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北沢麻衣(ホリデージャパン) 「真っ赤なワイン」発売記念ライブ 低音を響かせた渾身の新曲  ゲストの杉本眞人「北沢の良さを引き出した」 [新曲発表]

◆見かけによらずに、彼女はビビりなんですよー。ホリデージャパンの歌手、北沢麻衣が2017年4月3日、大阪・阿倍野のあべのキューズモールにあるライブハウス・ROCKTOWNで開いた、新曲「真っ赤なワイン」の発売記念ライブのステージで、ゲストのシンガーソングライターで作曲家の杉本眞人はそのように語った。自らあがり症という彼女は「フィギュアスケートの世界チャンピオン、羽生君じゃないんだから、緊張せずに気楽に歌えば良いのだ」と、この日、自分に言い聞かせてステージに臨み、新曲をはじめ前作までのオリジナル曲など全12曲を歌った。北沢は「いつまでも可愛がってもらえる歌手として、歌い続けていきたい」と話していた。

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「真っ赤なワイン」と「Fifty-Fifty-Love」を歌う北沢

 大阪松竹歌劇団(OSK)を経て1985年に、杉本眞人作曲の「私の胸をかじる人」でポリドールからデビューした北沢麻衣は、以来、きょうまで一貫して、師匠である杉本の作品を歌い続けてきた。その縁もあって、この日の杉本のステージあいさつが実現した。
 前作「御堂筋線で・・・」を2013年に出してからは、不定期で杉本とのジョイントライブ「北沢麻衣 杉本眞人を唄うライブ」を続けているほどで、もともと気心の知れた間柄。

 杉本は「俺の楽曲は売れない、と言ってるのに、今まで提供し続けてきた。でも今作は、いいんじゃないかなぁ ~ と思っている。彼女の良さが出るように、低音が響くように作った」と、手応えを感じ取っていた。
集まったファンの間からも「とてもいい歌。歌ってみたい」などといった声も聞かれた。

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北沢を語るゲストの杉本眞人


 渾身の作品となった「真っ赤なワイン」は、1年の期間をかけて曲想を練って作られた。それだけにホリデージャパンも「みなさんに可愛がってもらって、大きく育ってもらいたい」と、北沢の移籍第1弾のこの作品に大きな期待を寄せている。

 北沢の持ち味の低音を生かしたというだけに、本人が「歌いやすくて、歌えば歌うほどに上手になっていくようです」というように、前作までの歌唱よりもはるかに聴きやすく、魅力ある歌声として耳に入ってくるのが印象的な楽曲である。

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北沢の魅力を感じさせてくれた新曲発売記念ライブ

 その「真っ赤なワイン」には、歌詞の最後に ♪ すき ・・・それだけ ~ とある。好きという言葉にもう照れ臭さを感じる歳のファンが多いからだろうか、北沢は「歌うときには、冷蔵庫の中に仕舞っている大好きな食べ物を連想して言ってみて下さい」と、客席を笑わせていた。

 記念ライブでは「真っ赤なワイン」とカップリング曲「Fifty-Fifty-Love」のほか、前作の「御堂筋線で・・・」「道頓堀リバーサイドブルー」やデビュー曲「私の胸をかじる人」、そして代表曲の「銀次・GINJI-」「港のセレナーデ」などを歌った。
 歌の合間にはデビュー曲のレコード盤を持ち出して、東京で活躍していたポリドール時代のエピソードを披露するなど、30余年の歌手人生を振り返っていた。

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印象的な真っ赤なドレスで「真っ赤なワイン」を歌う北沢

 北沢は「きょうは思い切り歌いました。『真っ赤なワイン』のタイトルが素敵です。内容は大人の女性の主人公をイメージして作って頂いたと聞いています。新しい北沢麻衣を感じてもらえる1曲です」と話し、今夏にはオリジナル曲と懐かしの歌謡曲やジャズ、杉本眞人作品を揃えたライブも開く予定である。

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デビュー曲「私の胸をかじる人」(写真)当時のエピソードを語る北沢

[北沢麻衣 オフィシャルサイト]
http://uta-utai.com/






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