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石原詢子(ソニーミュージックダイレクト)  「雪散華 ~ ゆきさんげ ~ 」 デビュー30周年記念シングル第1弾  激しい情念を歌う新ジャンルに挑む  来秋には東・阪で記念コンサートも [インタビュー]

石原詢子2.jpg石原詢子が2017年10月21日でデビュー30周年を迎える。それを記念したシングルCD「雪散華 ~ ゆきさんげ ~ 」を9月6日に出した。初回生産限定のお得盤CDには、1988年のデビュー曲「ホレました」と15周年記念曲でNHK紅白歌合戦歌唱曲でもある「ふたり傘」(2003年)も収録した。来春には第2弾の記念シングルも予定しており、来秋には東京・大阪で記念コンサートも開催するという。「もっともっと歌の幅を広げていきたい」と話す石原からは、強い意気込みが感じられた。


石原詢子・雪散華・ジャケット.jpg










 真っ白な着物に白色の桜模様をあしらった赤色の半襟がのぞく。石原詢子が30周年記念曲「雪散華」で着る衣装である。きれいに整えたいつもの髪型も、今回は長く振り乱している。ぐらぐらと降り積もる雪であなたを埋め尽くしてしまいたい-といった女の怖いほどの情念をドラマチックに表現するためのものである。

 「歌詞を読んで描いたイメージに沿って、どれも自分で決めた」(石原)

 歌で重要な役割を果たす雪も、今までの歌だと深々と降っていたが、この歌では「そんな優しいものではなく、吹雪のような激しい雪です。主人公は雪女のようなイメージでしょうか」(同)と、想像をふくらませる。

石原詢子・雪散華.jpg

 「今までとガラリと変わった楽曲を作ってほしい」
 石原は制作陣にそう依頼した。
 それまでの楽曲は、一歩下がって好きな男性をひた向きに想う歌が多かった。新曲では一転して相手の男性を殺すぐらいの激しい情念を歌う。
 「誰かに渡すくらいなら、雪で埋め尽くしてほしい。今までにない激しい曲調になっています。髪も振りかざして、表情にも鬼気迫る女性の怖さを出しています」

 石原がデビューする2年前、演歌・歌謡界では石川さゆりの「天城越え」で沸き立っていた。若干28歳の石川が、怖いまでに女の情念を歌い上げたからである。
 今回、石原が「雪散華」を歌うに際して、その「天城越え」が意識の下にあったことは確かである。49歳の石原に出来ないわけがない。彼女は今、それに挑戦しているかのようである。

■自筆の書でタイトル

石原詢子.jpg 来年1月には、30周年記念シングルの第2弾を発売を予定している。「来年10月までには3作を出すつもりです」と石原。第1弾を出したばかりだが、すでに次作品の検討も進む。春にはさらに、リクエストの多い楽曲を揃えたアルバムも出すという。
 9月には東京でコンサートを予定しているが、大阪でも秋ごろをメドに開催を考えている。歌手としての誕生年を迎える今秋から石原は、今までになく忙しくなりそうである。

 「1年が早く過ぎ去っており、30年も長く歌ってたかしら、というのが正直なところです。デビュー当初は30年も歌い続けられるとは思ってもいませんでしたが、好きな歌を歌い続けられるのは幸せなことです」

 プライベートでは絵を描くのが趣味の石原だが、去年からは書を習い始めている。知人を介して紹介してもらったという新やまと文字に一目ぼれした。月に1回、東京都内の教室で練習を続けている。その成果が、新やまと文字で石原自身が書いた新曲「雪散華」の真っ赤なタイトル文字である。

 「30年を機に変われるといいなぁ、と思っています。これからはいろんなことにチャレンジして、歌の幅も広げて、先生方から石原の楽曲を書きたい、と思ってもらえるようなアーティストを目指したい」

 これからの石原が1作1作、どのように変化していくのか楽しみである。それに応えて、楽しみにしていてください-と言わんばかりに、彼女は「はい!」と、言い切った。



 関西では13年目に入る長寿ラジオ番組のパーソナリティーを務めている。10月9日には神戸市で「第3回ウイング歌謡ショー」(主催・神戸ウイングスタジアム)に出演するほか、同30日には兵庫県尼崎市で「2017 にっぽんうたまつり」(同・日本レコード商組合関西支部)で歌う予定である。






[石原詢子 オフィシャルサイト]
http://www.junko-ishihara.com/
[石原詢子 ソニーミュージックダイレクト]
http://www.110107.com/s/oto/page/C0201?ima=3417






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