SSブログ

演歌ジャックス、湯原昌幸・黒川英二をゲストに5月放送分を収録 新曲「風のララバイ」「俺を咲かせてくれた花」を披露 [テレビ]

◆ミリオンセラー「雨のバラード」湯原昌幸(テイチクエンタテインメント)がニューシングル「風のララバイ」を2018年4月18日に出す。同4月11日、大阪市内で行われたテレビ番組「演歌ジャックス」の5月放送分の収録にゲスト出演して「スケール感いっぱいに歌って」と、新曲をアピールした。同じ番組のもう1人のゲスト、黒川英二(日本クラウン)は4月4日に出したデビュー15周年記念シングル「俺を咲かせてくれた花」を歌い「今作に入れた3曲は僕の歌手生活の今までを表すものです」と、新曲にかける想いの程を話していた。

童謡2.jpg
童謡1.jpg
ゲストも参加する「演歌ジャックス」名物の童謡・唱歌コーナー


 「演歌ジャックス」は奈良テレビ放送(毎週水曜日午後2時から)J:COM11チャンネル(同火曜日午前10時から)九州宮崎12チャンネル(同月曜日午前8時からのほか毎日再放送)などで放送されている。この日は5月5週分の収録が行われた。

 出演したのは湯原昌幸、黒川英二のゲストのほか、レギュラーの林よしこ、MARI、TAIKI、小川リエ、青海涼、新星民(シン・ソンミン)岩井都美子、延歌姫(ヨン・カビ)たちで、いずれも最新曲などを歌った。

■洋画のようなスケール感ある「風のララバイ」

 「雨の次は風でしょう」と、大人の男と女の別れをまるで映画音楽のように大きなスケールのメロディーにのせた「風のララバイ」を歌った湯原昌幸は、1年ぶりの演歌ジャックスへの出演であった。
湯原は「最初は語るように、後半は思い切りスケール感を出します」と解説し、どこか洋楽っぽい楽曲に、ヒットの予兆を感じ取っていたようである。

湯原昌幸.jpg湯原昌幸2.jpg
湯原昌幸

 「風のララバイ」のCD購入者対象に川柳コンテストを行う。2016年に出したシングル「マッチ」の発売に合わせても実施したが、好評だったことから、引き続いて第2弾を行うことになった。

 優秀な作品には、風にちなんでダイソン製扇風機(1人)や湯原自身が選ぶワインとテキーラのセット、風のララバイ特製扇子が当たる。CDに封入された応募券を葉書に貼って送る(詳しくは湯原のテイチクオフィシャルサイトを参照)。

湯原昌幸・ゲストコーナー2.jpg
ゲストコーナーの湯原昌幸

 一時は70キロ近くあった体重も「徐々にダイエットして今は60キロ程度」になっている。そのお陰であろうか、歌う際のアクションも一段と切れ味が良くなったようである。

■黒川を盛り上げる3人の楽曲が詰まった15周年記念シングル

 テレビドラマ「大川越前」など俳優業が忙しい黒川英二は、新曲「俺を咲かせてくれた花」で、ようやく歌手業に専念出来そうである。美樹克彦の作詞・作曲である。今の僕があるのもお前のお陰・・・別れた男女が偶然に出会ったが、今でも好きだよと言えずに別れる2人を、つぶやくように歌う。

黒川英二1.jpg黒川英二2.jpg
黒川英二

 番組司会の小池史子は「声が魅力的」と、黒川の低い声にぞっこんな様子。その黒川は「声の通りが悪いので、何度も聞き返されることがあるんですよ」と、それはそれなりに苦労もあるようだ。

 今作はカップリングに「涙のエアポート」「黒潮ヤンチャ船」の2曲を収録している。すがあきらと橋田充哲がそれぞれ作曲した作品である。
 すがは高知から歌手を目指して関西に出てきた時に最初に門をたたいた恩師で、美樹克彦の許へ修業に送り出した本人でもある。橋田は出身地の高知で歌を最初に教わった人である。

黒川英二・ゲストコーナー.jpg
ゲストコーナーの黒川英二(中央)

 このように3曲が収められた今作は、歌手黒川英二が生まれる前から今に至るまでの歴史を綴ったような1枚なのである。黒川は「3人の恩師が僕を盛り上げてくれています。皆さんにはどれかの曲がフィットするでしょう。これから全国津々浦々を回って歌っていきます」と話していた。


■レギュラー出演陣

林よしこ.jpgMARI.jpg
林よしこ(左)MARI

TAIKI.jpg小川リエ.jpg
TAIKI(左)小川リエ

青海涼.jpg新星民.jpg
青海涼(左)新星民(シン・ソンミン)

岩井都美子・林よしこ.jpg延歌姫.jpg
岩井都美子(写真左・左)延歌姫(ヨン・カビ)

小池史子.jpg新星民・延歌姫.jpg
司会・小池史子(左)新星民(シン・ソンミン、左)と延歌姫(ヨン・ガヒ)









nice!(5) 
共通テーマ:音楽

石原詢子(ソニー・ミュージックダイレクト) 東京・大阪で詩吟教室スタート 亡父の行く行くは1000人規模の流派へ 「遥かな道 / 細石~さざれいし~(詩吟「細石」入り)」 デビュー30周年記念シングル第2弾 [インタビュー]

石原詢子.jpg◆20数年前に64歳で亡くなった父親、石原源風との約束を果たすことが出来たーと話す、今年、デビュー30周年を迎えているソニ・ミュージックダイレクトの歌手、石原詢子が、2018年4月から東京と大阪で詩吟教室を始めている。4月11日には30周年記念シングル第2弾の「遥かな道」(作詞・冬弓ちひろ、作曲・岡千秋、編曲・南郷達也)を出した。長い人生の道のりを頑張って生きていこう、という、まさに自分と重ねた応援歌のような作品である。9月には30周年記念リサイタルも予定しており、歌に詩吟に、新たなステップへ向けて意欲を見せている。










 「もし30年前の自分に会えることが出来るとしたら、きっと30年後にいいことがあるから頑張ってね、と自分に声をかけたい」
 石原詢子はデビュー30周年を迎えた今を、このように語っている。

石原詢子・遥かな道.jpg まだレコード盤だったデビュー曲「ホレました」から数えて、新曲「遥かな道」は37枚目のシングルになる。30周年の節目に相応しい内容の楽曲であり、石原は「人生の中ではくじけそうになることも度々ありますが、今作の歌詞はそれに負けないで頑張ろって生きていこう、と歌っています」と、あらゆる人に当てはまる新曲へ期待を寄せる。

 一方、カップリング曲「細石 〜 さざれいし 〜 (詩吟「細石」入り) 」(作詞・鮫島琉星、作曲・岡千秋、編曲・南郷達也)は、歌の中に珍しい詩吟入りといった、詩吟の師範ならではの楽曲である。

 CDは通常盤のほかに、コンサートでファンの方からのリクエストが多い「みれん酒」「逢いたい、今すぐあなたに…。」を収録した初回生産限定お得盤も出している。

 発売日には大阪市内のイオンモールで新曲キャンペーンを行い、笑顔で「遥かな道」の発売をアピールしたした。翌日の12日には大阪・堺市のおおとりウイングスと兵庫・西宮市の阪急西宮ガーデンズでも発売記念キャンペーンを行う。

■約束を果たして揖水流家元

石原詢子・遥かな道 お得盤.jpg 石原の父親は厳格で、娘の詢子が歌手になるのに際して、彼女と幾つかの約束を交わしている。その後、デビューして5作目の「北しぐれ」(1993年)を歌っていた頃に、今度は彼女の進路を左右するような重要な話を持ち出している。
 自ら立ち上げた詩吟揖水(いすい)流の家元だった父親が詢子に求めたのは、自分に代わって家元を継ぐことであった。

 12歳から揖水流の師範代でもあった彼女ではあったが、すでに歌手として軌道に乗り始めた頃でもあり、受け入れることは出来ず「50歳になったら跡を継ぐ」と、家元は兄に譲ることにした。

「遥かな道 初回生産限定お得盤」

 「その頃はまさか50歳まで歌手を続けているとは思ってもいなかったので、そのような約束をしたのですが、その直後に父と母を相次いで亡くしたこともあり、50歳になった今、約束を守らないで後悔するのが嫌でした」

 継がないといった選択肢もあった訳だが、敢えて多忙を極める歌手業との2足のわらじを履くことを選んだのである。
 「不安はありましたが、詩吟の良さを伝えるのがわたしの使命だと考えて踏み切りました。詩吟のいいところは、奥深い漢詩の世界を体験できることと、限界まで声を出すことなどで健康向上にもつながります」

石原詢子・詩吟教室11.jpg
石原詢子・詩吟教室33.jpg
4月から東京、大阪の2教室で始めた詩吟教室(写真は東京教室)

 4月から彼女が石原美風の吟号で開講した東京・新宿文化センターと大阪・天満橋の教室では、かつてテレビなどで石原が吟じる姿を目にしたことがあるという60-70代のファンを中心に、それぞれ男女20人が、石原の教えに合わせて発声練習を始めている。
 教材は彼女の父親が作った、中国の詩人・朱熹が書いた漢詩「偶成(ぐうせい)」を題材にしたもので、それを基に詩と節を教えている。

 「いずれは地元の岐阜をはじめ各地に教室を広げて、10年先には1000人規模の流派に成長させたい。今作カップリング曲のように、演歌・歌謡曲の中に詩吟を挿入する吟詠歌謡コースも作ることが出来るといいですね」

 石原の<遥かな道>への夢は広がるのである。

■9月に記念リサイタル

 ここまで歌手を続けているとは思いもしなかったのだが、30周年を契機に様々なイベントも予定している。

 2018年6月24日には大阪府堺市でサマーディナーショーを、9月5日には東京・中野サンプラザで30周年記念リサイタルを開く。リサイタルには10年来の浪曲の師匠でもある二葉百合子がゲスト出演することになっている。

 石原は新たな挑戦である詩吟家元という道と「さらにこれからも男歌であろうとセリフ入りであっても、ジャンルを問わずにチャレンジして歌って行きたい」と、歌の道を極める覚悟である。





[石原詢子 オフィシャルサイト]
http://junko-ishihara.com/
[石原詢子 ソニー・ミュージックダイレクト]
http://www.sonymusic.co.jp/artist/JunkoIshihara/







nice!(7) 
共通テーマ:音楽