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演歌ジャックス 「京都の恋」「京都慕情」の渚ゆう子、好調「北上川」の野村美菜がゲスト 4月放送分を収録 [テレビ]

◆奈良テレビ放送、J:COM関西などで放送中の演歌情報番組「演歌ジャックス」の2017年4月放送分の収録が同3月8日、大阪市内で行われた。ゲストに大ヒット曲の「京都の恋」「京都慕情」などで知られる渚ゆう子、ふる里東北を歌った「北上川」のリリースに合わせて4度目の改名をした野村美菜が出演。レギュラー陣では林よしこ、MARI、小川リエ、山田壽一、生駒尚子、松本恵美子などが顔を揃えた。


 今年、歌手生活50周年を迎えている渚ゆう子。1970年に東芝音楽工業(現・ユニバーサルミュージックジャパン)から出したベンチャーズ作曲の「京都の恋」「京都慕情」が大ヒットし、合わせて300万枚を売り上げたとも言われている。翌年の「さいはて慕情」もブレイク。70年代を代表する昭和歌謡歌手のひとりとなった。

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渚ゆう子

 この日は「京都の恋」と前年に出した「二人の大阪」の2曲を歌った。去年までベンチャーズの日本公演に同伴していた。全世界に知られたベンチャーズとハワイアン出身の渚のコラボで出来あがった大ヒットだったが、今、静かなブームになりつつあるのが、それを出す1年前にリリースしていた「二人の大阪」である。

■再び話題の「二人の大阪」

 和田弘とマヒナスターズの前歌を歌っていた彼女が「これを最後に歌手を辞めて結婚しよう」と思って出したのが「二人の大阪」だった。ところがそこそこ売れて、次作の「京都の恋」につながったことが人生を変えた。
 その「二人の大阪」は、1番から3番まで大阪の地名が随所に出てくる、しっとりとした恋のご当地ソングで、作詞の辻本茂は「大阪・ミナミのレコード店の人」(渚)という作品。♪ 難波駅から橋筋あたり ~ で始まるこの歌が今、カラオケでリクエストする人が増えているという。

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カラオケで歌う人が増えている「二人の大阪」

 一度は辞めようと思った歌手生活も50年目を迎える。渚は「手術を経験したり父母を亡くすなど大変な半生であった」と振り返るが、「好きな歌を歌い続け来られたことは感謝に尽きる」とも。
 その歌を続けられた秘訣を訊ねられると「いつも素直な気持ちにいたことですね。飾らずにおおらかな気持ちでいることでしょうか。今も亡くなったお母ちゃんがいつもそばにいてくれるのも、頑張れる秘訣」と話していた。

■スケール大きく歌う「北上川」

 もうひとりのゲスト、野村美菜は元日本コロムビアの三代目コロムビアローズ。今回、1月11日に新曲「北上川」を日本クラウンから出すにあたって4度目の改名をした。今作がふる里の川を舞台に歌っていることから、菜の花のように美しい子であるようにと名付けてくれた両親の想いを大切にして本名に替えた。

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野村美菜

 身長150センチと小柄で「周りからは小動物って呼ばれるんですよ」と笑わせるが、低音で歌う歌はダイナミック。

 10周年記念曲としてに出した「矢作川」さらに「千曲川哀歌」に次ぐ今作は1月11日の「川の日」に出した川シリーズ3部作の第3弾。
 「北上川は盛岡、平泉、宮県県、石巻湾の流れる東北一の雄大な川です。その川のように
スケールの大きなリズムに乗って、恋の未練を断ち切る女性の悲しさを歌っている」

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 そのゆったりと流れる大河のように「ロングトーンでたっぷりと歌うように心がけて、事前のレッスンも行いました」とし、そのための体力作りも「デビュー当時から続けているジムに通って2時間程度のウォーキングをしたり、たんぱく質をたくさん摂る食事を心がける」などしてきた。
 そんな野村が歌う「北上川」は、彼女の特徴でもある低音で歌い上げる。

 野村は「演歌ジャックス」には初出演。2004年に「出港5分前」でデビューして13年になる。来年はデビュー15周年へ向けての「大事な年になることから、ふる里を歌った『北上川』でさらにステップアップしていきたい」と抱負を語っていた。

■多彩なレギュラー陣

 「演歌ジャックス」はこうした魅力あるゲストとともに、多彩な関西を地盤に活躍するレギュラー歌手たちも見逃せない。

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MARI(左)と山田壽一

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小川リエ(左)とTAIKI

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生駒尚子(左)と松本恵美子&長島一枝

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林よしこ(左)と石井夕起子

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名代ゆう

 「淀川みれん」のカップリング曲「ときめいて」を歌った林よしこ、「風ごよみ」「愛しくて切なくて愛は 」の山田壽一、「青い薔薇 La rosa azil」の花咲里佳、「洞海湾花しぶき」などの石井夕起子、「情ッ張り太鼓」などの名代ゆう、「浪花の一番星」の小川リエ、「アイ リメンバー ユー」のTAIKI、「浪花の女房」の生駒尚子松本恵美子と長島一枝の「女の日本海」、そして演歌ジャックス期待のMARIは「小指の思い出」などをカバーした。

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番組の司会者・小池史子(左)と今年10月に難波・イエスシアターで
上演される芝居「だんじり囃子」に出演するファンキー・コバ(=右=小林和由)。
中央は林よしこ。


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