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北沢麻衣(ホリデージャパン) 全国へ跳びはねる「真っ赤なワイン」 来春には大阪で単独ライブも [アーチスト]

◆杉本眞人作品の「真っ赤なワイン」(ホリデージャパン)を歌う北沢麻衣が、まさにワインを飛び散らせるかのように全国に歌を届けている。真っ赤なワインは血の涙なのか。そんな悲しい恋の別れを突きつけられた主人公を、北沢は切なさたっぷりに歌う。

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「真っ赤なワイン」にかける北沢麻衣

 「真っ赤なワイン」は2017年3月にリリースした。この1曲にかける強い想いを見せる北沢麻衣の熱意がそうさせるのか、歌はますます哀しさを増す。
 「私の胸をかじる人」(ポリドール、1985年)でデビューした北沢は、一貫して杉本作品を歌い続けてきた。今作でもまた、 杉本作品の切ない女性の恋心を紡いでみせている。

 そんな彼女の歌が全国の女性の心を響かせる。今年9月には横浜市のカラオケ静香でのライブに初めてのゲスト出演したほか、それに続いての北陸キャンペーンも実施。女性ファンを増やした。南日本放送MBCラジオでは「日高正人の銀座ナマナマ天文館」にも出演して、鹿児島のファンに声を届けている。

 年末へ向けても12月11、12の両日には再び、横浜でキャンペーンを予定しているほか、同23日には金沢市内でのキャンペーンと、地盤の関西以外でのファン層を着実に増やしている。

 東京では2018年1月31日に「西荻窪発 歌謡曲応援の会」に出演する。名古屋ではまた、7月2日に名古屋アートピアホールで北川大介ショーにゲスト出演することが決まっている。

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来年も単独ライブも計画する

 目玉は何と言っても来春の大阪での単独ライブの開催であろう。まだ企画段階ながら、今年の新曲発表ライブを上回る内容をと意気込む。
 さらに7月29日には、シェラトン都ホテル大阪で杉本眞人ショーへのゲスト出演するという。





 かっぽう着の歌姫・井上美代子さんが歌う北沢麻衣の前作「御堂筋線で・・・」である。
 切ない女心を情感たっぷりに歌う北沢には女性ファンが多い。井上さんもそのひとりである。
 次回には最新曲「真っ赤なワイン」も聴かせてくれるだろう。



[北沢麻衣 オフィシャルサイト]
http://uta-utai.com/






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こおり健太・工藤あやの  大阪・あべのでジョイントライブ [ライブ]

◆徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、こおり健太工藤あやのの2人が、2017年11月28日、大阪・阿倍野のライブハウス・あべのキューズモールROCK TOWNでジョイントライブを行った。双方のファンなど100人で会場はいっぱい。ふたりは「また関西で一緒に歌いたいね」と誓い、ラストは観客と「大阪ラプソディー」を歌った。

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こおり健太(左)と工藤あやの

 昨年、第1回目が開かれている「絶唱ライブ」で、こおりは前回に続いての出演。今回は同じレコード会社、同じ東北出身という2人によるジョイントライブ。

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 山形県出身の工藤あやのは今年、デビュー4年目。デビュー曲の「さくらんぼ恋しんぼ」から、2作目の「花咲く丘」4月発売の新曲「恋ごよみ」などのオリジナルのほか、アカペラで「あなた」(小坂明子)など8曲を歌唱。「いつか私もピアノを弾きながら歌ってみたい」と話した。

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 来年年1月14日には山形市でソロコンサート「ありがとう...ただいま!山形」を開くと告知して、来場を呼びかけた。


 11月5日でデビュー10年を迎えたばかりのこおり健太は宮城県の出身。3年間の保育士を経験してからの歌手デビューだった。
 6月に出した新曲「風花」と、デビュー2作目の「山吹の花」前作の「雨の船宿」今年6月に出した「こおり健太 大全曲 〜風花〜 」に収録している「季節のとなり」などオリジナル曲のほか、今年の干支の酉にちなんでだ「おしどり」(五木ひろし)など、鳥が登場する楽曲を3曲を選んで聴かせた。

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 工藤同様にアカペラで披露するコーナーでは、美空ひばりの「ひばりの佐渡情話」を披露。
客席に降りて握手してこおりは「いつもは女性のファンがほとんどの会場で歌うことが多いのですが、きょうは男性の方が多いようで緊張しました」と話していた。

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最後は観客と一緒に「大阪ラプソディー」を歌った

[こおり健太 オフィシャルサイト]
http://k-kenta.sakura.ne.jp/wp/
[工藤あやの オフィシャルサイト]
http://www.arder-jiro.co.jp/ayano/






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「渡辺要物語 歌は心の港」 第1回 大阪・法善寺横丁の寿司屋で修業 [インタビュー]

◆中学生の渡辺要(日本クラウン)はとにかく早く家を出て働きたかった。名古屋のミシン工場に職を得たのもそのためだったが、長続きはしなかった。四国へ戻った彼は実家へは帰らずに、見つけた働き先は坂出市にあった蒲団店だった。住み込みであった。ところがここでも彼は我慢できなかった。
 「親方に使われるのはいいが、仕事が終わると使いっ走りや、店の子供を肩車をして商店街を歩かされたりして面倒をみせられる。それが嫌で堪らなかった」
 いつしか「こんなことをしていたら、あかん」と思うようになっていた。

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寿司屋を開業した当時の渡辺要と亡き母とのツーショット

 店の近くには何店舗かの商店が並んでいたが、その中に1店の寿司屋があった。次郎長寿司というその店の板前がさらしを締めた上に法被を羽織り、頭にははち巻をした威勢良く出前をする姿が、渡辺の目にもしばしば入っていた。
 「颯爽と歩くその姿が格好いいんですよ」
 見るほどに寿司屋への憧れが増す彼は、ある日、想いを募らせてその寿司屋を訪ねた。
 「なんや、僕」
 突然やって来た子供の来店に少々いぶかり顔の大将に、渡辺は「寿司屋になりたいんや」と答えると、意外にもすんなりと「働きに来い」と承諾してくれた。

 念願かなって寿司屋で働き始めた渡辺は「いっぺん旅に出てこい」と、大阪・法善寺横丁の寿司店・すし半へ修業に出された。
 香川の田舎と違って大阪のミナミは賑やかで刺激的だった。彼の心をわくわくさせ、いっぺんに舞い上がらせてしまった。
 「天にも昇る気分で、何やら自分がエリートになったようにも思えてきました」
 と言っても観光客ではなく、修業の身である。毎日、朝早くに起きて店に出て、親方の包丁を研いで、朴の木で出来た高下駄を石粉で磨く。

 刃はピカピカに、柄も真っ白に磨き終わると、まな板に布巾を敷いて、その上に並べると、今度は板前全員が板場の隅に並んで、親方を迎えるのである。少しでも磨き漏れがあると、大目玉をくらう。
 ある日「誰や、これを磨いたんは」と親方が語気を荒げた。親方に気に入られていたことを知っている同僚は、渡辺を突いて身代わりを強要する。
 仕方なく「はい、僕です」と名乗り出ると親方は「ちゃんと磨いとけ」と言っただけで事は収まった。

 「親方はすべて分かっていたんですんね」

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昔も今も渡辺要の周囲はファンでいっぱい

 渡辺はいつもどうしたら相手が喜ぶか、をいつも考えていたという。
 「要領がいいと言うか、顔色ばかり伺っていました。しかも動作も機敏でした」
 板前もうだつが上がらない者は巻き寿司ばかりを担当させれたし、テイクアウトのみやげ物係といった具合なのである。
 彼は早くから客の前で寿司を握っていた。それも声が人一倍大きくて、威勢が良かったからで、その前にはいつも客が座っていた。

 「いらっしゃいと大きな声で客を迎え、客を喜ばせる。寿司を美味しく感じさせるために、手際よくご飯とネタを取って、それを頭の上でさっと握っていました」

 さばきが早く、見せる寿司屋を演じていたそれは、客を退屈させないパフォーマンスはすぐに評判となった。
 1人の若い女性が店にやって来たのは、そんな時だった。後に妻となる千恵子であった。


【渡辺要物語 歌は心の港 プロローグ】
http://music-news-jp.blog.so-net.ne.jp/2017-11-23

[渡辺要 オフィシャルサイト]
http://www.kaname8739.com/index.html







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安倍里葎子(テイチクエンタテインメント) 神戸・大阪・奈良で新曲「恋人気分で」歌唱キャンペーン [キャンペーン]

安倍里葎子8.jpg◆テイチクエンタテインメントの歌手、安倍里葎子が2017年11月26日、神戸、大阪、奈良の3ヶ所で新曲「恋人気分で」の歌唱キャンペーンを行った。行く先々で大歓迎を受けた彼女は「デビュー50周年が間近ですが、デビュー曲で新人賞を受賞した最大のヒット曲『愛のきずな』を上回るヒット曲にしたい」と、新曲にかける強い思いを話した。


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 「恋人気分で」は2017年7月に発売されたテイチクエンタテインメント移籍第1弾。リリース当初から各地で歌唱キャンペーンを展開、この日はまず神戸・三宮のカラオケ喫茶翔。補助席も埋まるほどの店内いっぱい40余人が集まった。

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カラオケ喫茶翔で歌う安倍里葎子とファンたち

 「恋人気分で」でオープニング。小坂恭子のヒット曲で自身もカバーリリースしている「想い出まくら」(2003年)美空ひばりの「人恋酒」そして再度「恋人気分で」などを歌った。

 「祖母に連れられて歌を習い始めたのが、歌との関わりの最初でした。札幌で歌っているところを作曲家の平尾昌晃先生にスカウトされたのが歌手としてのスタートでした」
 ところがデビュー曲の「愛のきずな」は加茂亮二作詞、鈴木淳作曲だった。そんな話を交えながら、集まった人たちと「恋人気分で」を歌って会場を盛り上げていた。


 次は大阪市生野区の歌one歌(うたわんか)に会場を移した。すでに50余人の人たちが集まっていた。デビュー47年目に突入した安倍は「恋人気分で」と、タケ・ウケタとデュエットするカップリング曲「狸小路の夜は更けて」を披露して「皆さんに楽しんでもらえる楽曲をとお願いして作ってもらった1曲です。絶対ヒットさせます」と意欲をみせた。

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歌one歌でファンの近くで歌う安倍里葎子

 ここでも「恋人気分で」を歌自慢の人たちと歌い、記念撮影に応えていた。

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 この日最後の会場の奈良市のラ・ヴィアン・ローズで歌う頃には、すでに日もとっぷりと暮れていた。昔、テレビでよく見ていたという人たちなど年配の20余人が、グルリと取り囲む中で、やはり新曲「恋人気分で」でオープニング。「愛のきずな」を男女6人と1コーラスずつ歌った。
 最後は「これを大切に歌っていきたい」ともう一度「愛のきずな」を聴かせた。

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ラ・ヴィアン・ローズでの安倍里葎子

 キャンペーンを終えた安倍は「新曲『恋人気分で』をヒットさせ、生涯現役で頑張っていきます」と話していた。
 12月22日には東京都品川・天王洲アイルの第一ホテル東京シーフォートでクリスマスディナーショーを予定している。

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[安倍里葎子 オフィシャルサイト]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/abe-ritsuko/






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千葉一夫(キングレコード)  「倖せ花」 千葉の優しさが甘い声に乗って響く夫婦演歌 [インタビュー]

千葉一夫.jpg◆「倖せ花」。デビュー38年目のキングレコードの歌手、千葉一夫11月8日発売の新曲である。♪ 女ざかりに 紅さえ引かず 〜 の歌詞は、苦労を重ねて自分と一緒に夢を追いかけた健気な妻に、そっと肩に手をかける夫の優しさが見えてくる。千葉の甘く切ない声がファンの心をくすぐり、人気も上昇中だとという。





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 ♪ 遅く咲くほど 倖せ花は きれいな絆の 実をつける 〜
 演歌ファンの目頭を熱くさせる3番の歌詞。
 「マイナーな曲調なんですが、テンポがあって決して暗く感じない」
 歌う千葉一夫もお気に入りの新曲である。
 チャート誌オリコンのランキングでも、初登場3位と高位置からのスタートである。

 「倖せ花」は41枚目(デュエット含む)のシングルである。その多くは女性を主人公にした艶歌が多かった。「優しい男性の歌を歌ってみたかった」という千葉の希望が叶った1曲でもある。
 この歌を担当したディレクター、スタイリスト、カメラマンはすべて女性だった。もちろん初めての取り合わせである。さらには作詞がいではくというのも初めて。そんな初めて尽くしが、優しい歌を作った。

 元々、千葉の楽曲に登場する主人公の多くは「優しい」人たちであった。今作は「それを一段と強調した」(千葉)もので、夫婦もので優しい男を作った。それが女性層をホロリとさせているようでもある。

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 カップリング曲「まっぴらごめん」。自身にとっては4作目となる股旅ものである。「今までも股旅ものは歌ってきましたが、一際インパクトのあるタイトルです。 ♪ まっぴらごめん まっぴらごめん と繰り返す所がありますが、そこを歯切れよくビシッと決めるとかっこよく歌えますね」(千葉)
これもいではくの作品である。

■再来年の40周年、大阪モノも

 城巡りが趣味である。3年前には各地の城を訪ねた際に撮った写真でカレンダーを作っている。「今年訪ねたのは岡崎城、小倉城などまだ少ないけれど、第2弾も考えたいですね」
 千葉の出身地である千葉県にも大多喜城がある。1521(天正元)年に築城され、明治になって取り壊されたが、昭和の世に天守が再建されたという。全国の名城を再びカレンダーで再現してもらいたいものである。

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 2019年にはデビュー40周年を迎える。
 「長く歌って来ましたが、今まで〈大阪モノ〉と呼ばれる楽曲は一度も歌っていないんです。歌ってみたいですね」
 ここ数年、関西弁も堂にいってきたが、関西をタイトルにしたのは「明石海峡」「紀ノ川旅情」ぐらい。
 甘い歌声で大阪演歌の極め付けを放ってもらいたものである。






[千葉一夫 オフィシャルサイト]
http://www.a8k.jp/chiba_fc/
[千葉一夫 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10093






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渡辺要(日本クラウン) デビュー25周年記念ディナーショー 前日には73歳の誕生日 大阪・太閤園 [ディナーショー]

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この日の模様はJ:COM関西の「歌に恋して」で放送される
そのメンバーとお馴染みの歌恋ポーズをする渡辺要(中央)


◆デビューして25年の日本クラウンの歌手、渡辺要が2017年11月24日、大阪市都島区の太閤園で「25周年ディナーショー 〜歌に恋して25年〜 」を開いた。歌手としてやって行ける自信が持てたのは2007年の「大間崎漁歌」だったが、今も修業は続く。この日も ♪ この道を選んで悔いはない 〜 と、自らの想いを重ねて、尊敬してやまない大先輩歌手・北島三郎の「恩返し」を歌って締めくくった。

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 ディナーショーは、大阪をはじめ関西各地や四国や城崎温泉などからも、200余人ものファンが集まり、デビュー25周年と前日の渡辺要73歳の誕生日を祝福するムードいっぱいの中で行われた。

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渡辺要を中心にした新ユニット・<男の演歌>による和太鼓と「まつり」を披露

 渡辺の歌手デビュー曲は、高松市内でまだ寿司店を経営していた1992(平成4)年5月に出した、当時、相撲界のアイドル的存在だった若花田と貴花田を応援する「若と貴」であった。まわし姿で歌うこの作品は、その後もジャケットを2度代えてリリースしているほどの力の入れようだった。
 〈褌歌手〉として歌っていたこの頃は、吉本興業に所属していたが「在籍17年の間、歌はさっぱり売れなかった」といった状態が続いた。
 この日のショーでは、その「若と貴」から、2016年12月に出した新曲「母は今でもこころの港」までと、昭和の名曲のカバーを含めた20数曲を披露した。

 「母は今でもこころの港」は、渡辺25歳の時、風邪をこじらせて肺炎によって60歳で亡くなった母親を偲んだ歌である。彼は「僕の頼み事を何でも聞いてくれる、優しい人だった」と、振り返った。

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 渡辺を祝福する歌手仲間の歌唱をはさんでの本人のコナーでは、デビュー曲の翌年、寿司店との二足の草鞋から歌手に専念するきっかけとなった「男意気」(1993年)から、地元香川県では多くの人に歌い続けられている「讃岐の女(ひと)」(2003年)北島三郎から初めて激励の声をかけられた「大間崎漁歌」では、会場いっぱいの拍手喝采を受け、 踊り出す人たちも飛び出して、オリジナル曲8曲を歌った。

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1人ひとりと握手しながら会場を回る渡辺要
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マネージャー(写真・右)の拍子木が評判

 また新曲「母は今でもこころの港」は、自らギターを弾きながらの珍しいギターバージョンで披露した。曲中でマネージャーが拍子木を打つことで知られる「人生男節」(2010年)は、評判通りに会場を盛り上げていた。

■歌に恋して25年

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左からおおい大輔、塩乃華織、光岡洋

 ゲスト出演したおおい大輔(テイチクエンタテインメント)塩乃華織(日本クラウン)光岡洋(同)は、オリジナル曲を1曲ずつ歌った。渡辺を兄貴と慕うみやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)も「ふたりの明日」「俺のいい女」「浜撫子」などオリジナル曲を聴かせた。

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みやま健二

 渡辺は12月2、3の両日、大阪市中央区の大阪ドーンセンターホールで行われる舞台公演「未来へつむぐ 今をありがとう」に、終戦まじかの鹿児島・知覧の飛行場から飛び立つ神風特別攻撃隊の若者を見送る老人役として友情出演する。
 全国を巡回するこの芝居を香川県で見た渡辺が、内容に感動して出演を希望して実現した。

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 そんなバイタリティーは、たくさんの苦しくて悲しいことも吹き飛ばしてきた。渡辺はアンコールで自分の人生の泣き笑いを重ねて「相撲甚句」を歌い、「こんなにたくさんの人にお越しいただいて有難いです。これからも平和で人々が愛しあえる社会でいられるように、そんな想いを持って歌い続けていきたい」と、明日への想いを語っていた。

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プレゼントされたバースデーケーキのろうそくの火を消す渡辺要
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ラストはステージバックの窓に映し出された会場の庭園


[渡辺要 オフィシャルサイト]
http://www.kaname8739.com/about_2.htm
[渡辺要 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/watanabe/whats.html






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チョン・テフ(徳間ジャパンコミュニケーションズ) 大阪でも5周年記念ツアー2017 新曲「帰れないふたり」など18曲を歌唱 27日は名古屋で [ライブ]

チョンテフ010.jpg◆徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、チョン・テフが、2017年11月15日、大阪・心斎橋の大丸心斎橋劇場でデビュー5周年を記念した「5th Anniversary Tour 2017」開き、全18曲を披露した。23日までに全国7会場で開いてきており、27日の名古屋会場(愛知県芸術劇場)を残すだけとなっている。











 韓国・ソウル生まれのチョン・テフは16歳の時、韓国でアイドルデビューしている。2006年に来日し、インディーズレーベルでデビューした後、2013年に「サソリの涙」で徳間ジャパンからメジャーデビューしている。2017年8月、メジャー5枚目のシングル「帰れないふたり」をリリース、同10月には2枚目のアルバム「チョン・テフ カバーコレクション 〜サラン エ〜 」を出している。

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 初のツアーライブは11月1日の札幌会場を皮切りにスタートし、5会場目の開催となった大阪会場には、熱心なファン約250人が集まった。

 オープニングでデビュー第2弾の「愛の銀河」同4弾の「ガラスの蟻地獄」を披露して「1曲1曲、心を込めて歌います」と一言、挨拶して男性ダンサーー4人を入れて同3弾の「東京メランコリー」同4弾のカップリング「別れのエアポート」とオリジナル曲を並べた。

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 また「メジャーになって初めて作詞した」(テフ)という「めぐり逢えたら」も聴かせた。「普段から日本語で話していますが、実はドキドキなんです。そんな日本語で作詞をしてるんです」と〈舞台裏〉を明かしていた。

 テフのライブではダンサーを交えたアップテンポなステージは定番メニューとなっている。ダンサーたちはこの日も、5曲に参加した。いつもは上半身は肌を晒しての踊りだが、今回はジャケットを着込んでいた。と思いきや、最後の「夜の踊り子」では、期待通りの素肌を出しての熱演を見せてくれた。

 一緒に踊ったテフは「出来ることなら10代に戻りたい」と、息を切らせていた。

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 10月に出したアルバムには70〜80年代の楽曲12曲を収録しているが、この中から「シルエット・ロマンス」(大橋純子)「東京ララバイ」(中原リエ)やアンコールで歌った「悲しみのゆくえ」(チョーヨンピル)など5曲を披露した。

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 ライブのラストは最新曲の「帰れないふたり」「あの日のワイン」を歌った。ライブを観覧した女性ファンのひとりは「何度かテフ君のライブに参加していますが、とてもいい内容でした」と、話していた。

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[チョン・テフ オフィシャルサイト]
http://jungtaehu.com/
[チョン・テフ 徳間ジャパンコミュニケーションズ]
http://www.tkma.co.jp/enka_top/jung-taehu.html






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「渡辺要物語 歌は心の港」  プロローグ [インタビュー]

◆歌手渡辺要(日本クラウン)が2017年11月23日、73歳の誕生日を迎えた。そして明日、24日には歌手生活25周年を祝うディナーショーを大阪市都島区にある太閤園で開く。関西発の音楽情報ブログ「Music news jp」では、渡辺要の半生記「渡辺要物語 歌は心の港」を、Facebook・Twitter・Youtubeと連動して10回に分けて掲載する。

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渡辺要

 今回はそのプロローグである。

 大阪府堺市にある渡辺要の事務所では、かつて高松・ライオン通りで渡辺が経営していた寿司店「要鮨」本店に掲げられ、最高時の売上が年間2億8千万円という四国一の寿司屋として名を馳せた頃の、木の大きな看板がテーブルの天板代わりに使われている。そこに彫られた要鮨の力強い文字は渡辺自らが書いたもので、彼の意気込みを強さを表しているかのようである。

 その寿司店は、カウンターだけのわずか5坪、家賃は月2万7千円いう店舗からスタートしている。
東洋の魔女と呼ばれた日本女子バレーボールチームの優勝で日本全国が沸き上がった、東京オリンピックの興奮がまだ冷めやらない1964(昭和39)年11月のことだった。手元にあった15万円と、母親から借りた50万円を元手に、高松市常盤新町に小さな店を開店した。
 後に結婚することになる、当時付き合っていた東京のデパートで働く同い歳の女性を高松へ連れ帰って、ふたりでの船出だった。

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デビュー25周年を記念したディナーショー


 1944(昭和19)年11月23日、香川県木田郡西植田村の小さな農家の8人兄弟の末っ子として生まれている。13歳で中学に進学するとすぐに、父親が49歳で亡くなった。高校生だった兄姉は昼間部から夜間部に変更して、家計を助けるために働きに出た。

 要も「高校へ行かずに、同級生や従兄弟たちが大学へ行っている間に、いつか一国一城のあるじになってやろう。そして母に自慢できる男になるんや。それまでは田舎には帰らない」
 と決意して、中学を卒業した年の春に要は、名古屋市のミシン工場で働き始めた。
 高松の港で母親に見送られ、勇んで飛び出したものの、名古屋での住まいは3畳一間、給料は3千円という生活で、決して思い描いていたものではなかったのである。


[渡辺要 オフィシャルサイト]
http://www.kaname8739.com/index.html







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青木美保(キングレコード) 「花海棠」カラオケコンテスト 来年2月にキング関口台スタジオで [カラオケ]

◆キングレコードの歌手、青木美保が2017年9月に出した新曲「花海棠(はなかいどう)」のカラオケコンテストを来年2月に開く。全国から300件の応募があった前作の「秋燕」に次ぐコンテストで、青木は「今回もたくさんの人に参加してほしい」と話している。

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カラオケコンテストを開く青木美保

 コンテストへの応募はCD−Rかカセットテープに「花海棠」の歌唱1コーラスを録音して、「花海棠」のCDかミュージックテープに封入されている応募券を添えて、キングレコード本社の「青木美保 花海棠カラオケ大会」係まで送る。締切は2018年1月17日(当日消印有効)。

 決勝大会は2月17日午後2時から、東京都文京区のキングレコード関口台スタジオで行われる。審査は作曲家の岡千秋など。当日は青木のミニライブも予定されている。
 歌うポイントを「歌に入り込むことなく、淡々と演じて歌う」ことだと、青木は話している。

 自身にとって初めてとなった今年2月のカラオケコンテストには関西、東海、九州から多くの応募があり、一次審査で残った40人が決勝大会に挑んで、グランプリには男性が選ばれた。

 青木は「歌は多くの人たちの皆さんに育ててもらっています。『花海棠』も大輪になると信じて歌い続けます」と、多くの人に歌ってもらいたいとカラオケコンテストに期待を寄せる。




[青木美保 オフィシャルサイト]
http://www.aqua-pro.co.jp/talent/aokimiho/index.html
[青木美保 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10406







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入山アキ子(テイチクエンタテインメント)  「知床岬」を代表曲曲へと  心に届けと歌う  デビュー10年の感謝曲 [インタビュー]

入山アキ子1.jpg◆「活躍しているね」。看護師から歌手に転身して今年で10年になる、テイチクエンタテインメントの歌手、入山アキ子を取り巻く風が最近、少し変わってきている。そんな変化を指摘する声が周りから聞こえてくることが増えてきた。テレビへの出演が多くなったこともあるが、歌わない日がない、と言っても良いぐらいに、全国を飛び回り歌を届けている姿が、多くの人にそのように映るのである。その勢いに乗って2017年9月に出した「知床岬」を「私をまったく知らない人がこの歌を聴いただけで、入山アキ子の名前を思い浮かべてもらえる、そんな本当のヒット曲にしたいですね」といった意気込みを見せている。


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 「最後は大衆が選ぶ」と、所属する事務所の和久井保社長は入山にアドバイスする。その言葉を実践するかのように、彼女の歌を聴きにやって来た人たち1人ひとりと、入山は満面の笑みで接する。彼女が座右の銘のように心がける「歌も看護も心から」といった、そんな想いを込めながら。

 山口県の高校を卒業して、防衛医大病院付属看護学校に入学。卒業後は同病院で看護師として勤務している。胸部外科で主任まで務め、ベッドに横わる患者相手に歌を歌うとニッコリと微笑んでくれる。いつに間にか患者たちの間で〈歌う看護師〉として知られるようになっていた。
 歌が好きだった彼女が看護師時代に書いていたブログのタイトルは、何と「演歌な看護師クラブ」であった。

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 数年後、救急患者を受け入れる部署に替わっていたある日、看護師長への昇進話が持ち上がった。キャリアアップには魅力はあったが、そんな時に出演したカラオケ大会をきっかけに〈歌手〉といった新たな選択の道が、彼女の心の中で大きく膨らんでいた。
 「歌で皆さんを笑顔にすることは、看護師が患者さんを笑顔にするのと変わりない。そして、どうして挑戦しなかったのか・・・と後悔したくなかった」
 と、看護師長への薦めを断り、13年間勤めた看護師から歌への道へと舵を切ることを選び、同じ山口県出身の作曲家・鈴木淳に師事することになった。

■風が吹き始めた

 その鈴木淳は83歳になるが、妻で作詞家の悠木圭子と今なお精力的に楽曲の制作を続け、今までに数多くの歌手に楽曲を提供している。そこからはちあきなおみ、八代亜紀、黒木憲、田川寿美、椎名佐千子などの歌手が育っていった。
 入山はその一角に加わったのであるが「売れていないのは私だけ」と彼女が言うように、実績が伴うまでには至っていない。鈴木と悠木も「入山がヒットするまで自分たちが楽曲を書き続ける」と言い切るほどである。

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 彼女のテイチクデビュー曲「ザンザ岬」(2008年)から最新曲の「知床岬」まで、すべてを鈴木が作曲を手掛け、悠木は「ザンザ岬」のカップリングから「知床岬」まで、10年間にわたってすべての詞を書いている。
 「知床岬」の制作にあたっては「今度の曲こそ」と、渾身の願いを込めての曲作りだったと言われる。その想いは、まるで実際の親のようでもあり、それだけに入山は1日も早くヒットさせて、ふたりに恩返しをと思うのである。

 そんな入山が良く「結果を出したい」と口にする。その結果とは何を指しているのか。
 今まで彼女は、ボランティアな応援団はいるものの、実質1人で活動をしてきた。それでもCDを出すたびに、1万枚から2万枚は確実に売ってきた。「でもそれだけで、この歌は入山アキ子だといった代表曲(ヒット曲)を出すために、今の壁をクリアしなければいけない」
 それが彼女が言う「結果」なのである。
 鈴木・悠木作品以外の楽曲を歌う時こそ、入山が晴れて<鈴木塾>のヒット歌手の仲間入りをする日になる。

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キャンペーン先でも人気は高い入山(東大阪市・ミヤコ瓢箪山店で岩城会長夫妻と)

■カラオケ全国大会も

 入山がテイチクエンタテインメントに所属して、「知床岬」は7作目のシングルになる。そのうち最近の5作品ではカラオケ全国大会を実施している。今作でもカップリングの「雨に散る花」を含めて、2018年3月4日に羽田空港内のTIAT SKY HALLで開催する。参加者募集中で、応募締め切りは来年1月9日必着。詳しくはホームページを参照のこと。当日は入山のミニコンサートも開かれる。

 「歌い出しは強い気持ちを前に出し、感情をつかむことが大切」と歌唱ポイントを指導する入山。まるで自分の気持ちを語っているようでもあった。







[入山アキ子 オフィシャルサイト]
http://xn--cckwa042wikihmb.jp/
[入山アキ子 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/iriyama/






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大月みやこ(キングレコード) 東京・三越劇場で秋のコンサート 船村・平尾・ペギーを偲んで熱唱 一人芝居「婦系図」では船村作品の「命の花」も披露 [コンサート]

大月みやこ4.jpg◆キングレコードの歌手、大月みやこが2017年11月15日、東京・日本橋の三越劇場で恒例の「大月みやこ2017 秋のコンサート」を開いた。昼夜2回公演で、いずれも満席だった。1部では約20分間の一人芝居「婦系図」を演じてみせ、客席からは大きな拍手が送られていた。今年相次いで亡くなった作曲家・船村徹(2月没)と同・平尾昌晃(7月没)歌手のペギー葉山(4月没)を偲ぶコーナーでは、それぞれのヒット作品を「天まで届け」と熱唱した。










 今年で17回目で、チケットは発売早々に完売するという人気コンサート。約500席の会場は昼夜ともに満席で、大月も「始まる前からワクワクしており、毎回、楽しみにしている」ほど。
 とりわけ2017年9月にリリースした最新シングル「流氷の宿」、8月に出したアルバム「女の港 大月みやこが唄う船村徹の歌世界」が共に好評な中での開催だったが、今年は彼女と縁が深かった作曲家の船村徹、同じレコード会社の歌手・ペギー葉山、作曲家・平尾昌晃の3人への追悼歌唱コーナーを設けた。

 大月は最新曲の「流氷の宿」から「紅の傘」「女の港」「女の駅」「白い海峡」「対馬海峡」「豊予海峡」といった海峡メドレーなど全24曲を歌った。

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 大月が今回初めて一人芝居「婦系図」を演じた。これは同秋のコンサート第1回目のゲストとして出演したのが船村徹だったこと、さらにはかつて新宿コマ劇場での「婦系図」の初演に合わせて、船村が主題歌として「命の花」(1990年)を書き、大月に提供したことにちなんでのもの。
 その一人芝居では、大月自身のナレーションを交えながらの、その「命の花」を劇中でも歌って船村を偲んだ。

 2部の追悼コーナーでは、ペギー葉山の「南国土佐を後にして」「学生時代」平尾昌晃作曲の「霧の摩周湖」「わたしの城下町」船村徹作曲の「あの娘が泣いてる波止場」「おんなの宿」「矢切の渡し」を熱唱した。

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 大月は「毎年とても楽しく過ごしています。来年もきっといいことがあると信じて、大月みやこに新しいものが出てきた、と思ってもらえるような1年にしたい」と、変わらぬ意欲をみせていた。


[大月みやこ オフィシャルサイト]
http://www.otsukimiyako.com/
[大月みやこ キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10066






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阿久悠リスペクトコンサート、没後10年・作詞家50年・生誕80年を記念 ゆかりの歌手が作品を歌った 東京国際フォーラム [コンサート]

◆あまりにも激しい情念を綴った「北の螢」(1984年、森進一)まるで映画を見ているようなストーリー性に富んだ「五番街のマリーへ」(1973年、ペドロ&カプリシャス)など、作詞家・阿久悠が残した作品は、どれも彼の豊かな才能に改めて驚くばかりである。2017年11月18日、東京・有楽町の東京国際フォーラム・ホールAで、彼の没後10年と作詞家50年、そして生誕80年を記念した「阿久悠リスペクトコンサート 〜君の唇に色あせぬ言葉を 〜 」が開かれた。森進一、石川さゆり、岩崎宏美ら13組の阿久悠にゆかりのある歌手たちが、1970〜1980年代の彼のヒット曲を歌った。

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阿久悠リスペクトコンサートの開演前の東京国際フォーラム・ホールA

 阿久悠が生涯に書いた作品は5000曲を超えるとも言われ、今なおカラオケで歌い続けられている楽曲が数多い。しかも今、未発表曲がCD化されるなど、阿久悠は日本の歌謡界に生き続けている。

 この日、出演したのは岩崎宏美、松下優也、増田惠子、北原ミレイ、石野真子、Char、山本リンダ、BOYS AND MEN、大橋純子、新妻聖子、MAX、石川さゆり、森進一。 いずれも阿久悠の作品を自身のオリジナル曲に持つか、11月15日に発売された阿久悠リスペクトアルバムにカバー作品を収録した人たちばかり。

阿久悠リスペクトコンサート・プログラム.jpg たくさんの歌をもらい、その代表曲「能登半島」(1977年)「津軽海峡・冬景色」(1976年)を歌った石川さゆりが、会場に詰め掛けた約5000人の観客に「デビュー5年目の私に、盆と正月が一緒に来たようにビックリさせてくれたのが、この作品で、これらによって歌手としての名前を覚えてもらえるようになりました」と語りかけた。一世を風靡し今なお第一線で歌い続ける彼らをスターダムに押し上げる役割を果たしたのが阿久悠であった。

 石川はまた、それまでの演歌・歌謡曲が専ら耐えて待つ女性を描いていたが「阿久先生は時代に先駆けて自ら行動する女を歌にされました。今、元気だったらどんな歌を書いておられるのでしょうか」と、想いを巡らせていた。

 1曲1曲、懐かしいメロディーと歌詞はこの日、客席を埋めた1人ひとりに過ぎ去った頃のことを思い出させた。出版社から招待されて客席から観覧した記者も、まだ学生だった1975(昭和50)年当時、テレビ・ラジオを賑わせていた岩崎宏美「ロマンス」のレコードを買っている。この日はその頃を蘇らせてくれた。
 その岩崎はコンサートではトップを切って登場した。阿久が亡くなる3ヶ月前に車椅子の彼に会っており「先生って、こんなに2枚目でしたっけ」と話しかけると「今頃気付いたのか」と、笑っていた阿久とのエピソードを披露。デビュー2作目の「ロマンス」(1975年)と同3年目に出した「思秋期」(1977年)を歌った。

 66歳になった山本リンダは、歳を感じさせないスリムなスタイルで「狙いうち」(1973年)と「どうにもとまらない」(1972年)を歌い「どんなに落ち込んでいても元気になれる」と、ウララウララと激しくステージを飛び跳ねる迫力ぶり。

 大橋純子はデビュー4年目にリリースし、今も代表曲のひとつになっている「たそがれマイ・ラブ」(1978年)を歌い「これがわたしの初のビッグヒットになりました」と、当時を振り返っていた。

 コンサート当日に70歳の誕生日を迎えた森進一は同名映画の主題歌として作られ、比類ない阿久の創造力の高さを感じさせる「北の螢」(1984年)でトリを務め、これからも「阿久先生の作品を歌い継いで行く」と話していた。

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【阿久悠リスペクトコンサート セットリスト】
「いずこ~ふたたび歌を空に翔ばそう」朗読・リリー・フランキー
「ロマンス」岩崎宏美
「思秋期」岩崎宏美
「勝手にしやがれ」松下優也
「もしもピアノが弾けたなら」松下優也
「最後の恋」増田惠子
「ざんげの値打ちもない」北原ミレイ
「北の宿から」北原ミレイ
「失恋記念日」石野真子
「わたしの首領(ドン)」石野真子
「逆光線」Char
「気絶するほど悩ましい」Char
「どうにもとまらない」山本リンダ
「狙いうち」山本リンダ
「フィンガー5メドレー」BOYS AND MEN
「友ありて」BOYS AND MEN
「たそがれマイ・ラブ」大橋純子
「五番街のマリーへ」新妻聖子
「ジョニイへの伝言」新妻聖子
「ピンク・レディ・メドレー Ver.B」MAX
「UFO」増田惠子(ピンク・レディー)&MAX
「能登半島」石川さゆり
「津軽海峡・冬景色」石川さゆり
「さらば友よ」森進一
「北の螢」森進一
「また逢う日まで」出演歌手全員






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井上実香のおじゃましまんにゃわぁ~ 大阪流行歌ライブに出演 [YouTube]

◆キングレコードの歌手、井上実香が2017年11月15日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた第255回大阪流行歌ライブにおじゃましまんにゃわぁ~ !

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大阪流行歌ライブで熱唱する井上実香

 流行歌ライブの30分歌唱コーナーに出演するのは今回が初めてという井上実香は、新曲「有りン子」とカップリングとして再収録した「ナイト大阪」などを歌った。中村泰士作詞・作曲の「有りン子」は、井上が初挑戦しているフォークタッチの歌謡曲。

 緊張気味だったという井上だが、併せて披露したカップリング曲の「ナイト大阪」は、昨年亡くなった父親で吉本新喜劇の役者で井上竜夫(竜じい)とのデュエット曲だけに、父親から力をもらったよう。

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 このカップリング曲は元々、歌手を志していた竜じいが芸能生活30周年記念として1990(平成2)年に、長女の実香と歌ってキングレコードから出しものだった。実香の歌手デビューのきっかけとなった1曲でもある。
 「有りン子」のレコーディングに際して、実香が新録して再収録した。

 竜じいの声は当時のママで「三橋美智也さんが好きで、役者になる前には歌手を目指していた」だけに、流暢に歌うまだ若々しい声を聴くことができる。

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客席に降りて1人ひとりと握手しながら歌う井上実香

 父親・竜じいのギャグ、おじゃましまんにゃわぁ~ を譲り受けて、行く先々で挨拶代わりに口にすると、観客からは「そういえば顔はよく似てるねぇ」と言った声も聞かれる。

 この日の流行歌ライブでは新曲のほか、「逃げる月」「大阪恋みれん」前作「とまり木情話」も披露した。





[井上実香 オフィシャルサイト]
http://www.geocities.jp/mika_inoue_singer/
[井上実香 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=35548





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第255回大阪流行歌ライブ  千葉一夫、走裕介、男石宜隆、井上実香が出演 [ライブ]

◆大阪・心斎橋のライブハウス・BIG CATで2017年11月15日、第255回大阪流行歌ライブが開かれ、キングレコードの千葉一夫、日本コロムビアの走裕介、テイチクエンタテインメントの男石宜隆といった聴き応えたっぷりな男性歌手3人に、同ライブで初めて30分の歌唱コーナーに立ったキングレコードの井上実香を加えて、それぞれ新曲などを聴かせた。

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第255回大阪流行歌ライブの出演者たち


 <ちばちゃ~ん>の呼び声に迎えられてステージに現れた千葉一夫は、新曲「倖せ花」そのカップリング曲「まっぴらごめん」などを歌った。ここ数年、毎月のように関西にやって来ているというが、関西弁は依然としてぎこちなく、それが逆に彼のファンを増やしている。

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千葉一夫

 四国三郎の異名を持つ阿波・徳島を流れる川を歌った「吉野川」(2006年)や「明石海峡」(2008年)といった関西や四国の地を歌った楽曲も人気で、この日も「吉野川」を艶っぽく歌うと、ファンはうっとり。

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走裕介

 今年2月に亡くなった作曲家・船村徹の弟子でデビュー9年目になる走裕介は「久しぶりの大阪流行歌ライブ」だった。「1人で酒を飲んていると先生のことが思い出される」など、生涯5500曲余の楽曲を書いたという大作曲家との想い出などを語り、走のために書き残してくれたという新曲「男の駅」やデビュー曲「流氷の駅」、船村が刑務所慰問などで歌った「希望(のぞみ)」などを歌った。

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男石宜隆

 男石宜隆は8月16日に出したばかりの新曲「大阪ひとり酒」とカップリングの「恋の川」、前作の「大阪泣かせ雨」などを披露した。
 今作は大阪シリーズ第2弾で、男石は「この楽曲で全国区の歌手になりたい。皆さん覚えて歌ってください」と、話していた。

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井上実香

 30分の歌唱コーナーに出演するのは今回が初めてという井上実香は、吉本新喜劇の役者で昨年亡くなった井上竜夫(竜じい)の長女。
 「おじゃましまんにゃわぁ~」と、父親のギャグで登場した井上は、人生強く生きていこうといったフォークタッチの歌謡曲「有りン子」を披露。さらには彼女が歌手デビューするきっかけを作った、父親とのデュエット曲「ナイト大阪」「有りン子」のカップリングとして再収録しており、懐かしい竜じいの声とともに聴かせていた。






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星まさる(エクシング・ミュージックエンタテインメント)  星まさる歌謡ディナーショー  特別ゲストに元プロ野球選手の福間納さんら [イベント]

◆神戸市在住の歌手、星まさるが2017年11月12日、神戸市中央区北野町のホテル北野プラザ六甲荘で毎年恒例の「カラオケ発表&星まさる歌謡ディナーショー」を開いた。今年は元阪神タイガースの福間納さん、元中日ドラゴンズの芝池博明さんらがゲスト参加し、福間さんはオリジナル曲「別れてもふたり」(日本クラウン、1986年)を、芝池夫人のまり子さんとデュエットして会場を沸かせた。

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ファンと歌って踊る星まさる(中央)

 今年は約100人が参加した。特別ゲストの福間納さんは阪神タイガース時代には、投手として1985(昭和60)年の初の日本一に貢献している。その翌年に仲世古明代さんとのデュエットでレコーディングしており「3万枚が売れました」(福間)という。レコードはこのほかにももう1枚リリースしているが、この日は、同じゲストで今は兵庫県明石市で居酒屋を営む芝池博明さんの夫人のまり子とふたりで歌った。

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現役引退後にはレコードも出していた元阪神タイガース投手の福間納

 福間さんはまた、フランク永井の「君恋し」美空ひばりの「愛燦燦」も歌って、集まった人たちを楽しませていた。

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星まさる(左)とゲストの岩本やすし

 3部の星まさる歌謡ショーでは、デビュー20周年記念盤として出した「晩秋の恋 / 小さな合鍵」(2011年)と同25周年記念の「神戸の女(おんな) / ありがとう愛する貴方へ」(2016年)のオリジナル曲のほか「東京の花売り娘」「長崎の鐘」といった懐かしい歌謡曲や、「慕情」など映画主題曲も披露した。

 これに先立ってのカラオケ発表会には17人が参加して自慢の唄を披露していた。

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歌あり踊りありのカラオケ発表会


 星まさるは来年4月15日には、神戸・垂水のレバンテホールでムード歌謡グループ・純烈(日本クラウン)をメインゲストに松浦ゆみ(エイフォース・エンタテイメント)城山みつき(テイチクエンタテインメント)が出演するチャリティーコンサートを開く。






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沢井明(テイチクエンタテインメント) 「おもいで蛍」  移籍第2弾  切ない女心を歌うデビュー17年の実力派 [インタビュー]

沢井明.jpg◆テイチクエンタテインメント移籍第2作「おもいで蛍」を9月に出した沢井明。街のネオンを蛍にたとえて、ひとり生きる女性の心のうちを歌っている。学生時代からフォークソングのシンガーソングライターとして「人生、男と女の切なさ」を歌ってきた。それは新曲にも通じるものがあり、沢井は「若い頃の自分の心情をかぶせて歌う」のである。




 沢井明の歌は女性の恋愛歌である。新曲「おもいで蛍」もまた、愛しい人を忘れようにも忘れ切れられない切ない女性をムーディーに歌う。「ストーリー性の高い、女性の気持ちが表れた楽曲です」(沢井)。
 歌の主人公は「どこにでもいる女性を歌っている」(沢井)のだが、そこにはかつての沢井自身の体験が下敷きになっている。

 イントロは編曲を担当した伊戸のりおによるポルトガルギターの音色が入る。「耳に残る演歌にしたい」という沢井の希望を聞き入れたもので、伊戸がアレンジしたものである。これが切なさを倍加することになった。

沢井明・おもいで蛍.jpg 吉田拓郎や松山千春に親しんできた沢井は、長く女性を主人公にした等身大のフォークソングを歌ってきた。その多くがラブストーリーである。「人生や切ない男女の関係などを歌うフォークは、演歌にも通じるものがあります」と、その魅力を話す沢井だが、徐々にフォークソングは衰退し、歌う場所も少なくなってきた。

 そんな時、大学を中退した彼は、クラブで演歌を歌う機会を得た。それが今、歌謡演歌と自ら言う歌を歌い始めることになっていく。
 クラブ歌手は3年ほどやった。自分で書いた作品を歌ってCDを出せばいいとも思っていたのだが、「クラブでは自分で歌いたいものを歌えない」といった制約があった。本格的に歌の勉強をして、プロ歌手を目指したい。彼の想いは変わって行く。作詞・作曲家の猪俣公章に師事したのもそのためである。インディーズながら自ら歌を書いてCDデビューも果たした。

■さらに上のステージへ

 日本クラウンでメジャーデビューして、2016年にはテイチクへ移籍。活動も徐々に広げている。
 そんな沢井は、1か月のほぼ半分は自宅のある東京を離れて、大阪など西日本で活動することが多い。大阪ではここ10年、個人レッスンなどカラオケ教室を開いており、その生徒数は100人にもなるという。
 年に1回は課題曲のカラオケ発表会も催す。来年4月には「おもいで蛍」のレッスンの成果を披露する発表会を予定している。

 その彼には大阪を舞台にした歌も多い。インディーズ時代から数えると6、7曲になる。「ファンが大阪に多く、大阪の歌を歌うと反応がいいのです」
 まるで在阪歌手のようでもある。

 沢井は物静かだが「自分の歌をより多くの人に聴いてもらいたい。ファンの人たちからは応援していて良かった、と思ってもらえるように、少しでも今より上のステージへと昇れるように頑張りたい」と、力強さを見せてくれた。





[沢井明 オフィシャルサイト]
https://donmusic.amebaownd.com/
[沢井明 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/sawai/






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入山アキ子(テイチクエンタテインメント) 「知床岬」 大阪・交野市、奈良・三郷町で歌唱キャンペーン [キャンペーン]

◆テイチクエンタテインメントの歌手、入山アキ子の大阪・奈良での新曲「知床岬」のキャンペーン最終日は、2017年11月9日、大阪府交野市・青年の家と奈良県三郷町のカラオケ喫茶店で行われた。

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交野歌謡クラブ・西玉教室(NISI歌謡教室)
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奈良・三郷町のカラオケエム

 大阪府の東部に位置する交野市の施設で開かれている交野歌謡クラブ・西玉教室(NISI歌謡教室)の受講生が参加して開かれた、この日最初のキャンペーンには女性ばかり約30人が、入山の歌に耳を傾けるとともに、ワンポイントレッスンを受けた「知床岬」を彼女と一緒に歌った。

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入山アキ子

 入山は「知床岬」のほか、前作の「信濃慕情」「紀淡海峡」「女・なみだ酒」「ザンザ岬」の5曲を、1曲1曲、曲にまつわるエピソードや想い出などを交えながら歌った。メジャー歌手への足掛かりをつかんだのが「ザンザ岬」(作詞・星野哲郎、作曲・鈴木淳)だった。4年間歌い続け、1人で1万5千枚を売った実績を作った。会場では在庫1枚となってしまった、そのCDを販売していた。

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 元看護師の彼女は「歌も看護も心から」をモットーに、毎日、歌い続けている。その心が通じるのか、集まった女性たちは最後に、「知床岬」を全員で合唱して、楽しいひと時を過ごしていた。

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■たくさんの笑顔

 今回、最後の地は大阪府との境で、信貴山縁起絵巻などで知られた信貴山寺がある信貴山のふもと奈良・三郷町。そこで25年の歴史をもつカラオケエムで歌った。
 店に到着すると、すでに20人余り歌好きが待ち構えていた。入山が1曲目の「知床岬」を歌うと「(私たちと)同じマイクを使って歌っているとは思えない、いい声」と、歓迎ムードも高まった。

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 1コーラスずつのカラオケ歌唱では、12人もが登場する熱心さ。入山も「どなたも難しい箇所を無難に歌いこなしている」と驚き顔。
 また客席を歌いながら握手をして回ると「前作の『信濃慕情』が好きなんです、と言っていただいて、とてもうれしかったです」(入山)と、一気に打ち解けた雰囲気に。

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 ここでも「担当していた胸部外科では、動けない心臓病の患者さんの耳元で歌を歌ってあげると、とても喜んでもらいました」など、看護師時代の話を披露して、彼女の人となりを見せていた。

 3日間の大阪・奈良のキャンペーンは終わったが、入山はそんな笑顔をたくさん見たくて、きょうもどこかで歌っている。

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[入山アキ子 オフィシャルサイト]
http://xn--cckwa042wikihmb.jp/
[入山アキ子 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/iriyama/






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京都北山ダイニング歌謡ショー、黒川真一朗(徳間ジャパン)と晴香うらら(ホリデー)ゲストにあべのハルカスでランチ歌謡ショー [イベント]

◆大阪市街を一望できる日本一ノッポなビル、あべのハルカスの13階にあるバイキングレストラン・京都北山ダイニング(大阪・阿倍野)で、2017年11月10日、和・洋、中華料理を味わいながら演歌・歌謡曲を楽しむ「天空のレストラン 京都北山ダイニング歌謡ショー」が開かれた。徳間ジャパンコミュニケーションズの黒川真一朗、ホリデージャパンの晴香(はるか)うららのふたりが、新曲などを歌って集まった観客を楽しませた。

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「天空のレストラン 京都北山ダイニング歌謡ショー」で歌う黒川真一朗(左)と晴香うらら


 東大阪市のCDショップ、ミヤコ瓢箪山店(大阪府東大阪市)が、京都北山ダイニングを運営するエデン・ダイニング(本社・大阪市北区)の協力で開いた。第1回目の今回は約150人が集まる大入り満員の大盛況。ゲストの黒川真一朗、晴香くららも大喜び。黒川は「ビルが建った当初から、ここでイベントをしてみたい、と思っていた」と言うほどで、トークもノリノリ。

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満員の会場で歌う黒川真一朗

 その勢いで黒川真一朗は新曲「人生酒場」同カップリングの「雪花角館」などオリジナル曲5曲、カバー曲4曲を歌って、集まったファンを喜ばせていた。
 1日前に大阪入りしたという黒川は「大阪は皆さん温かい人ばかりの街です」と、新世界で串カツを味わってきたという。来年のデビュー15周年に合わせて「大阪で記念コンサートを開けるように、今、頑張っています」と報告も。

 また「昭和の名曲を平成に伝え、自分の歌を平成に残すのが僕の夢です」とも話していた。

 もうひとりのゲスト、デビュー10年目で、去年から豚饅で知られる中華レストランを展開する551の愛称で知られる蓬莱(本社・大阪市浪速区)が販売するアイスキャンデーのCMソングを歌っている晴香うららは、最新曲「淡雪ふたりづれ」やカバー曲の「雪椿」などを歌った。

 ミヤコ瓢箪山店では「これに引き続いて、同歌謡ショーを京都、奈良などでも開いていきたい」としており、CDショップが主催する新しいスタイルのイベントとして今後が注目される。


[ミヤコ瓢箪山店]
http://tamatebako.starfree.jp/burogu2.html






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演歌ジャックス12月放送分を収録 入山アキ子(テイチク)が初出演 MARIはCDデビュー曲を初披露 [テレビ]

◆奈良テレビ放送、J:COM関西などで放送されている歌番組「演歌ジャックス」にテイチクエンタテインメントの歌手、入山アキ子が初出演した。2017年11月8日、大阪市内で行われた12月放送分の収録に登場したもので、鈴木淳作曲・悠木圭子作詞の新曲「知床岬」を披露するとともに、元看護師のキャリアを生かした健康講座、歯磨き指南も飛び出すなど、しっとり美人歌手に収録現場は騒然としていた。

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初出演の入山アキ子、「知床岬」を披露

 入山アキ子が「演歌ジャックス」に出演するのは初めて。デビュー10年目で、9月にテイチク移籍7枚目のシングル「知床岬」をアピールした。番組の中ではまた「この曲をぜひヒットさせて、歌手入山アキ子の名前を広めたい」とも話し、新曲にかける意気込みを見せていた。

 「知床岬」は「覚悟を決めて1歩前へ進む女性を描いた歌」(入山)で、歌を聴いた司会の小池史子も「振り切って生きていく決断の瞬間を感じさせる歌い出しには、たまらなく引き込まれます」と、入山にぞっこん。

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入山アキ子(中央)と所属する和久井音楽事務所の和久井保社長(左)演歌ジャックスの楠本佳生チーフプロデューサー

 そんな歌を歌う入山は「歌でみなさんを笑顔にするのと、病人を笑顔にするのは同じですね」と話す、13年間、防衛医大病院などで看護師として勤めたあと歌手へと転身している。

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レギュラー出演者たちと童謡を歌う入山アキ子(中央)

 アットホームな雰囲気の収録現場に「緊張感もなく楽しめました」と、再びの出演を約束していた。


■水沢明美が久々に出演

 この日、もう1人のゲストは日本クラウンの歌手、水沢明美だった。彼女にとっては初めて歌うタイプの楽曲「紅散華」を、着物と真っ赤なドレスで2週分の収録をした。花にたとえて女性の情念を歌うそれは「スローテンポだけどロック調にアレンジされた楽曲は、そのドラマチックさに酔いしれる」と水沢。

水沢明美2.jpg水沢明美1.jpg
水沢明美

 自身でも初めてのタイプの楽曲には「歌を耳にした人が、一体誰が歌っているの、と訊ねる人もいて、水沢だと分かるとびっくりする人もいます」(水沢)とも。
12月10日には大阪市内のリーガロイヤルホテルでクリスマスディナーショーを開く。


■MARIが1月発売の新曲を披露

 番組は多彩なレギュラー陣が歌とトークで楽しませてくれる。
 MARIは来年1月24日に「男と女の第2章」でアクトラスレコードからCDデビューする。作詞は荒木とよひさ、作曲は古川三四郎、編曲は川村栄二。収録ではこれを初披露した。カップリングは「ダンスで DE ムーチョ」

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MARI

 このほかTAIKIは「グッバイ・マイ・ロード」を、来年1月21日には自ら代表を務める東大阪歌謡祭実行委員会主催の第3回東大阪歌謡祭&カラオケ発表会に出演する山田壽一は「風ごよみ」「愛しくて切なくて愛は遠すぎて」招福ハリセンで周りの人たちに幸せを届けている小川リエは「浪花の一番星」来年20周年を迎える若松秀彦は聖子と「東京シルエット」を、林よしこは「淀川みれん」青海涼は「夢恋街」花咲里佳は「青い薔薇」を、それぞれ歌った。

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TAIKI(左)と山田壽一
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小川リエ(左)と聖子
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青海涼(左)と花咲里佳

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林よしこ(中央)とファンキー・コバ(右)小池史子

 「演歌ジャックス」のもう1つの顔が小池史子。パーソナリティとして朗らかに番組の進行役を務めている。

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小池史子


[演歌ジャックス]
http://www.mediajacks.jp/






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市川由紀乃(キングレコード) 歌手デビュー25周年記念コンサート 感謝と笑顔を咲かせて 「たくさんの人たちの応援を糧に歌い続けます」  NHK大阪ホールで [コンサート]

◆こうして歌っているとカラオケ喫茶店などでのキャンペーンでCDショップの人たちとCDを1枚1枚売った時のことが戻ってきます ー 。
大阪市中央区のNHK大阪ホールで2017年11月8日、歌手デビュー25周年を記念したコンサート「感謝と笑顔を咲かせて」を開いたキングレコードの歌手、市川由紀乃は、そのようにかつての日々を振り返るとともに、次のステップに向けて新たな意欲を示した。

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 人気のオリジナル曲の数々から普段はあまり聴くことが出来ないカバー曲、そして新曲「はぐれ花」までと、市川由紀乃の歌の魅力を存分に感じさせてくれる約2時間だった。
 しかも彼女にとっては珍しい、ミニドレスや大好きだという松山恵子を真似たウエディングドレスを思わせる純白のロングドレスなど、これもコンサートならではの趣向で、聴きどころ、見どころたっぷりの内容だった。

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 オープニングは前作の「心かさねて」。続いて「海峡出船」から「海峡岬」まで、彼女にとっては「どれも大切な楽曲ばかり」(市川)という6曲を1コーラスずつのメドレーで聴かせた。
 どれも市川には思い出深い歌で「1曲、1曲その頃のことが頭に浮かんできます」と感慨深げであった。

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 自身のアルバム「決定版 戦国女絵巻」(2011年)から、織田信長の妹で戦国武将の浅井長政、柴田勝家に嫁ぎ、非業の死を遂げた「お市の方」も披露した。これは戦国時代を生きた6人の姫を歌った、彼女の歌の別の一面を見せた作品集である。
 市川が「男性を陰で支えながら、強く生きた戦国の女性を歌っています。とても共感するところがあります」というように、彼女自身がもつ心の強さを表す楽曲で、ここにも25周年をステップにさらに飛躍を期す強い意思を感じさせた。

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 紅白出場を果たし、取り敢えずはひとつの目標を達成した市川だが、決してこれが到達点でないことは本人が最もよく知っていている。司会者に紅白連続出場への思いを問われると「日々一生懸命に歌い精進していきます」と、今までの市川由紀乃と何ら変わらないところを見せていた。

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 そして市川は「たくさんの応援をもらって去年は、大き過ぎる夢である紅白の舞台に立たせもらいました。25年の道のりの中では歌えなくて悔しかったこともあったけれど、大好きな歌の道を支えてくれたのがファンをはじめとしたたくさんの人たちでした。これからもそうした人たちを大事に歌い続けていきます」と、明日への強い意欲を感じさせていた。

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[市川由紀乃 オフィシャルサイト]
http://www.primecorp.co.jp/yukino-ichikawa/index.html
[市川由紀乃 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=13522






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