(16曲)に収録された作品。コンサート・ライブの〈ご挨拶〉曲でもある、とこの日のトップに選んだ。
 「大阪なみだ雨」「あなたへ」をはじめ、前作の「手相」など5曲を揃えた。
 来日して12年。九州・久留米を拠点に歌っていたが、去年東京に拠点を移している。ラストに歌った新曲のカップリング「人生はひまわりのように」は、そうした自身の半生が描かれている。


 三丘翔太は2016年のデビューの29歳。作曲家水森英夫門下生で、地元カラオケ大会で水森に見出されて4年間のレッスン期間を経てデビューしている。小さな体ながら抜群の歌唱力は多くの人を唸らせる。
 2曲目に歌った前作「よこはま埠頭」は、師匠の水森が歌手時代に歌うはずだったという楽曲。それをもらっての堂々たる歌唱をみせた。

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写真・三丘翔太

 昭和歌謡のカバーアルバムも2枚出す彼であるが、その収録曲から「ああ上野駅」などを聴かせた。
 新曲の「発車のベルが長すぎる」(作詞・岸快生、作曲・水森英夫、編曲・竹内弘一)も、どこか懐かしいメロディーの昭和歌謡の香りが漂う作品である。
 20代の若さながら、昭和世代の感動を誘っていた。


 今年7月でデビュー5年目に入る藤井香愛は、ライブ直前に体調を崩して出演が危ぶまれたものの、無事回復して今年1月に発売した新曲「夢告鳥」(作詞・及川眠子、作曲・幸耕平、編曲・坂本昌之)を披露した。
 「ロックティストな歌謡曲で女性にも人気がある」と藤井。今年7月で35歳で、SNSを駆使してのアピールを続けている。

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写真・藤井香愛

 コロナ騒動が始まった2020年に出したものの盛り上げることも出来ず、翌年には新装盤で挽回をはかったラテンティストなデビュー3枚目のシングル「その気もないくせに」を、その鬱憤をはらすかのように歌ってみせた。
 歌手を目指し始めた19歳の頃に流行っていたという松田聖子の「赤いスイートピー」や、テレサ・テンの「つぐない」もカバーした。
 6月にはデビュー5周年コンサートを東京で開催するという。

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写真・出演者それぞれが昭和歌謡をカバーした

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