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川中美幸、大阪松竹座初出演 松竹新喜劇で涙と笑いの熱演と歌唱に沸く [舞台]

◆涙と笑いで楽しませてくれる松竹新喜劇 喜劇発祥120年と題した芝居「幸助餅」と「村は祭りで大騒ぎ」の2題が2024年5月10日、大阪・道頓堀の松竹座で19日までの公演の幕を開けた。渋谷天外、曽我廼家文童らのベテランから藤山扇治郎、渋谷天笑らの若手も出演して大いに楽しませてくれている。今公演には初出演の歌手川中美幸の好演も光る。新曲などオリジナル曲も聴かせてくれる。

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写真・喜劇発祥120年記念公演を上演中の大阪松竹座


 曽我廼家五郎と十郎の2人が、松竹新喜劇の祖とも言われる劇団、曽我廼家兄弟劇を旗揚げして今年で120年になる。それを記念した今公演、1本目の「幸助餅」は関取の雷(いかづち)が、恩義を受けた餅屋の大黒屋幸助に涙の恩返しをするというストーリー。

 「村は祭りでーー」は娘の結婚をめぐって金持ちの旧家との間で騒動が繰り広げられる。川中が娘の母親役としてコミカルな芝居を見せてくれている。

 川中はかつて母親と客席から芝居を観ていたという松竹新喜劇の大ファン。その舞台に立てたことを「夢のようで幸せです」と、ワクワクする気持ちを抑えきれないようであった。
 劇中では櫓の上に立って「YOSAKOIソーラン」を歌って、芝居を盛り上げた。

 芝居の後、川中は「私の居場所はここやなーーと思うくらいに居心地が良かったです。人生の中で忘れられない舞台です」と話して、ヒット曲の「二輪草」と、今年2月発売の新曲で久しぶりの男歌という「人生日和」も聴かせる。


[大阪松竹座]









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