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松尾雄史(日本クラウン)  「さよならを嘘にかえて」  これが松尾スタイル  亀戸天神の鷽替え神事でモチーフに男心を歌う  去年テレビを見ていた年末の僕の姿を嘘に変えたい [インタビュー]

松尾雄史2.jpg◆日本クラウンの歌手、松尾雄史がデビュー6年目の2017年12月6日に出した7枚目のシングル「さよならを嘘にかえて」。デビュー曲の「くちなし慕情」と第2弾の「純子の泪」を足して2で割ったような楽曲だ、と彼自身がいうそれは、聴く者の期待を裏切らない、松尾スタイルな楽曲そのものである。発売前に行った予約会の成果もあってか、オリコンの演歌チャートでは初登場1位にランキングされるなど、順調なスタートを切っている。


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 182センチの長身である。ステージで堂々と歌い話す姿は、もう新人ではないといった風格さえ感じさせる。そんな松尾雄史は去年12月、シングルと同時にファーストアルバムも出している。アルバムには「肥前路の女(ひと)」「門出船」「思いどおりに」のニューオリジナル3曲も収録している。シングルのメイン、カップリングを合わせると、計5曲を3日間かけて同時にレコーディングしたのである。

 もちろん初めてのことだが、その5曲の中から制作スタッフがシングルに入れるもの、さらにどれをメイン曲のするかを検討した。「全員の総意で、しかも僕も気にっていた『さよならを ー 』をシングルのメインにすることで決まりました」と松尾。

 誰もがこれが松尾と感じる「さよならを嘘にかえて」は、最初に示されたメロディーとは違っていた。水森が「こういうのも作ってみたんだよなぁ」と言って聴かせたものが採用されている。一方で森田いずみの詞は、東京・亀戸天神の鷽替(うそかえ)神事をモチーフに、愛する人を取り戻したいという、出来ることならば別れをうその変えてしまいたい男性の想いを綴っている。

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 前作の「トマム絶唱」前々作の「メルボルン特急」など、松尾が歌う作品の多くはお洒落なものが多いのだが、今作は「メロディーの雰囲気が少しコミカルで、今までのものとは様子が異なりますが、何度か聴くとスッ〜と入ってきます」と、松尾にとっても期待以上な作品になったことを指摘している。

 新曲のジャケット写真の撮影に合わせて松尾は髪の毛を緑に染めている。亀戸天神の池に沢山いる亀の甲羅に似せたのである。しかしこれはその時だけのことで、今はすっかり元の黒髪に戻っているのだが。
 「それは自分自身の考えでやったことなんですが、元の色を全部抜いてから染めるんです。それがまた痛いのなんのって、3日間苦しみました」
 そんな想いは2度としたくない、といったところのようである。

 今、各地を回っている新曲キャンペーンでは、同時にレコーディングした5曲すべてを歌うように心がけている。彼にとってはすべてが可愛い新曲だからである。中でも「思いどおりに」は、同じ事務所の歌手、レーモンド松屋が作詞作曲した作品であり「楽しみな作品」(松尾)でもあった。

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 デモCDが届いた時、譜面はなくコード進行だけが書かれていたという。レッスンのためにレーモンドが四国から上京してきたが「そうじゃない!リズムで歌ってほしい。巻き舌歌唱はしないように」と言われながらも、1時間余りでそれは終わった。
 「その時は指摘されたことがうまく理解できなかったんですね。まぁ、自分なりに考えて歌ってみようとレコーディングに臨んだら、ディレクターからOKが出ました」
 それを聴いていたレーモンドからも「いいよ」の言葉をもらっている。

 そんな5曲であるから大事に歌って行きたい、と真剣に捉えている。2月20日の大阪発流行歌ライブのステージでも、カバー曲を1曲含めて5曲すべてを歌っている。「約30分の持ち時間で1人だけ6曲も歌いました」。


 自分自身にとって嘘に変えたいことは・・・?
 「過ぎたことを引きずらないタイプですからね」と言い切ったが、先の流行歌ライブでは「去年は仕事をしなかった12月31日ですが、今年は仕事をしていたいですね」と話していた。





[松尾雄史 オフィシャルサイト]
http://matsuoyushi.com/
[松尾雄史 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/matsuo/whats.html






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