SSブログ

昭和歌謡 道頓堀SUPER歌謡劇場  浅田あつこが大月みやこの「大阪夜霧」を歌い、渡辺要、北沢麻衣らも昭和歌謡を熱唱 [ライブ]

◆♪ うちには信じられへん ~ 大阪弁の可愛い台詞が印象的な「大阪夜霧」。大月みやこ(キングレコード)が1966年に、前年の「東京しぐれ」に次いで出した歌である。2016年12月14日、大阪・道頓堀のライブハウス・道頓堀ZAZAで開かれた「昭和歌謡 道頓堀SUPER歌謡劇場」浅田あつこ(徳間ジャパンコミュニケーションズ)が聴かせてくれた。普段はあまり歌うことが少ないというだけに、浅田ファンもうっとり。この日は赤穂浪士討ち入りの日。それに合わせて渡辺要(日本クラウン)は「刃傷松の廊下」を披露。初出演の北沢麻衣(テイチクエンタテインメント)は子どもの頃から大好きだった「雨の御堂筋」などを歌った。


 昭和歌謡を歌い継ぎ、大阪を歌謡曲の聖地にしたいと提唱する中村泰士がプロデュースする道頓堀SUPER歌謡劇場。在阪歌手を中心に毎月、多彩なゲストを迎えて開かれている。2016年を締めくくる今回は中村泰士、浅田あつこ、渡辺要、北沢麻衣、エンジュといった歌手のほか吉本興業のパフォーマー・もりやすバンバンビガロの6人が出演した。

浅田あつこ.jpg
浅田あつこ2.jpg
浅田あつこ

 ♪ 好~きなっては いけないと ~ と高音で歌い始める「大阪夜霧」を歌った浅田あつこ。普段のステージでは歌うことも少ないだけに、ファンにとっても新鮮に映った。「出だしで失敗したら、全部歌えなくなってしまう」と、やや緊張気味だった様子の浅田。
 ♪ もう泣かへんもう泣かへんで ~ 藤島恒夫の「月の法善寺横丁」を彷彿させるようなセリフが、可愛らしい浪花女を感じさせた。
 新曲「雪花」もアピールしたほか、レギュラーの日系ブラジル3世のエンジュが、15歳の時に祖母から教えてもらったという浅田の「恋待花」をふたりで歌った。

渡辺要2.jpg渡辺要1.jpg

















渡辺要

 渡辺要は、真山一郎がキングレコード時代の1962(昭和37)年に出した「刃傷松の廊下」を熱唱。ご存知、忠臣蔵をテーマにした1曲である。忠臣蔵と言えばやはり三波春夫であるが、三波のもうひとつの代表曲である股旅ものの中から「雪の渡り鳥」も歌った。
 今年は愛息を亡くして辛いこともあった渡辺だが、12月21日には待望の新曲「母は今でも心の港」の発売も待っている。中村からは「歌は歳を重ねないと味が出てこない。歌はやめたらあかんで」とエールが送られていた。

北沢麻衣1.jpg北沢麻衣2.jpg

















北沢麻衣

 「以前から道頓堀SUPER歌謡劇場のステージに立ちたかったんです」と話していた北沢麻衣は、カバー曲の「雨の御堂筋」「ラヴ・イズ・オーヴァー」を聴かせ、オリジナル曲からは会場の道頓堀に合わせて「道頓堀リバーサイドブルース」を歌った。
 歌手としてのデビューは30年前だが、元は大阪松竹歌劇団(現・OSK日本歌劇団)出身。それだけに昭和歌謡は大好きだといい、ステージでも歌って踊っての派手な演出に同劇場名物の紙テープも舞い、思わず北沢は「うれしい」と声をあげるほど。

エンジュ1.jpgエンジュ2.jpg

















エンジュ

 来年のCDデビューを目指しているエンジュは、ブラジル時代の祖母との思い出や母親が作ってくれたクリスマス料理などを紹介し、中村泰士作詞・作曲の「満月」を披露した。

もりやすバンバンビガロ.jpg
もりやすバンバンビガロ

 もりやすバンバンビガロは、一輪車を使ったパフォーマンスで客席を沸かせていた。

中村泰士.jpg
「心のこり」を熱唱する中村泰士

 来月の道頓堀SUPER歌謡劇場は、2017年1月17日、レギュラーの中村泰士、エンジュとゲストに平川幸男(Wヤング)と真奈尚子水沢明美、おおい大輔を迎えて行われる。入場料は2500円。

道頓堀SUPER歌謡劇場2017.01.jpg


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽