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JPタワーとバルチカ03を探索 第39回歌を歩く [イベント]

◆台風10号の接近で少しは涼しく感じられるようになったものの、それでも一歩外へ出ると体にまとわりつくような湿気と暑さには変わりはない。そんな殺人的な天候の中、2024年8月24日、第39回歌を歩くを行った。もちろん今回は暑さを避けるために、大阪・梅田の地下街を歩くというものであった。メインは新しいビルのJPタワーと、おっさん好みの飲食店が集結しているというバルチカ03(おっさん)がある、やはり新ビルのイノゲート大阪の探索であった。

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JPタワー(左)とイノゲート大阪ビル
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人と人を結ぶKITTE大阪


参加したのは4人のメンバー。大阪・梅田の地下街は梅田の町を東西南北に駆け巡る全国屈指のアンダーグラウンドシティなのである。冷房が効いてアマゾン化している地上に反して極楽そのもの。酷暑の時期の歌を歩くには最適なコースである。

単に地下街を歩くだけでなく、地下街と直結したJPタワーとイノゲート大阪の2つのビルの探索に重きを置いた。

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暑い日には地下街を歩くのに限る

 JPタワーは日本郵便が旧大阪中央郵便局跡に建てたビルである。24年7月31日にグランドオープンしている。別名KITTE大阪とも呼び、商業施設から郵便局、オフィス、劇場、ホテルといった機能を備え、JR大阪駅に直結した大型複合施設になっている。

ここの1階にそびえているのが水引きをモチーフにしたモニュメントである。大阪芸術大学デザイン学科と連携して制作したもので、人とひとの結びつきや縁を表しているという。
これはKITTEというネーミングの元になった切手の意味と掛け合わせたものなのである。

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JPタワーのモニュメント前で

そこで今回の歌を歩くのテーマ曲は「切手のないおくりもの」{作詞/作曲・財津和夫)にした。発表は1977年でペギー葉山が歌った。財津和夫がセルフカバーしたほか芹洋子、平井堅、夏川りみなど多くの歌手もカバーしている。

【切手のないおくりもの(財津和夫)】
https://youtu.be/aNKAzgYMMkg?feature=shared

歌の舞台ではないJPタワーを歩くのは、歌の舞台を訪ね歩く歌を歩くの趣旨からは外れているかもしれないが、人と人のつながりを表す切手歌っていることからここを選んだ。

「切手のーー」の歌詞は ♬ 私からあなたへとどけよう 広い世界にたった一人のわたしの好きなあなたへ 〜 で始まる。一向にこの歌の歌詞には切手は登場しないけれど、贈り物である歌には切手はいらないーーということである。

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アンテナショップは人気

 西梅田の地下通路からJPタワーの地下1階へ入り、エスカレーターで1階に上がった。総合案内所の横に立っている水引きの形をしたモニュメントをバックに記念撮影をした。
 2階3階と昇って行く。各種専門店や全国のアンテナショップが軒を並べる。鹿児島県のショップでは「豚みそ」(川内福祉作業所製造)を、「ご飯にのせると美味しい」と勧められた。
 今は米がないからねーと言うと、「ここではちゃんと米も販売してますよ」。
 ほら、米はある所にはある。

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どの店の順番を待つ長い行列

 タワー内の飲食店はどこも長蛇の列。かつては大阪駅前のバラックに店を構えていたたこ焼き屋さんまで人がいっぱい並んでいる。
 6階にあるSkyシアターMBSの玄関口まで行って、ひとまずビルを出た。

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どこも沢山の人で賑わっていた(JPタワー)

 次は隣のイノゲート大阪のビル内にあるバルチカ03へ行く。立ち飲み屋さんなどおっさん好みの店を集めたという触れ込み通りに沢山の店が並んでいる。
 しかしきれいなビルの中ではどうも居心地が悪そうである。昔、地下街などでおばちゃんが黙々と焼き鳥やおでんを出していた店がやはり懐かしい。

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地下街の西の端で
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泉の広場。昔。噴水があった場所で記念撮影
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トーチカ南端にある大阪の古地図

 03は2階部分がノースゲートビル(ルクア)と結ばれている。03の焼き鳥屋で昼食を摂って、後は地下街を西の端(毎日新聞社の地下付近)から東の端(泉の広場)南の端(ドーチカ)を巡って、駅前ビルの居酒屋に腰を落ち着けた。
 ここで少し早いご苦労さん会を開いた。お開きの後はJR北新地駅界隈、ディアモール地下街を歩いて散会した。

 この日の歩数は1万5,900歩と意外に少なかった。








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