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第319回大阪発流行歌ライブ、葵かを里、幸田和也、寺本圭佑、はやぶさ、ブルーの5組が出演 [ライブ]

葵かを里、幸田和也、寺本圭佑、はやぶさ、ブルーの5組が出演した第319回大阪発流行歌ライブが2024年5月15日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。男性出演者4組に混じって唯ひとり女性の葵かを里。流行歌ライブで初めてのトリと合わせて、緊張の中にも嬉しさは隠せないようであった。

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写真・勢ぞろいした出演者たち


 デビュー20周年を迎えている葵かを里は、新曲を発売する度に出演している大阪発流行歌ライブで初のトリを務めた。5組の出演者の中で唯一の女性でもあった。
 舞ながら歌う演歌歌手の異名を取る彼女には、日本舞踊の芙蓉香という名前がある。さらに最近では自ら歌う楽曲の作曲も手がけており、作曲家としての筆名である茶野香と、3つの名前を使い分ける多彩な人である。

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写真・葵かを里

 ライブではまず10周年記念曲「二月堂」から歌った。奈良を舞台とした作品である。彼女にはもう1作、奈良を歌った楽曲がある。前作の「吉野千本桜」という義経と静御前の悲恋の物語であり、この作品では現地で桜木の植樹も行っている。
 作曲家茶野香の作品をメドレーで紹介したほか、最後は20周年記念の新曲「城端 曳山祭」も披露した。


 大阪・羽曳野市出身の幸田和也はデビュー16年になる。大阪市内でカラオケスナックを経営しながら歌手活動をしていたが、レコード会社の誘いもあって拠点を大阪から東京へ移して10年になるという。
 今年2月に同ライブのホリデージャパンスペシャルに出演している。4月には大阪市内で開かれたレコード会社主催の歌謡フェスタにも出演するなど、地元大阪での活動も活発である。

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写真・幸田和也

 新曲のカップリング曲「秋の別れ」から披露した。大阪にも馴染みがあるチョー・ヨンピルの「釜山港へ帰れ」大阪市出身で23年前に亡くなった河島英五の代表曲「酒と泪と男と女」をカバー。
 新曲は前作までとガラッと趣を変えた、ムードたっぷりな「哀しみのシルエット」。「3連のリズムの楽曲が欲しい、といった希望がかなった」作品で、多くの人たちから好評だという。


 歌う宅配便とまで呼ばれる寺本圭佑は、出来るだけ皆さんの身近な所で歌いたいーと、1年間の多くを全国各地で行うライブやコンサートで費やしている。
 奈良市出身でデビュー15年目を迎えたばかり。デビュー時は奈良出身らしく〈東大寺四郎〉と名乗っていた。シンガーソングライター、小田純平の門下生としてメキメキ力を付けて、提供された楽曲は28曲にもなる。門下の優等生でもある。

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写真・寺本圭佑

 その寺本が大きく変わったと言われるようになったのは2021年リリースの「望郷本線」からで、これを境に歌手としての存在感を高めることになった。
 この日はこれと共に次作の「折鶴夜曲 〜おりづるやきょく〜 」(2022年)そして今年4月に発売したばかりの「ほおずり」と、いずれも聴くものが涙するもいう〈泣きの3部作〉とされる作品を聴かせた。


 大滝ひかる駿河ヤマトによるデュオのはやぶさ。ムード歌謡を歌うグループとして2012年にデビューしている。22年に日本クラウンに移籍しており、それぞれソロとしての活動も始めている。
 大滝が「あの日の花吹雪」駿河の「ズルい男に乾杯!!」と、それぞれのソロデビュー曲を披露して、大滝の演歌、駿河のムード歌謡といった具合に得意分野を明確にした。

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写真・はやぶさ

 もちろんはやぶさとしての新曲「赤坂レイニー・ナイト」(24年2月)も披露した。雨の赤坂で別れた人を想う切ない女心を歌う3連のムード歌謡。鶴岡雅義が「はやぶさのために書きます」と作曲したもの。
 赤坂は「ムード歌謡の聖地でもある」(はやぶさ)ことから、ムード歌謡グループとしての本領発揮を狙っている。
 彼らのコーナーの最後は「岩壁の母」。「知り合いでもなかった2人を急速に近づけたのがこの作品でした」とか。


 推薦曲コーナーに出演したのはブルー。去年4月に発売した「ノスタルジックな~もう恋なんてできないと思っていたのに~」を歌った。

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写真・ブルー

 20年に出した「ノスタルジックな」の続編だという。CDには「夏影」「或る人の物語」も収録している。

※写真・記事の無断使用はお断りします。

[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/index.html








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