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レイジュ、徳間移籍第2弾は大人のラブバラード「大阪なみだ雨」 悲しみの涙なんかじゃないよ [インタビュー]

◆歌手レイジュ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)は来日して約20年になる。永く九州・久留米市を拠点に、本名の謝宛君(しゃ・わんちゅう)として活動をしてきた。2019年に荒木とよひさ作詞の「いのちの愛」(作曲・羽場仁志、編曲・竹内弘一)でテイチクから、芸名も麗珠(れいじゅ)に変えてメジャーデビューしている。これを機に全国に活動の場を広げ、22年には徳間ジャパンに移籍。今度は今のレイジュに改名しての再スタートであった。その第2弾となる大人のラブバラード「大阪なみだ雨」(作詞・髙畠じゅん子、作曲・田尾将実、編曲・竹内弘一)を去年10月に出している。

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写真・徳間ジャパン移籍第2弾の「大阪なみだ雨」が好評


 去年から活動の中心を東京に移している。九州へ帰るのは月に1度くらいになった。それでも今も九州では「わんちゅう」で親しまれている。
 日本での歌手デビューはキングレコードから出した「追分おんな節」(2011年)で、着物で歌う演歌であった。14年には来日2枚目のシングル「ほの字酒」を徳間ジャパンから出している。記者はこの頃、久留米で歌う彼女を取材している。

 「大阪なみだ雨」はメジャーデビューして4枚目のシングルである。「初めて歌う、わたし好みの、ゆったりとしたリズムの楽曲です。しかも感情を入れやすいロマンチックな歌です」とレイジュ。

 忘れられない人との終わった恋だけど、この涙は決して未練で流すのではない。「夢を見た幸せなひと時を胸に抱いて、明日へと歩み出すために流しているんです」
 この詞とメロディーが彼女の声と重なって歌の魅力は増してくる。だからであろうか、カラオケで歌う人も増えているという。

■初めてのKOBE流行歌ライブ出演

 3月9日、神戸市内で開かれたKOBE流行歌ライブに初出演して、新曲「大阪なみだ雨」の生歌を初めて関西の人たちに披露した。
 会場は港に近い神戸ハーバーホールであった。実は神戸には忘れられない思い出がある。日本でデビューして間もない頃、神戸にやって来た事があるという。
 「大阪で新曲のキャンペーをするために1人で車に乗って九州からやって来て、港の近くにあった神戸のホテルに宿泊したんです。キャンペーン先から衣装の着物のままで車を運転してホテルに入りました」

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写真・関西で「大阪なこだ雨」を初披露するレイジュ

 それから何度か大阪でキャンペーンを重ねて、馴染になった人たちも少なくはない。今回、大阪を舞台にした新曲を歌うことで、大阪・神戸がより身近な存在となったようでもある。
 さらにその懐かしい神戸で、自身の30分のステージを務める事が出来て感慨無量であったようで、その晩に飲んだお酒は格別だったようで、終始満面の笑みを見せていた。

■ワンマンライブで新たなファン作り

 去年10月から東京・五反田でワンマンライブを開催している。今までに3回行っており、2ヶ月に1度の開催を目指して、次回は6月に予定している。
 約40人を収容できる会場では毎回、生バンドを入れて、休憩をはさんで約90分のステージで、オリジナル曲のほか懐かしい昭和歌謡を選んで18曲ほどを歌っている。

 「昭和の名曲は毎回、選曲を変えています。その都度、歌を覚えなければいけないし、バンドとの息の合わせ方やお腹から声を出して歌うことなど、色々と勉強になります」

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写真・昭和歌謡の名曲を揃えた定期ライブ東京・五反田で開いている

 そんな彼女が好きな昭和歌謡は「骨まで愛して」「小指の想い出」「星影のワルツ」など、レパートリーは少しずつ増えてきた。観客からのリクエストもある。毎回新しい歌を覚えて歌うのは苦労も伴うが「ライブの固定ファンも徐々に増えているのも励みになっている」というから、楽しいことでもある。

※写真・記事の無断使用はお断りします。


[レイジュ オフィシャルサイト]
https://twitter.com/rayju55010
[レイジュ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
https://www.tkma.co.jp/enka_top/rayju.html








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