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千葉一夫(キングレコード)  「倖せ花」 千葉の優しさが甘い声に乗って響く夫婦演歌 [インタビュー]

千葉一夫.jpg◆「倖せ花」。デビュー38年目のキングレコードの歌手、千葉一夫11月8日発売の新曲である。♪ 女ざかりに 紅さえ引かず 〜 の歌詞は、苦労を重ねて自分と一緒に夢を追いかけた健気な妻に、そっと肩に手をかける夫の優しさが見えてくる。千葉の甘く切ない声がファンの心をくすぐり、人気も上昇中だとという。





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 ♪ 遅く咲くほど 倖せ花は きれいな絆の 実をつける 〜
 演歌ファンの目頭を熱くさせる3番の歌詞。
 「マイナーな曲調なんですが、テンポがあって決して暗く感じない」
 歌う千葉一夫もお気に入りの新曲である。
 チャート誌オリコンのランキングでも、初登場3位と高位置からのスタートである。

 「倖せ花」は41枚目(デュエット含む)のシングルである。その多くは女性を主人公にした艶歌が多かった。「優しい男性の歌を歌ってみたかった」という千葉の希望が叶った1曲でもある。
 この歌を担当したディレクター、スタイリスト、カメラマンはすべて女性だった。もちろん初めての取り合わせである。さらには作詞がいではくというのも初めて。そんな初めて尽くしが、優しい歌を作った。

 元々、千葉の楽曲に登場する主人公の多くは「優しい」人たちであった。今作は「それを一段と強調した」(千葉)もので、夫婦もので優しい男を作った。それが女性層をホロリとさせているようでもある。

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 カップリング曲「まっぴらごめん」。自身にとっては4作目となる股旅ものである。「今までも股旅ものは歌ってきましたが、一際インパクトのあるタイトルです。 ♪ まっぴらごめん まっぴらごめん と繰り返す所がありますが、そこを歯切れよくビシッと決めるとかっこよく歌えますね」(千葉)
これもいではくの作品である。

■再来年の40周年、大阪モノも

 城巡りが趣味である。3年前には各地の城を訪ねた際に撮った写真でカレンダーを作っている。「今年訪ねたのは岡崎城、小倉城などまだ少ないけれど、第2弾も考えたいですね」
 千葉の出身地である千葉県にも大多喜城がある。1521(天正元)年に築城され、明治になって取り壊されたが、昭和の世に天守が再建されたという。全国の名城を再びカレンダーで再現してもらいたいものである。

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 2019年にはデビュー40周年を迎える。
 「長く歌って来ましたが、今まで〈大阪モノ〉と呼ばれる楽曲は一度も歌っていないんです。歌ってみたいですね」
 ここ数年、関西弁も堂にいってきたが、関西をタイトルにしたのは「明石海峡」「紀ノ川旅情」ぐらい。
 甘い歌声で大阪演歌の極め付けを放ってもらいたものである。






[千葉一夫 オフィシャルサイト]
http://www.a8k.jp/chiba_fc/
[千葉一夫 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=10093






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