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第222回KOBE流行歌ライブ、芸能生活60周年の湯原昌幸と藤井香愛、原田波人、城山みつきが出演 [ライブ]

◆ 第1回開催から20年目に突入しているKOBE流行歌ライブの第222回公演が2024年5月16日、神戸市兵庫区の新開地アートひろば2階ボールで開かれた。芸能生活60周年を迎えている湯原昌幸が出演。たきのえいじ作詞、杉本眞人作曲の「人生半分」などを歌い、自らの歌手人生もまだ半ばである事を示した。共演した藤井香愛、原田波人、城山みつきの3人はいずれもデビュー10年未満の若手。大先輩のステージは若い3人にとって励みになったようだ。

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写真・4人の出演者たち


 17歳で歌手デビューした湯原昌幸は、グループサウンズ(GS)のスウィング・ウエストでヴォーカルの力を磨くが、その時のヒット曲が「雨のバラード」。ソロになってそれをリメークしたところ、さらに大ヒットとなって今では代表曲である。
 それから50余年。観客の多くはそれを待ち望んでいた。

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写真・湯原昌幸

 GSにちなんで「花の首飾り」(ザ・タイガース)「バラ色の雲」(ヴィレッジ・シンガーズ)「あの時君は若かった」(ザ・スパイダース)「好きさ好きさ好きさ」(ザ・カーナビーツ)と、60年代のGS作品をメドレーした。
 最後は新曲の「たそがれロマン」で締めくくった。


 藤井香愛はデビュー6年目。不動産会社での勤務などを経て、30歳を前に歌手デビューの夢を掴んでいる。〈かわい〜〉のコールが飛び交う中、前作の「夢告鳥」から歌った。次の「一夜桃色」は4枚目のシングルで、22年の輝く日本レコード大賞日本作曲家協会選奨受賞曲でもある。

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写真・藤井香愛

 自身のコーナー、最後の曲は今年4月に出したばかりの6枚目のシングル「純情レボリューション」であった。
 男の勝手で弄ばれるような女じゃないわよ、見くびらないでーと、格好良く啖呵を切る女性が主人公。あっ〜胸がすっきりしたーといった声が聞こえてきそうな1曲である。


 原田波人はデビュー3年目。この日のメインコーナーのトップバッターであった。歌唱に先駆けて響き渡ったのが、このところKOBE流行歌ライブの合言葉にもなっている〈KOBE流行歌ライブ〜サイコ〜〜!〉の叫び声。
 デビュー第2弾の「偽りのくちびる」(22年)から歌った。

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写真・原田波人

 今年3月に出したのが「万燈籠」。原田は「原点回帰した女歌です」という。実は彼が歌手としてデビューする大きなきっかけとなったNHKのど自慢に出場した際に歌った曲が長山洋子の「蜩ーひぐらしー」であったのだ。
 その女歌に戻った新曲「万燈籠」は、あの日告白された「好きだよ」の言葉が忘れられずに想い悩む女性を、この日の出演者の中で最も若い21歳が歌った。


 城山みつきは推薦曲コーナーでの出演。デビュー9年目で、今年2月に5年ぶりの新曲を出した。デビュー以来、作曲家弦哲也に曲を書いてもらうのが夢であったという。

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写真・城山みつき

 それがかなったのが新曲「慟哭の海」である。「この曲のダイナミックなスケール感を味わって欲しいです」と城山。カップリングの「男のほまれ」も歌った。

※写真・記事の無断使用はお断りします。








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