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速実吉平、「心都情夜」でクラウンからメジャーデビュー [インタビュー]

◆人生につまづいた男が再び前を向いて歩き出すーー。歌手、速実吉平が2024年5月8日に日本クラウンからリリースした「心都(みやこ)情夜」(作詞/曲・岩田祐明、編曲・水谷高志)のストーリーである。20年10月にインディーズレーベルで出した楽曲をアレンジした。歌手デビューは50歳を超えてから。京都生まれの京都育ちで、京都が大好き。それでも京都を飛び出して全国を舞台に活動していきたいと意欲をみせる。

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写真・「心都情夜」でメジャーデビューした速実吉平


 心都と書いて「みやこ」と読ませる。京都が大好きというだけに、歌詞にも祇園や四条河原町、花見小路と京都の地名が織り込まれている。

 メジャーデビュー曲「心都情夜」は、2020年に辻野康司とのユニットのW店長で1度出している作品である。この時、漫才師、チュートリアルのラジオ番組「キョートリアル!コンニチ的チュートリアル」(KBS京都ラジオ)のエンディング曲にも起用されて、多くの人が知ることになった。

 それが知人の紹介もあって今回、日本クラウンから発売された。新しい楽曲でという勧めもあったが、人生に翻弄されながら前を向いて強く生きていく、まるで自分の人生を写しているかのように、「心都ーー」への思い入れが強かった。

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写真・速実吉平

 「歌手デビューしたのは9年前で、すでに50歳を過ぎていました。それまでサービス業などでサラリーマン生活を送っていたんですが、1度しかない人生だけに、好きな歌で人生をかけてみようと決断しました」

 18年にはキングレコードから「迷路(まよいみち) / 嘆きのボレロ」を出した。その2年後に出したのが、「心都情夜」であった。
 しかし世の中はコロナ騒動で、誰もが右往左往していた。ろくな活動が出来ないままにいたら、地元ラジオ局の番組でパーソナリティをやらないか、と声をかけられた。

 去年あたりから徐々に仕事も増えてきた。しかも隣の大阪から声がかかるケースが多いという。
 5月19日には地元京都の祇園にあるスナック「私の部屋」でソロライブを行う。

 何ら先の保証もない歌手業であるが、飛び込んで今年で9年になる。
 「最初は周りからはアホと違うか、と呆れられた。しかし後悔はありません」と、歌の内容通りに歩みを止めずに愚直に前を向いて歩き続けている。

※写真・記事の無断使用はお断りします。









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