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「男の演歌」  男性歌手ばかり7人の演歌ショー  好評の神戸・高松での3公演  渡辺要ら7人が最新曲を熱唱 [イベント]

◆良かったよ~!がんばって~! 客席からたくさんの声援が寄せられた、男性歌手ばかりによる歌謡ショー「男の演歌」の公演が、2018年6月23日に神戸市のオルビスホールで、翌24日には高松市のパブ劇場、狸ご殿で行われた。大阪でがんばっている男性歌手を集めた、という男の演歌のメンバーは渡辺要(日本クラウン)をリーダーに、たくみ稜(同、神戸会場のみ)光岡洋(日本クラウン)みやま健二(徳間ジャパンコミュニケーションズ)五条哲也(日本クラウン)福島一(同)三浦潤の7人。揃いの黒色の衣装にサングラスといった姿で、客席からステージに上がり、低い声で「よろしく」とあいさつ。オープニングから男くささが漂っていた。

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「男の演歌」高松公演

 神戸・六甲アイランドにあるオルビスホール(収容人員400余人)は、神戸ファッション美術館の中にあって、ファッションショーなども行われる多目的な円形ホール。ここのステージに中高年の男性歌手7人のユニットが顔をそろえた。
 オープニングは、全員が代わるがわるに和太鼓の音を響かせて気勢を上げた。テレビドラマ「必殺」シリーズを真似て、黒ずくめの衣装でステージに勢ぞろいするシーンなどもあって、随所に男くささを感じさせる演出が見られた。

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神戸公演
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高松公演

 出演者が順に最新のオリジナル曲などを披露。
 渡辺要「母は今でもこころの港」たくみ稜「夢でいいから」光岡洋「居酒屋人情」みやま健二「浜撫子」五条哲也「桜並木の向こうに」福島一「津軽恋ふぶき」三浦潤「神戸・・・ひとり」をそれぞれ熱唱した。

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渡辺要
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光岡洋
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みやま健二

 各自のコーナーでは、男くささを売りにした演出に合わせて、渡辺の「大間崎漁歌」や光岡の「野郎船」のように海に生きる男を歌ったものもあれば、五条の「越前ひとり」たくみの「恋物語part2」のように切ない恋歌もあって、ここばかりは色とりどり。

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五条哲也
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福島一
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三浦潤

 男の演歌は去年、初めて京都市内で行われ、今年5月に2回目が大阪市内で開かれている。それに次ぐ神戸会場は、1部で地元歌手の峯ゆかりによるライブを併催した。

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たくみ稜

■狸ご殿18周年記念イベント

 翌日は会場を高松市今新町のハブ劇場、狸ご殿(収容人員60余人)に移して2回公演。オープン18周年という市内でも古い小劇場である。
 神戸とは打って変わって、その名の通りに小さな会場。そこにたくみを除く男性が6人。ステージと客席は目と鼻の先といった具合に、ライブ感いっぱいの男の演歌となった。

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高松・狸ご殿に勢ぞろいした男の演歌のメンバーたち

 ここはまた、渡辺の地元だけに、彼を応援する人たちがたくさん詰めかけて<要ちゃ~ん>コールを投げかけていた。渡辺が「中学時代の初恋の人」という女性も姿を見せて、姉妹で声援を送る光景もあった。

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渡辺要の中学時代の初恋の女性が応援に

 エンディングでは渡辺が2003年に出した「讃岐の女(ひと)」を全員で、♪ もう一度逢いたい ~~ 讃岐の女よ ~と歌って幕を閉じた。


 「男の演歌」はこの後、全国各地を巡回する予定で、目下、メンバーのスケジュールを調整中だという。







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純烈(日本クラウン) 「純烈コンサートOSAKA2018」  紅白への意欲みなぎらせる  大阪・サンケイホールブリーゼ [コンサート]

◆紅白出場と親孝行を合言葉に歌い続ける日本クラウンのスーパー銭湯アイドル、純烈が2018年6月21日、大阪・梅田のサンケイホールブリーゼで「純烈コンサートOSAKA2018」を開いた。前日の神戸に続く開催で、今年2月にリリースした「プロポーズ」など全19曲を歌った。女性ファンを中心に満員の会場では赤や黄、青、緑といった色とりどりのペンライトが揺れていた。

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 戦隊ドラマ仕込みのパフォーマンスとトークで楽しませてくれる純烈のコンサートは、幅広い年代層の女性ファンから大人気。彼らが客席を回って握手をすると、ファンの誰もが目をキラキラと輝かせて、まるで少女のようである。まさに純烈は<アイドル>そのもの。

 このアイドルたちが結成して11年間、絶えず見つめてきたのは紅白のステージであった。紅白に出ると親孝行が出来る、とまで信じて、この日もサンケイホールブリーゼのステージに5人が勢ぞろいした。
 「去年は『愛でしばりたい』で紅白を目指しましたが、壁は厚く望みは叶いませんでした。でも皆さんから応援してもらってうれしかったです。今年は『プロポーズ』で夢の紅白に出られるように頑張ります」

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 グループサウンズのナンバーから、ザ・タイガースの「シーサイド・バウンド」など3曲で始まったコンサートは、「幸福あそび」(2016年)「今夜はドラマチック」(2015年)「ひとりじゃないから」(2011年)「失恋ピエロ」(2018年)などオリジナル曲をたっぷりと聴かせるとともに、「赤坂の夜は更けて」(西田佐知子、1965年)「星降る街角」(敏いとうとハッピー&ブルー、1977年)などムードあふれるカバー曲も聴かせた。

 メンバーの中でこの日も話題をさらったのは、今年4月にタレントのLiLiCoと結婚した小田井涼平だった。
 「4つ年上のLiLiCoがスウェーデン人であることにビックリしましたが、ロザンナが彼女の大ファンで、好きだと言ってくれたのはうれしかったです。僕とLiLiCoはトムとジェリーみたいで、小さな喧嘩はしょっちゅうやってます」
 相変わらずファンを喜ばせるネタをアレコレと振りまいていた。

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 リーダーの酒井一圭は前日の6月20日に43歳の誕生日を迎えたばかり。「全員で同じ夢を追いかけている純烈」が「やっぱ好きやねん」(やしきたかじん、1986年)と、同じ夢を追いかけるために東京理科大を中退してメンバーになった後上翔太とそれを歌った。

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酒井一圭(左)と小田井涼平
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白川裕二郎(左)と友井雄亮
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後上翔太

 メンバーの中では振付も担当する友井雄亮は「みんなで年末に紅白へ行くしかない」と意欲を見せると、ボーカルの白川裕二郎は「今回のツアーで大きな力をもらいました」と夢に一歩近づいたようす。

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 コンサートのラストはアンコールに応えて「言葉足らずのメロディー」(「今夜はドラマチック」のカップリング)を歌って「もっと純烈を見たい人は箕面温泉スパーガーデンに友だちたくさん連れて来て」と呼びかけて、最後まで賑やかに楽しませてくれていた。

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[純烈 オフィシャルサイト]
http://junretsu-official.com/index.php
[純烈 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/junretsu/whats.html







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坂井一郎(徳間ジャパンコミュニケーションズ)  「男の日記帳」発表ライブ  2年ぶりの新曲を披露  大阪・大丸心斎橋劇場 [ライブ]

◆がんから生還した徳間ジャパンコミュニケーションズの歌手、坂井一郎が2018年6月21日、2年ぶりに出した新曲「男の日記帳」の発表ライブを、大阪・心斎橋の大丸心斎橋劇場で開いた。病気を宣告されて1度は諦めかけた歌手人生であったが、この日はステージでカップリングの「灯り」とともに力強く歌って、見事に復活したことをファンにアピールしていた。

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 坂井は2年前に「おまえと水割り」を出してほどなく、思いもよらぬがんの宣告を受けた。そのショックは歌手を続けることはもとより、生きることにも絶望を感じるほど大きかった。その後、手術を経て、入・退院とリハビリを繰り返し、このほどようやく歌手としての復活を果たすことが出来た。

 新曲「男の日記帳 / 灯り」は、いずれも作詞が鈴木紀代、作曲は叶弦大、編曲若草恵で、表題曲の「男の日記帳」は、死を覚悟した男が、諦めずに勇気で明日を変えてやる-と、力強く生きる決心をする内容。「灯り」とともに、自らと重ね合わせて<生きる>をテーマにしている。

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 「諦めかけていただけに、こうしてステージ立たせてもらえる喜びを痛いほど感じています。感無量です」
 オープニングでそのように話した坂井は、自らの日記帳をめくるかのように、歌手デビュー曲の「燻銀」(2002年)メジャーデビュー曲の「しみるね-」(2006年)を歌い、さらに「夢つなぎ」(2008年)などオリジナル曲をメドレー。ラストに新曲を聴かせた。

 かつてデビューするに際して、坂井は作曲家の叶弦大に師事している。
 「最初に先生に会った時に『歌ってみろ』と言われて、5曲歌ったんです。すると先生は『俺の前で臆せずに5曲も歌うとはたいしたもんや』と言って、その後、デビュー曲を書いてもらいました」
 ライブでは当時のこんなエピソードも披露した。

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 新曲のジャケットで坂井はトロンボーンを手にしている。
 黒ずくめの衣装と共に「ニューヨークをイメージしている」のだそうで、この日のステージでも実際に吹いて見せるかと思いきや、実は「吹けません」と、あっさりとタネ明かし。坂井らしいジョークは大病を経験しても健在だった。

 とは言うものの、♪ 真っ暗闇で のたうちまわり ~ (中略)あなたが居たから 生きられた ~ と「灯り」を歌うと、坂井の目からは涙、涙、涙。
 「ごめん泣いてもうた-。(こうして歌えるのは)本当にみなさんのお陰です」と、目頭を押さえていた。

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 その坂井は会場に詰め掛けたファンからの花束やたくさんプレゼントを手に「『男の日記帳』は渾身の1曲です。これで2年間のブランクを埋めていこうと思います」と、元気なところを見せていた。

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[坂井一郎 オフィシャルサイト]
http://www.sakaiichirou.com/index.html
[坂井一郎 徳間ジャパンコミュニケーションズ]







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パク・ジュニョン(キングレコード) デビューROCK周年記念ロックライブ  大歓声の中でファイナルステージ  大阪・MUSE [ライブ]

◆デビュー7年目を迎えているキングレコードの歌手、パク・ジュニョンが2018年6月19日、大阪・心斎橋のラブハウス、MUSEでロック調にアレンジしたオリジナルからカバー曲までを歌う「デビューROCK周年記念ロックライブ」を開いた。もちろん、きょう6月27日に発売の新曲「ブリキの玩具(おもちゃ)」も披露するなど、会場は女性ファンの歓声と声援が入り混じっていた。彼を追いかけているファンの1人は「充実したライブでした」と満足していた。

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 久々に見たパク・ジュニョンのステージだった。名古屋、東京で行ってきた「デビューROCK周年記念ロックライブ」のファイナルとなる大阪会場である。
 昼と夜の2回公演の夜の部であったが、客席はほぼ満席。「昼、夜と続けての応援です」という熱心なファンをはじめ、懐かしい女性ファンの顔がいっぱいであった。友人とやって来た女性は「彼のステージは私を癒してくれます」と話していた。

 前日には震度6弱の地震が大阪を襲ったばかりで、ジュニーもオープニングのあいさつでは「開催がどうなるのか不安だったけれど、こうして皆さんにお会いできてうれしいです」と、無事に幕を開けることが出来たことを喜んでいた。
 この日はキーボード、ドラム、ベース、ギターの4人の生バンドによる歌唱で、まずは「羽田発 <Bタイプ>」のカップリング曲「追憶のブルース」(2016年)で幕を開けた。

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 デビューROCK周年記念ロックライブは、6周年の「ロク」とロックアレンジ曲を歌うことからロックの「ロク」をかけて、ROCK周年とした。さらにはデビュー曲から一貫して作曲家浜圭介に楽曲を書いてもらっていることから「先生への感謝の意味を込めてのリスペクトライブの形を取りました」と、この日歌ったデビュー曲から6月27日の新曲「ブリキの玩具」まで16曲中、大半を浜の作品を揃えた。

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 アコースティックコーナーでは、「河口湖 (朝盤)」のカップリング曲「ふたりのギター」(2015年)をギターで、「嘆きの雨 <赤盤>」のカップリング曲「黄昏のバラード」(2014年)をキーボードの伴奏で歌った。
 元々はバラード歌手になりたかったというジュニー、20歳の時にソウルでオーディションを受けて、踊りながら歌う5人のダンシングチームに入ったのが、歌の世界への第1歩だった。それだけに「黄昏--」は、ジュニーのもうひとつの魅力を感じさせる1曲でもあった。

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 カバー曲の中にもジュニーにとっては、思い出深いものもあった。
 北原ミレイの「石狩挽歌」は、当初、詞の意味が分からなくて現地へ行って初めて歌の背景が分かったという。韓国のシミシンが歌っていた「たった一人だけの君」は韓国・ロックの代表曲でもあるが「小学5年の時に歌って、初めてお金(500ウォン=50円)を稼いだ忘れられない歌」である。

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「ブリキの玩具」は、おもちゃのように捨てられた女の子の切ない歌で、ファン待望の新曲。ライブでは予約販売が行われていた。8月からは北海道と東京で、コンサート2018の開催も決まっている。
 ジュニーは「これからも日本の歌を勉強していきたいし、ライブを続けていきたい。皆さん、来てくれますか~!」と呼びかけていた。


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[パク・ジュニョン オフィシャルサイト]
http://www.go-go-juny.com/index.html
[パク・ジュニョン キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=43971





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大阪発流行歌ライブ、キム・ランヒ・黒川英二・HANZO・古市幸弘が出演 [ライブ]

第262回大阪発流行歌ライブが2018年6月20日、大阪・心斎橋のライブハウス、BIG CATで開かれた。日本でデビューして25年という韓国・ソウル出身のキム・ランヒ(ホリデージャパン)15年目になる高知県出身の黒川英二(日本クラウン)デビュー8年目の大阪生まれで島根県育ちのHANZO(テイチクエンタテインメント)が出演した。推薦曲コーナーでは福岡県出身で奈良県在住の古市幸弘(キングレコード)が新曲を披露した。

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第262回大阪発流行歌ライブの出演者たち


 60年代の雰囲気を感じさせる新曲「踊るアイラブユ」を歌ったキム・ランヒ。2018年4月にリリースしたばかりで、ジルバのリズムに合わせて踊って歌っての、楽しい歌謡曲である。オリジナル曲にはリズム歌謡が多い彼女は、この日は「ツイスト天国」から自身のコーナーを始めた。

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キム・ランヒ

 トークが大好きなランヒだが、今回は極力歌うことに集中させて「大阪純情」「あんたの大阪」「銀座のタンポポ」「ソウル」などと、次々と代表曲を聴かせてくれた。

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黒川英二

 4月に出した「俺を咲かせてくれた花」は1年8ヶ月ぶりの新曲という黒川英二は、このところ映画やドラマへの出演が忙しくなっている。6月26日からは武田鉄矢主役の「水戸黄門」の新シリーズの撮影に入るという。今秋からはNHK・BSで放送中の時代劇「大岡越前」には同心役を演じている。
新曲とカップリング曲「東京えれじい」のほか「島之内ブルース」「大阪恋歌」も披露。さらに地元高知を歌た「黒潮ヤンチャ船」なども歌った。

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HANZO

 HANZOは同じ1型糖尿病と闘う子供たちに元気を、と歌手活動を始め、10年には「てっぺん」でメジャーデビューを果たしている。2年ほど前から「人生なんて…ね」がカラオケで人気が急上昇。今は実力派歌手として注目されている。この日は新曲「東京ダンシングナイト」などを歌った。
 8月4日にはBIG CATと同じ心斎橋にあるライブハウス、フットロック&ビアーズで「HANZO SUMMER LIVE てっぺんをとれ!」も予定している。開演は午後4時30分。

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古市幸弘

 推薦曲コーナーの古市幸弘は、去年10月にCDデビューしたばかり。歌手になりたくて福岡の三池高校を1年で中退して上京。グループサウンズのザ・スパイダースで身の回りの世話をするボウヤを体験している。「寝る時間もなく、移動の車の助手席で寝ていた」ほどの忙しさだったという。夢は途中で何度も挫折もしたが、ようやく手にした歌手。去年出して、この日歌った「哀愁の街」は、その記念すべき1曲でもある。


[大阪発流行歌ライブ]
http://hayariutalive.com/







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キングレコード歌謡選手権中国地区大会、川平ら11人が全国決勝大会へ  夏木綾子のミニライブも [カラオケ]

キングレコード歌謡文化アカデミー(KBA、三田誠理事長)のカラオケコンテスト、2018 キングレコード歌謡選手権中国地区大会が、2018年6月16日、広島市の東区民文化センターで行われた。35歳以下のプラチナコースから75歳以上のゴールドコースまで123人が出場。「ハナミズキ」(一青窈)を歌ったプラチナコースの川平未来(みく)さんなど11人が最優秀賞に選ばれ、10月28日に東京で開かれる全国決勝大会に出場することが決まった。またキングレコードの夏木綾子のミニライブも行われ、新曲の「金沢しぐれ」などを歌った。

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中国地区大会の入賞者とゲストの夏木綾子(中央)


各賞の受賞者と歌唱曲は次の通り。
プラチナコース
最優秀賞:川平未来(ハナミズキ)

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「ハナミズキ」を歌った川平未来

ルビーコース
最優秀賞:江頭洋子(哀しみのコンチェルト)
優秀賞:向井圭(冬のひまわり)

エメラルドコース
最優秀賞:宗谷早紀(東京・・・哀愁)穂崎恭通(こころの翼)池口正(花の時・愛の時)
優秀賞:伏田勉(檜舞台)山添清子(金沢わすれ雨)笠原栄治(恋しずく)

サファイアコース
最優秀賞:西山万寿子(心)福井秋子(忘れもの)
優秀賞:浜辺つた子(ホタルの恋)山本勝也(忍び川)山本政臣(忍び川)

ダイヤモンドコース
最優秀賞:沖真由美(別れの朝に・・・)香村美智子(金沢しぐれ)
優秀賞:中光武文(津軽海峡鮪船)池上照美(天草の女)井村勝治(犬吠埼 ~おれの故郷~ )井村雪子(マリーゴールドの恋)

ゴールドコース
最優秀賞:松島寿子(男の海峡)池田光男(男宿)
優秀賞:中野耕造(道ひとすじ)大室俊郎(夜霧の再会橋)小笠原利雄(風花)

審査員賞
松田トミエ(風の丘)佐々木美代子(浪花の母)井上智恵子(女の花舞台)

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ゲストの夏木綾子

 ゲストコーナーでは、夏木綾子がミニライブを開き今年1月1日に出した「金沢しぐれ」などを歌った。

この後の地区大会の日程と会場、ゲスト歌手。
北関東・東北地区:6月30日 さいたま市・大宮ソニックホール小ホール 水城なつみ
近畿・東海北陸地区:7月14日 大阪・守口市・エナジーホール 北野まち子
南関東地区:7月21日 東京・江東区・江東区文センター 井上由美子
北海道地区:7月28日 札幌市・かでる2・7かでるホール 水田竜子
南九州地区:8月5日 鹿児島市・かごしま県民交流センター 岡ゆう子
北九州地区:8月26日 福岡市・パピヨン24ガスホール 北川裕二

 全国決勝大会:10月28日 東京・芝・メルパルクホール 秋元順子



[キングレコード歌謡文化アカデミー]
http://www.kingrecords.co.jp/KBA/







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成世昌平(日本クラウン)  峠での切ない別れを歌う新曲「鈴鹿峠」  鈴鹿馬子唄の里で無料発表会  馬子唄の歌唱指導も [イベント]

◆日本クラウンの歌手、成世昌平が2018年6月6日に出した新曲「鈴鹿峠」(作詞・久仁亰介、作曲・四方彰人、編曲・伊戸のりお)の発表会が同16日、滋賀県甲賀市のあいこうか市民ホールで開かれた。毎年開かれている民謡鈴鹿馬子唄全国大会のプレイベントとして行われたもので、たくさんの民謡愛好家や成世ファンが詰めかけた。

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新曲「鈴鹿峠」を歌う成世昌平


 鈴鹿峠は三重県亀山市と滋賀県甲賀市の境にある峠。江戸時代には東海道五十三次として土山宿などが置かれていた。その鈴鹿峠越えの馬子たちによって歌われていたのが鈴鹿馬子唄であった。日本で1番古い馬子唄と言われ、江戸期に近松門左衛門が浄瑠璃の中でも紹介するなどして広く知られるようになったとされる。

 右へ行けば近江、左は伊勢という峠での男女の切ない別れを、成世の高音が一層募らせるのが、東の箱根と並ぶ難所とされた鈴鹿峠を歌った新曲「鈴鹿峠」である。去年11月、作詞家の久仁京介が、三重県側から滋賀・甲賀市土山町までの峠を車で走ってイメージを膨らませ、馬子唄を重ねて書き上げた。

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客席へ降りて歌う成世
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成世の民謡の教え子も歌を披露

 成世と甲賀市土山町とのかかわりは古く、1997年から地元教育委員会の要請を受け、同町の小中学校の生徒たちに民謡を教え始めたのがきっかけだった。
 かつての東海道土山宿、今の甲賀市土山町などが進める保存・伝承活動のひとつが鈴鹿馬子唄全国大会である。これには成世の教え子たちもたくさん出場してきた。今年は第27回大会が6月17日に甲賀市あいの土山文化ホールで行われ、少年・少女の部から一般の部まで約100人が優勝を競った。

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 これに成世昌平はゲスト出演して、新曲の「鈴鹿峠」などを披露したが、前日に同全国大会プレイベントとして開かれたのが、地元の人たちに新曲を披露する「鈴鹿峠発表会」であった。「鈴鹿馬子唄」を歌ってのオープニングに続いて、かつて峠を往来した馬子たちが歌った馬子唄の解説を交えながら「鈴鹿峠」をたっぷりと聴かせた。

 「馬子唄には、馬に人を乗せて駄賃をもらう馬子が歌ったテンポの早いものと、馬を何頭も引いて行く馬喰が歌った、ゆっくりとしたテンポのものがあります」(成世)

 この日はオリジナル曲から「はぐれコキリコ」「鶴の舞橋」など成世の代表作、ふる里、広島・三好市を流れる川を歌った「江の川」や前作で作詞家もず唱平の作家生活50周年記念作品「江差だより」など10曲を歌った。

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身振り手振りで「鈴鹿馬子唄」の歌唱指導

 途中、客席の観客に向けての鈴鹿馬子唄のレッスンも盛り込んだ。成世が子供たちに教えるのと同じように身振り手振で、声の上げ下げや節回しを説明しながらの指導は分かりやすく、それに合わせて会場の人たちが歌う声が響いていた。

 成世は「鈴鹿馬子唄の保存は甲賀市全体で支えてもらってきました。今後は滋賀県、三重県が力を合わせて発展させてもらいたい」と求め、自身の新曲「鈴鹿峠」については「僕の作品は『はぐれコキリコ』もそうだったわうに、火が付くのは遅いのですが、新曲はオリコンチャートの初登場が12位と高位置からのスタートでした。その後も上位を維持しています」と、感触の良さをアピールしていた。


[成世昌平 オフィシャルサイト]
http://www7b.biglobe.ne.jp/~naruse/index.html
[成世昌平 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/naruse/whats.html







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真奈尚子(ビクターエンタテインメント)  雨を歌うムーディーなライブ  ピアノとクラリネットをバックに  大阪・ロイヤルホース [ライブ]

◆ムード歌謡の女王と呼ばれる歌手の真奈尚子が、2018年6月14日、大阪・兎我野町のライブハウス、ロイヤルホースで、雨にまつわる歌を集めたライブ「真奈尚子 雨を唄う」を開いた。ピアノとクラリネットの演奏で、オリジナル曲の「小さな酒場」をはじめオリジナル曲とシャンソン「小雨降る径」など全14曲を歌った。

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雨をテーマに昭和の名曲を歌った「真奈尚子 雨を唄う」


 ジャズなどの音楽ライブで知られたロイヤルホースが、この日ばかりはムーディーな歌声で包まれた。ムード歌謡の女王、真奈尚子のライブ「真奈尚子 雨を唄う」は、雨をテーマに昭和の名曲を集めた。
 「大先輩の素晴らしい歌ばかりを選びました。大人のライブを楽しんでいただきたい」
真奈は淡谷のり子の「雨のブルース」でライブをスタートさせ、1935(昭和10)年に關種子が歌った「雨に咲く花」西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」と続け、大人の色気で観客の気分を高揚させていた。

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 真奈は1989年に<殿方のアイドル>として「あなたのタンゴ」でビクターからデビューしている。そのキャッチコピー通りに、その後、作曲家吉田正に認められて、和田弘とマヒナスターズの33代目のボーカルを任される。以来<ムード歌謡の女王>としてムーディーな歌謡曲を歌い続けてきた。

 歌謡曲以外にもタンゴ、ラテン、シャンソン、ジャズと歌のジャンルは幅広い。この日も淡谷のり子、菅原洋一などが歌った「小雨降る径」などを聴かせた。シャンソンの魅力を真奈は「日本語訳の詞がとても美しいんです」と説明する。彼女が日本語の表現にひときわ神経を使う理由もそこにある。

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 この日の伴奏はピアノが宮田真由美、クラリネットが鈴木孝紀。彼らが今年4月に亡くなった朝丘雪路が歌った、シャンソン風な歌謡曲「雨がやんだら」の演奏するのをバックに、真奈はかつてテレビドラマで共演したり、日舞を始めるきっかけを作ってくれたという朝丘との想い出に触れた。

 「結婚しないのと訊ねられたことがありました。男の人って怖いわ、と答えたら『男ってね、放っておいてあげたらいいのよ、そしたら帰ってくるから。だから結婚しなさい』と勧められたんです」

 そのアドバイスは実行されずにいるそうである。

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 真奈は来年にはデビュー30年を迎え。今年2月には俳優の竹中直人をゲストに招いて、11回目のビルボード大阪でのライブを行った。7月7日には大阪市・茶屋町のライブハウス・アズールテラスで「サマーヴァレンタイン ライブ」を開く。

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ラストソングは「雨の御堂筋」を楽しく聴かせた


[真奈尚子 オフィシャルサイト]
http://manamusic.net/
[真奈尚子 ビクターエンタテインメント]
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Profile/A000169.html





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演歌ジャックス  7月放送分を収録  竹村こずえ・平岡チカがゲスト出演  林よしこ、7月リリースの橋幸夫とのデュエット曲のカップリング曲を披露 [テレビ]

◆奈良テレビ放送、J:COM関西などで放送中の演歌番組「演歌ジャックス」の7月放送分の収録が、2018年6月13日、大阪市内で行われた。毎月ゲスト歌手が出演して、レギュラー歌手とともに番組を盛り上げているが、今月はデビュー5枚目のシングル「十六夜月の女恋歌」を3月に出したばかりの 日本クラウンの竹村こずえと、もうひとりはかつての芸名の浪花こゆき時代のヒット曲「好きやねん大阪」(1989年)でも知られる平岡チカ。モンゴルの人気作曲家、バルハジャブの曲に彼女自身が日本語の詞を付けて、去年4月にアクトラスレコードから出した「夢の夢」(アクトラスレコード)を歌った。

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出演者が揃って童謡・唱歌を歌う


 竹村こずえは、身長146センチと小柄な体で、かつては10トントラックの運転手をしていた異色の歌手。また3人のお母さんでもあるといい、実に歌同様にパワフルな一面を見せてくれている。2014年に「能登の海鳴り」でデビューしている。

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竹村こずえ

 新曲「十六夜月の女恋歌」は作詞が内藤綾子。作曲は彼女を見出した西つよし。竹村はトラックの運転手など男っぽい面が強調されがちだが、美容師の免許も持っほかにも、お菓子作りが趣味といった女らしい側面もある。新曲では「私を抱きしめたいと思わせるように色っぽく、艶っぽく歌う」と話すほどで、彼女にとっては「新たな一面」を見せることになった1曲である。

 番組名物のレギュラへー歌手たちと童謡・唱歌の合唱コーナーでは、夏の放送らしく「七夕さま」を聴かせた。


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番組の進行役の小池史子(左)とホストのファンキー・コバ


 平岡チカと言えば今でも、浪花こゆき時代にヒットした「好きやねん大阪」で知られている。夏になると大阪各地で開かれる盆踊りの定番曲として歌われており、今年も7月9日に京セラドーム大阪で開かれる1万人の盆踊り大会「なにわの民踊り」に出演し、それを歌うという。
 その彼女が番組で披露したのは去年から歌い続けている「夢の夢」。モンゴルで開催されたバルハジャブの音楽祭に招待されたのがきっかけで、モンゴルでヒットしていた彼の曲に自ら詞を書くことになった楽曲である。

平岡チカ.jpg平岡チカ2.jpg
平岡チカ

 「夢の夢」を歌ってからはちょっとした変化も見られるようになった。
 「この歌を好きになって、ライブにやって来る人もいる」など、同世代のファン層が増えたことである。10月17日には大阪・道頓堀の道頓堀ホテルで、恒例の「平岡チカと秋の懇親会」も開く。



レギュラー陣

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林よしこ 「さよならだけが言えない」
 7月25日に橋幸夫とのデュエット曲「君の手を」を出す。オールディーズ調の楽曲で、橋幸夫盤と林よしこ盤の2タイプが同時発売される。橋盤には橋のオリジナル曲「サンシャイン」、林盤には「さよならだけが言えない」が、それぞれカップリングとして収録される。
橋にとっては31年ぶり、林はデビュー曲の「いい男!いい女!」以来、24年ぶりのデュエット曲となる。

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MARI「男と女の第2章」
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TAIKI「グッバイ・マイ・ロード」
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新星民「百歳時代」
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秀彦&聖子「あなたに夢を」
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小川リエ「浪花の一番星」
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岩井都美子「聖母たちのララバイ」
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三好亜律子「露草の花」
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延歌姫「風の恋人」
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池内晴子「のじ菊の花」
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中村さおり「for you」
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林田夏美「雪桟橋」
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岩本やすし「懐かしの同窓会(クラス会)」


[メディアジャックス]
http://www.mediajacks.jp/






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桜井くみ子(日本クラウン)  「灯ともし頃」 永井龍雲作詞・作曲  夕暮れを背景に明日への希望を歌う   デビュー10年の転機となる作品 [インタビュー]

桜井くみ子.jpg◆♪ 何処にでもあるような幸福せでいいんです ~ 日本クラウンの歌手、桜井くみ子が2018年5月に出した「灯ともし頃」に出てくる一節である。ぜいたくなんか言いません。一緒の時間を過ごせるだけでうれしいのです。主人公の心の内に秘めた想いを最も表した部分である。彼女は「泣けてくるところ」だという。シンガーソングライターの永井龍雲が桜井のために初めて作詞・作曲した作品である。フォークソングっぽいこの歌は、ファンにとっては桜井のイメージを変える1作であるが「繰り返し聴いているうちに、なんていい歌なんだろう、と思えてくる」(桜井)そんな、ジャンルを超えてじわじわとしみ込むような歌である。








 聞きなれない「灯ともし頃」という言葉は、日が暮れて明かりを点し始める頃をいう。ジャケット写真の桜井くみ子は、まさに好きな人に想いを馳せながら夕暮れの景色を眺めている姿なのである。

 桜井のデビューは2008年7月である。今年で10年になる。そのデビュー前、作曲家藤竜之介の元でレッスン曲として歌っていた1曲に五木ひろしが歌った「暖簾」があった。なんていい歌なんだろうと思って歌っていたが、今から3年前に永井龍雲のライブで彼が歌う「暖簾」を初めて聴いた。
 ドラマのように情景が浮かんでくるその歌に、桜井は五木バージョンとは違う良さを感じ「いつか女性版の『暖簾』を歌ってみたい」と思うようになった。

桜井くみ子・灯ともし頃.jpg それが去年の永井のライブで本人と初めて話す機会を得ることをきっかけに、作品を提供してもらうことへと進んだ。しかも制作スタッフの総意でメイン曲にすることが決まった。
 歌の主人公のイメージは作家の永井龍雲をはじめ誰もが、飾らない素朴で地味だけど可愛らしい、着物の女性をイメージした。

 ところが桜井は「この歌は聴く人によってとらえ方がまちまちなんです。詞は純愛とも取れるし不倫とも読めます。不思議な歌なんですが、聴いてくれる人に決めてもらえるといいかな」と、判断をファンな委ねている。

 新しい作品を作っていこうと、桜井をはじめスタッフによって出来上がった作品である。「30代、40代の女性が聴き、歌う歌になれば、と思っています」と彼女は話す。
 初めて衣装を洋服に替えた前作の「哀愁流転」までは桜井自身、「同世代に聴いてもらえる演歌を模索していた」が、この「灯ともし頃」を歌うことで、その考えは変わった。

 「演歌とかフォークソングだとか歌のジャンルは、なくせばいいんじゃないかな。これを歌って、そう思うようになりました。聴く人が良い歌だ、と思える歌がいい歌だと思います」

桜井くみ子2.jpg

 彼女は子供の頃から人と話すのが苦手だったという。歌にあるように、電話かけてもいいですか?と尋ねるような引っ込み思案な女の子だった。それが何と好きな歌を職業として選び、今年でデビュー10年になる。
 今はすべて完璧でなくても、自然体でいれば良いのだ、と思うことで気持ちはぐんと楽になったようで、インタビューの間も何度も可愛らしい笑顔を見せてくれた。

 「灯ともし頃」との出会いは、そんな気持ちの変化から実現したのかもしれない。

 カップリング曲は「白糸の滝」。麻こよみ作詞、岡千秋作曲の純然たる演歌である。従来の桜井であれば、間違いなくこれがメイン曲であったであろう。去年12月に出したアルバム「プレミアムベスト」に収録された13曲のうち、新録音3曲の1曲だったものをシングルカットした。

 デビュー10年を迎え桜井はまた「縁とかタイミングとかが重なってチャンスへとつながっていきます。目標を持って1日1日を大切に歌っていきたいです」と、その心の内を話してくれた。





[桜井くみ子 オフィシャルサイト]
https://ameblo.jp/kumiko-sakurai
[桜井くみ子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/sakurai/whats.html






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KBA四国地区大会、佐々木和子さんなど6人が全国大会へ  キングレコードの永井裕子がゲスト歌唱   松山・総合コミュニティーセンター [カラオケ]

キングレコード歌謡文化アカデミー(KBA、三田誠理事長)のカラオケコンテスト、2018 キングレコード歌謡選手権四国地区大会が、2018年6月9日、松山市の総合コミュニティーセンターで行われた。35歳以下のプラチナコースから75歳以上のゴールドコースまで67人が出場。「海峡氷雨」(市川由紀乃)を歌ったエメラルドコースの佐々木和子さんなど6人が最優秀賞に選ばれ、10月28日に東京で開かれる全国決勝大会に出場することが決まった。またキングレコードの永井裕子のミニライブも行われ、新曲の「海猫挽歌」などを歌った。

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2018 キングレコード歌謡選手権四国地区大会の入賞者とゲストの永井裕子(中央)


各賞の受賞者と歌唱曲は次の通り。
エメラルドコース
最優秀賞:佐伯光司(想い出ねだり)佐々木和子(海峡氷雨)石山巌(女の爪あと)
優秀賞:辻真弓(オホーツク海岸)松本吉彦(涙の流星)桑田文子(百年の恋歌)

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最優秀賞のひとり、エメラルドコースの佐々木和子さん

サファイアコース
最優秀賞:辻義文(かあちゃん)
優秀賞:隅田良成(夜霧の再会橋)谷幸枝(帰って来やれ)大舘春美(みちのく平泉)沖中悦子(風笛の町)

ダイヤモンドコース
最優秀賞:葛原美樹(雪の十日町)
優秀賞:藤野幸子(哀愁海峡)松島宏(やん衆酒場)向井周馬(女の日本海)村上和子(ホタルの恋)

ゴールドコース
最優秀賞:山本勝昭(男の酒場)
優秀賞:佐々木由雄(九頭竜川)別府幸子(残月はぐれ節)池内加代(かあちゃん)

審査員賞
中條三智子(願・一条戻り橋)相原八重美(五里霧中)松田美律子(舞鶴おんな雨)


 ゲストコーナーでは、永井裕子がミニライブを開き今年1月1日に出した「海猫挽歌」などを歌った。

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ゲストコーナーで歌った永井裕子

 今年のキングレコード歌謡選手権は全国9会場で地区大会が行われ、年代別に6コースに分かれて歌の上手さを競う。各会場で最優秀賞に選ばれると、グランドチャンピオンを決める全国決勝大会に出場できる。
 今年の全国決勝大会は10月28日に東京・芝のメルパルクホールで、新曲「哀しみのコンチェルト」が好評な秋元順子(キングレコード)をゲスト歌手に招いて行われる。


 この後の地区大会の日程と会場、ゲスト歌手。
中国地区:6月16日 広島市・東区民文化センター 夏木綾子
北関東・東北地区:6月30日 さいたま市・大宮ソニックホール小ホール 水城なつみ
近畿・東海北陸地区:7月14日 大阪・守口市・エナジーホール 北野まち子
南関東地区:7月21日 東京・江東区・江東区文センター 井上由美子
北海道地区:7月28日 札幌市・かでる2・7かでるホール 水田竜子
南九州地区:8月5日 鹿児島市・かごしま県民交流センター 岡ゆう子
北九州地区:8月26日 福岡市・パピヨン24ガスホール 北川裕二

全国決勝大会:10月28日 東京・芝・メルパルクホール 秋元順子


[キングレコード歌謡文化アカデミー]
http://www.kingrecords.co.jp/KBA/







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KANA(テイチクエンタテインメント) 「愛は流れ星」  誰もが口ずさめる歌  デビュー20周年記念曲  6月15日からは全国8会場でライブツアー [インタビュー]

KANA2.jpg◆パワーあふれる歌唱で多くの女性ファンを惹きつけるテイチクエンタテインメントの歌手、KANAがデビュー20周年記念曲「愛は流れ星」を2018年4月に出した。表題曲のほか趣きの異なる2曲をカップリング。6月15日からは全国8会場でライブツアーを開く。新曲のほかデビュー曲やデュオ時代の楽曲も披露する。KANAは「今回の作品は多くの人に口ずさんでもらえるものを作ってもらった」と話す。9月にはボーカルコンテストも行う予定である。








 記念曲はメインの「愛は流れ星」「愛なんて、シャバダバだ」「あばよ!Goodーbye」の3曲。いずれも曲はKANAの実兄である小林宏和氏が書いている。
 それぞれがコンセプトを持ち、メイン曲の「愛は流れ星」は「みんなが口ずさみ、歌える歌」に仕上げられている。

 「今までKANAの歌は難しい、と言われてきました。自分の想いを投げかけて聴いてもらうだけでなく、口ずさんでもらえる歌にしたい、と言って作ってもらいました。こうすることでKANAを応援してくれる人がさらに増えるかもしれませんね」

 8割は女性だという彼女のファン。歌に一度触れた40代、50代の女性たちの心を捉えて離さない。カラオケ発表会・大会でも、KANAの歌を選曲する人が増えているという。

KANA・愛は流れ星.jpg 「愛なんて ー 」は見せる楽曲で、踊りを組み入れる。今年のボーカルコンテストにパフォーマンスの部門を設けているのも、この歌で歌唱のほかにもダンスなどの振り付けやコスプレといった<見せる歌>を重視しているから。
 「あばよ! - 」は自らの20年を振り返り「私が歌の道で生きていこうと決心するまで」を作詞家の北村けいこが、KANAの動画などを見てイメージして書いた作品。
 自身の歩みが重ねられた楽曲であり「8年間付き合って振られてしまった男性のことを、忘れられない切なさ、辛さから抜け出し、それが歌へと向かわせる原動力にもなった」(KANA)ことを軸に綴られている。

 今はその男性とは良き友達としての付き合いをする間柄であるが、KANAとは長年の師弟関係でもあるシンガーソングライターで作曲家の杉本眞人は「その時、お前に歌の神様が降りてきたんだよ」と、今でも言い続けている。
 サッパリとしたタイプに見える彼女ではあるが「レコーディング前の練習では泣いてしまった」というのだが、それを第3者的にサラリと歌い流すのが女性ファンを惹きつける魅力なのだろう。

KANA.jpg

 こんな色とりどりな歌を1枚のCDに収めたのが「愛は流れ星」である。流れ星は一瞬にして消えてしまうが、彼女の20年は「女性デュオのRose(ロゼ)の名前で歌手デビューしてから、インディーズのソロ歌手・可奈を経てバンドコーラス、そしてメジャーのソロといった具合に、色んな道を歩んできたけれど、その時々に出会った人たちに助けてもらい、楽しくて幸せな時だった」と自身で振り返っている。

 中でもソロシンガーとして本格的に歩み始める原動力となったのは、杉本(眞人)バンドのバックコーラス歌手時代の相方でもあった先輩のジャッキーの存在が忘れられないという。
 「今の私を作ってくれたのはジャッキーさんが言った『そんなこと知ったこっちゃねぇ』の一言でした」
 ジャッキーのその言葉は短いけれど「いつまでもくよくよしていても仕方がない。辛いことなんか打ち捨てて、前を向いて歩んで行こう」と、KANAを奮い立たせることになる。彼女にとっては20年で一番のインパクトを与えた言葉だったようである。



 KANAは去年に続いて今年も全国ツアーを行う。大阪会場は7月22日、難波千日前のイエスシアター(なんばグランド花月=NGK=の地下)で開く。2人組時代の歌などファンにもあまり知られていない曲を振り返って聴かせるという。
 東芝EMIから女性デュオとしてのデビュー曲「純愛」と、それに続く「浅い夢」「恋の媚薬」の3曲をメドレーで歌うなど、ファンには堪らないプレゼントとなりそうである。






[KANA オフィシャルサイト]
http://pre-pro.co.jp/talent/kana/
[KANA テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/kana/







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木下結子(日本クラウン)  「おはじき」  7月4日発売  ♪ 弾き飛ばされた私 ~ 笑って明るく、辛いこともはじき飛ばす [インタビュー]

木下結子.jpg◆日本クラウンの歌手、木下結子が2018年7月4日にクラウン6枚目のシングル「おはじき」(作詞・高畠じゅん子、作曲・杉本眞人、編曲・矢田部正)をリリースする。1970年代のサイケな時代を背景に、ノリのいい歌謡曲に初めて挑戦している。今年35年になる歌手人生の中でもこうしたはじける歌は今までにもなかった、という彼女は「これが吉と出るか凶となるか」と胸を躍らせて「女性だけでなく男の人にも歌って欲しいですね」と呼びかける。カップリングは世界平和を願うバラード「チャオプラヤ川」(作詞・高畠じゅん子、作曲・小杉仁三、編曲・矢田部正)。







 「おはじき」のジャケット写真は、衣装にサイケ調なボーダー柄のTシャツにパンツを選び、70年代そのものを演出している。つけまつ毛まで着ける。その時代を象徴するかのように、都会の孤独の中で独りにらめっこして生きる女性が主人公。かつての内藤やす子を連想させるように、心の内面を歌う。

 彼女の楽曲には、去った男への未練心を歌ったクラウン移籍第2弾の「いとしいあんちくしょう」(2013年)がある。「おはじき」と同様に負けず嫌いの性格な主人公が、好きな人への想いは人一倍に<いい女>を歌っている。ところが今回の主人公は、それよりもずっと活動的な姉ゴ肌で「『いとしい--』を上回る格好よさが感じられる」(木下)のである。

 木下の歌の多くは、デビュー曲の「放かされて」(1983年)「ノラ」(1989年)に代表されるように、恋に身を焦がし、捨てられて独り寂しく生きる女性を歌ってきたが、「おはじき」は決してそのような暗く、じめじめとした女性ではない。ポップなメロディーでカラッとした女性を描く。
 木下も「はじき飛ばされてしまった女性を歌った、素晴らしく賑やかな楽曲」と、自身のライブなどでアピールしているが、その反面では、やはり哀しさを隠し切れない主人公の姿も見え隠れする。


木下結子2.jpg カップリング曲はタイのバンコクを流れる川の名前をタイトルにした「チャオプラヤ川」。歌にはその川辺で生きる屈託のない子供たちの姿が登場するが、世界には「ひとかけらのしあわせ」を求めて生きている人もいるし、私たちに何が出来るの-と問いかける。平和を願う、これも木下にとっては初挑戦となる。1コーラスで3分という長い楽曲である。

 高畠じゅん子の詞に、小杉仁三氏が存命中に曲を付けていたが、日の目を見ずに高畠の元で温められていた。


 10月28日には5回目の東京・ヒットスタジオでのライブを行う。東京ライブ「関東でももっと木下結子を知ってもらいたい」という自身の想いから、「マリーゴールドの恋」のリリースに合わせて初めて開催したも回を重ね、今回も新曲発売記念ライブと銘打って計画を進める。


 木下のファンは関西だけではなく全国に散らばるが「デビュー以来のCDを持っています」や「生歌が聴きたくて」といった人たちが、たくさん集まっている。

 このところ全国から仕事の依頼が舞い込んでいる。
 ここ数年は関西を中心に活動していたが、SNSでの情報発信を契機に各地から「歌を聴きたい」といった声が届き、愛車を駆って各地へ出向く巡業の旅が増えている。7月10日には岐阜市内で開かれる長良川清流ジョイントライブにも出演する。

 歌だけではなく、映画にも出演した。25年ぶりに集まった高校の同窓生のひとり、といった役柄。去年は春に撮影したが、その映画がこのほど完成して、今年8月に岡山県新見市で上映会が開かれる。もちめん木下も出席することが決まっている。

 木下は今年9月21日で、日本コロムビアから「放かされて」でデビューして35年目になる。日本クラウンには2012年に移籍し、「ウヰスキー」「マリーゴールドの恋」など5枚のシングルを出している。
 彼女は「今、楽しみながら一番いい仕事が出来ている」と心の充実ぶりを話している。






[木下結子 オフィシャルサイト]
http://nora-yuiko.jugem.jp/
[木下結子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/kinoshita/whats.html







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歌う王冠ライブ  成世昌平・真木ことみ・たくみ稜・五条哲也・塩乃華織が新曲などを披露 [ライブ]

◆日本クラウンの歌手が出演する「歌う王冠ライブ」が、2018年6月8日、大阪・高麗橋の朝日生命ホールで開かれた。3ヶ月に1度の割で開催されており今回で25回目。新曲「鈴鹿峠」を6月6日に出した成世昌平、同日に演歌の「火の河」と歌謡曲「眠る貝殻」の2枚の新曲を出した真木ことみ、5月9日に「灯ともし頃」を出した桜井くみ子、同13日に新曲「夢でいいから」をリリースするたくみ稜の新曲組4人と五条哲也、塩乃華織の計6人が出演した。この日の模様は7月21日、28日の2回に分けて、J:COM11チャンネルで、いずれも午後9時30分から放送される。

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ステージに勢ぞろいした歌う王冠ライブの出演者たち


 トップで登場したのはデビュー10周年を迎えている桜井くみ子。去年7月には東京・日本橋公会堂で記念コンサートを開き、新たな1歩を踏み出したばかり。

桜井くみ子.jpg
桜井くみ子

 新曲「灯ともし頃」とカップリング曲「白糸の滝」などオリジナル曲に混じって、67歳で亡くなった酒好きで不器用だった父親と重なるという、五木ひろしが歌った「のれん」の永井龍雲バージョンをカバーして聴かせた。
 同ライブへの出演は3回目という彼女、「いつも王冠ライブからパワーをもらっている」と、客席からたくさんの声援を受けていた。


 たくみ稜は発売直前の新曲「夢でいいから」とカップリングの「恋物語PARAT2」を早々と披露した。両曲とも彼の持前を存分に発揮させたムードたっぷりの歌謡曲。響く低音でファンを魅了していた。麻こよみ作詞、徳久広司作曲の「直球ど真ん中のムード歌謡曲で、歌いやすいのです」と、カラオケでの歌唱を呼び掛けていた。

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たくみ稜

 かつて内山田洋とクールファイブの4代目ボーカルとして歌っていただけに、彼のムード歌謡に喝采を送る人は多い。この日もクールファイブのヒット曲である「噂の女」「恋唄」「そして神戸」をメドレーで歌ってファンを喜ばせていた。


 デビュー26年目になる真木ことみは、今回の新曲も演歌盤と歌謡曲盤の2枚同時発売。演歌の「火の河」は、好きな人とならば火の河でも渡っていきます、と熱い想いを歌ったもの。去年12月に出したアルバム「プレミアムベスト」からシングルカットしたものである。

真木ことみ.jpg
真木ことみ

 真木の真骨頂を見せるかのような楽曲であるが、意外と歌謡曲「眠る貝殻」が彼女の新たな魅力を感じさせている。女性にしては低い声が、それを一段とアップグレードさせている。
彼女はその「眠る貝殻」を「25周年を機にもらったご褒美のつもりで歌っています」と話していた。



 成世昌平は6月16日、入場料無料の新曲「鈴鹿峠」の発表会を滋賀県甲賀市、あいこう市民ホールで開く。「鈴鹿峠」は、同市土山町の小学校で民謡「鈴鹿馬子唄」を20年に渡って教え続けてきた成世が「4校あった同町の小学校が2校が廃校になるなどしており、町を元気づけたい」と、同馬子唄を重ねてリリースを思い立った作品。

成世昌平.jpg
成世昌平

 作詞家の久仁京介が箱根峠と並ぶ難所として知られる鈴鹿峠を実際に歩いて詞を書き上げ、作曲家四方章人がメロディーを付けた。この日は同曲とカップリング曲「ふるさと銭太鼓」を歌って聴かせた。

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五条哲也

 司会を兼ねた塩乃華織は1部で「赤い橋」などを、2部では五条哲也が最新曲「桜並木の向こうに」などを歌った。

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終演後に出演者と司会者で

 次回の歌う王冠ライブは9月7日、ゲストに純烈、ハン・ジナ、西田あい、さくらまやを招いて、大阪・朝日生命ホールで開かれる。司会は渡辺要、塩乃華織、谷原りょう。
 開演時間は1部が午後12時、2部が同4時から。入場料は前売り券2800円、当日券3000円。
 問い合わせはWARAKASU(06-4980-9086)まで。







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安倍里葎子(テイチクエンタテインメント) 大阪・京都のカラオケ喫茶店で「恋人気分で」歌唱キャンペーン  行く先々で<りっちゃコール>で歓迎 [キャンペーン]

◆デビュー曲の「愛のきずな」橋幸夫とデュエットした「今夜は離さない」などのヒット曲で知られる歌手の安倍里葎子が、2018年6月4、5の両日、大阪府内と兵庫県内などのカラオケ喫茶店5店舗で、最新曲「恋人気分で」の歌唱キャンペーンを行った。

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兵庫・川西市のムーン・ライトで

 デビュー48年目の安倍里葎子、ステージでは「今年38歳を迎えます」と、周囲を和ませるトークも聴かせる。いつまでも若さを保っているが「このところ睡眠時間は3時間でも大丈夫です」と、元気なところを見せていた。
 キャンペーン初日のこの日も「朝4時半に起きて、6時から化粧をして、8時40分の新幹線に乗って大阪にやって来たまし」とも。

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ムーン・ライト

 1軒目の訪問先、兵庫県川西市のムーン・ライトでは超満員の人たちが迎えた。真っ白で清潔感が漂う店内は男性客はわずか3人で、大半が女性客。
 「恋人気分で」の歌唱から始まり、「今夜は離さない」「愛のきずな」と続いた。新曲のカップリング曲「狸小路の夜は更けて」を88歳の男性とデュエット。男性の年齢を感じさせない若々しい声には安倍もびっくり。

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元気に歌う88歳の男性と

 このあとは「今夜は離さない」「恋人気分で」を1コーラスずつ、9人の客と歌うサービス。
安倍は「気分は38歳ですが、再来年にはデビュー50周年を迎えます。幸せな仕事に就けたと思っています」と話していた。


 2日目に訪問した大阪府岸和田市の真衣では、午後7時からという時間からか、アルコールのためか、それとも土地柄なのか終始「りっちゃ〜ん」コールが止まず、ここでも店に入りきれないほどの超満員であった。

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大阪・岸和田市の真衣で

 ムーン・ライト同様に、歌い始めると席を立ちあがりスマートフォンで写真を撮る人であふれ、歌唱終了後もツーショット写真を撮る人の順番待ちが続くなど、安倍の知名度の高さを見せていた。

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真衣

 2日間のキャンペーンを終えて安倍は「『恋人気分で』を出して間もなく1年が経ちます。理想は1作品3年程度は歌いたいのですが、50周年に合わせて次の新曲も考えていきたいです」と意欲を示していた。

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大阪・門真市の満月で


 安倍はテレビ収録を兼ねて毎月、大阪に足を運んでいるほか、神戸のライブハウス、チキンジョージでは年2回、定期ライブも開いている。8月22日には大阪・心斎橋のBIG CATで開かれる大阪発流行歌ライブにも出演が決まっている。
 「たくさんの人に歌を知ってもらいたい」と、ベテランにもかかわらず熱心に草の根作戦を展開している。

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満月


[安倍里葎子 テイチクエンタテインメント]
http://www.teichiku.co.jp/teichiku/artist/abe-ritsuko/






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KBA中九州地区大会、壹岐さんなど11人が最優秀賞  キングレコードの岩本公水がゲスト歌唱   熊本・森都心プラザホール [カラオケ]

キングレコード歌謡文化アカデミー(KBA、三田誠理事長)のカラオケコンテスト「2018 キングレコード歌謡選手権」の中九州地区大会が、2018年6月2日、熊本市の熊本森都心プラザホールで行われた。35歳以下のプラチナコースから75歳以上のゴールドコースまで93人が出場し、壹岐享矢さんなど11人が最優秀賞に選ばれ、10月28日に東京で開かれる全国決勝大会への出場権を手にした。キングレコードの岩本公水によるミニライブも行われた。

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2018 キングレコード歌謡選手権中九州地区大会での入賞者とゲストの岩本公水(中央)

 今年の キングレコード歌謡選手権の最初の会場となった熊本森都心プラザホールには、たくさんの歌好きが詰めかけ、出場する93人の歌唱を応援していた。

 各賞の受賞者と歌唱曲は次の通り。
プラチナコース
最優秀賞:壹岐享矢(ありがとう・・・感謝)

エメラルドコース
最優秀賞:南里典子(この・・・駅で)森本しのぶ(美唄の風)菊池安佐子(バーボン・ダブルで)
優秀賞:西岡和也(人生花暦)長谷川信子(ホタルの恋)福田恭子(雪の絶唱)山下浩一(あなたは雪になりました)

サファイアコース
最優秀賞:酒見昭子(暗夜行路)中川妙子(阿吽の花)金光聖次(忍び川)
優秀賞:坂本栄子(会津追分)田中洋子(マリーゴールドの恋)福園七男(おしどり人生)藤本五月(雪虫)

ダイヤモンドコース
最優秀賞:堂園孝志(道ひとすじ)平川憲一(雨の船宿)
優秀賞:中川節子(思い川)山本輝博(島唄)織方政隆(道ひとすじ)

コールドコース
最優秀賞:東島俊郎(南部蝉しぐれ)緒方洋三(男の酒場)
優秀賞:杉山正人(湯の町哀歌)森下孝博(夢千里)大城戸壱(エピローグ)黒田春代(男の海峡)
審査員賞
今本恵憲(大空へ)吉田まゆみ(紅いブルース)堀頼太(奏)

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ゲストコーナーで歌う岩本公水

 ゲストコーナーでは、岩本公水がミニライブを開き今年1月に出した「雪の絶唱」などを歌った。


 今年のキングレコード歌謡選手権は全国9会場で地区大会が行われ、年代別に6コースに分かれて歌の上手さを競う。各会場で最優秀賞に選ばれると、グランドチャンピオンを決める全国決勝大会に出場できる。2012年には当時高校生だったキングレコードの水城なつみがグランドチャンピオンに選ばれ、プロへの切符を獲得している。

 今年の全国決勝大会は10月28日に東京・芝のメルパルクホールで、新曲「哀しみのコンチェルト」が好評な秋元順子(キングレコード)をゲスト歌手に招いて行われる。


この後の地区大会の日程と会場、ゲスト歌手
四国地区:6月9日 松山市・総合コミュニティーセンター 永井裕子
中国地区:6月16日 広島市・東区民文化センター 夏木綾子
北関東・東北地区:6月30日 さいたま市・大宮ソニックホール小ホール 水城なつみ
近畿・東海北陸地区:7月14日 大阪・守口市・エナジーホール 北野まち子
南関東地区:7月21日 東京・江東区・江東区文センター 井上由美子
北海道地区:7月28日 札幌市・かでる2・7かでるホール 水田竜子
南九州地区:8月5日 鹿児島市・かごしま県民交流センター 岡ゆう子
北九州地区:8月26日 福岡市・パピヨン24ガスホール 北川裕二

全国決勝大会:10月28日 東京・芝・メルパルクホール 秋元順子



[キングレコード歌謡文化アカデミー]
http://www.kingrecords.co.jp/KBA/






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もず唱平作詞家50周年記念スペシャルコンサート  川中美幸・鳥羽一郎・鏡五郎・松前ひろ子・長保有紀・三門忠司・成世昌平・塩乃華織・高橋樺子  もず作品を歌う  大阪・枚方市民会館 [コンサート]

「釜ヶ崎人情」「花街の母」など数多くのヒット曲の作詞者として知られる大阪在住のもず唱平作詞家50周年を記念したスペシャルコンサート第5弾が、2018年6月5日、大阪府枚方市の枚方市民会館で開かれた。もずの愛弟子や詞を提供する演歌界のトップ歌手9人が作品を歌い、50年という長いキャリアに敬意を払った。もずは「師匠である詩人の故・喜志邦三先生がいなければ、この日を迎えることは出来なかった。ここまで来られたことを心の中で先生へ報告しています」と話し、これからの作詞活動へも意欲を示した。

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もず唱平(左から2人目)と作詞家50周年を祝う出演者たち
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勢ぞろいした出演歌手

 去年9月から行われてきたスペシャルコンサートは、もずが42年間住み続けている枚方市にある市民会館での開催が最終会場となった。出演歌手も川中美幸(テイチクエンタテインメント)鳥羽一郎(日本クラウン)鏡五郎(キングレコード)松前ひろ子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)長保有紀(日本クラウン)三門忠司(テイチクエンタテインメント)成世昌平(日本クラウン)塩乃華織(同)高橋樺子(徳間ジャパンコミュニケーションズ)のもずに縁がある9人。地元市民をはじめ出演歌手のファンなど、会場いっぱいの約1500人が詰めかけた。

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川中美幸
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鳥羽一郎

 オープニングは出演者それぞれが、もず作品のオリジナル曲などを聴かせた。
 鳥羽一郎は大阪・岸和田市にある漁港、春木港を歌った「泉州春木港」(1992年)とアルバム収録曲の「メリケン波止場」(2008年)を歌うと、川中美幸「宵待ちしぐれ」(2002年)と、17歳の時に春日はるみの名前でワーナーパイオニアからのデビュー曲「新宿天使」(1973年)を選んだ。

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鏡五郎(左)と松前ひろ子

 このほか、もずのリクエストに応えて鳥羽が「虫けらの唄」(1979年)を、川中も「浪花人情ラムネの玉やんの唄」(1984年)を歌った。もずとは39年の付き合いになるという鳥羽は「まだ故・船村徹先生の付き人をしていた頃に、関西に来ると必ずもずに会っていた」と振り返っていた。

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鳥羽一郎と想い出を語るもず唱平(左)

 作詞家もず唱平の誕生は、渋谷天外の元で目指していた劇作家への道を断念したところから始まる。その後に詩人の喜志邦三に師事するのだが、その時、もずが喜志に放った言葉が「作詞家にでもなろうと思う」だった。その不遜な一言に喜志は「でもで出来る仕事はないよ」と穏やかに返したという。
 それをきっかけに本格的に作詞家への勉強をすることになるのだが、なかなか目が出ない。そんな時に飛び込んできたのが、河内音頭の音頭取りであったが、その実、月の大半を釜ヶ崎で労務者として働いて生計を立てていた三音英次から「歌を書いてくれ」といった依頼だった。

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長保有紀
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三門忠司
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成世昌平

 もずの作品の多くは浪花を舞台にし、そこに暮らす人々の人情や街の佇まいが登場している。しかも資料を丹念に調べた、事実に基づくノンフィクション的な内容というのが特徴である。三音に書いて、後に60万枚ともいわれるヒット作になった作詞家デビュー曲「釜ヶ崎人情」(1967年)でも、実際に釜ヶ崎へ足を運び、蚕棚と呼ばれる1泊50円だった三段ベッドの宿泊所で南京虫に悩まされながら、日雇い労務者の苦悩を取材している。

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塩乃華織(左)と高橋樺子

 この日、鏡五郎が歌った「花火師かたぎ」(2015年)や成世昌平「はぐれコキリコ」(2002年)塩乃華織「ほっといてんかあんな阿保」(2013年)高橋樺子「がんばれ援歌」(2011年)も、そんな1曲である。
 また三門忠司「雨の大阪」(1991年)長保有紀「人生(ブルース)」(2016年)松前ひろ子「銀座小路」(2015年)と、それぞれもず作品を歌った。

 もずは「このように皆さんに祝っていただいて感謝に堪えません、長年住んでいる枚方市民のコーラス歌も2、3作書いているが、いちか世に出せるとうれしい」と話していた。









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三浦潤、僕をもっと知ってほしい! 第2回みゅうライブ  デビュー曲「神戸...ひとり」など歌う [ライブ]

◆歌手デビューして今年で4年目の三浦潤が2018年6月3日、ワンマンライブ「第2回みゅうライブ」を大阪・大正区の情熱ホール・楽で行った。普段は地元・京都での活動が多いが、大阪でも名前と歌を知ってもらおう、というもので、今回で2回目。デビュー曲の「神戸...ひとり」などを歌った。

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毎月の定期ライブに意欲を燃やす三浦潤

 三浦潤はアニメ・ゲームなどの声優を経て2013年11月に「神戸・・・ひとり」(作詞作曲・林幹夫)で、インディーズながら子供の頃から憧れていた歌手デビューした。京都府宇治市出身。

 みゅうライブは、歌手三浦潤をもっと知ってもらおうと、今年5月からスタートしている毎月1回の定期ワンマンライブ。次回は7月1日の予定。

 この日の第2回ライブで三浦は「神戸・・・ひとり」カップリング曲「函館から東京へ・・・」のオリジナル曲や、大好きな歌手で声優のささきいさおのアニメソングから映画のオールディーズナンバーなどを歌って「皆さんに聴いてもらって、これからも歌手という自分で決めた道を勇気を持って進むことが出来ます。全国の人に名前を知ってもらい、人々の思い出に残る歌を歌っていきたい」と話していた。







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竹川美子(日本クラウン) 「片恋おぼろ月」 デビュー15周年記念第2弾シングル 艶っぽさを増した純和風な艶歌 [インタビュー]

竹川美子.jpg◆作曲家叶弦大に弟子入りして20年間住み続けた静岡・伊豆長岡の町を離れて、2018年1月から東京都内に移り住んでいる日本クラウンの歌手、竹川美子。今までの新幹線移動やホテル泊からも解放されて、コンサートや観劇、歌手仲間との付き合いなど自らに刺激を与えるゆとり時間に当てている。歌への影響も大きいようで、5月に出した前作にも増して艶っぽい純和風な新曲「片恋おぼろ月」にも「変化が現れているようです」と、表情は明るい。


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 表情が柔らかくなったよ。あか抜けしたね。一体どうしたの? 最近、竹川美子に会った人たちは口を揃えてそのように指摘する。
 「気持ちが柔らかくなったように思うんです。伊豆長岡で暮らして、いろんな人生勉強をさせてもらいましたが、どこか縛られている自分がありました」

 東京ー静岡県・三島の新幹線移動。仕事で遅くなったり、朝が早い場合にはホテルに泊まる。こんな生活が続いてきた。ところが新幹線の時間は気にしなくて良くなったし、プライベートな時間をたくさん持てるようになった。
 「自宅周辺をウオーキングしたり、新しいお店を見つけたり、歌手友達と食事に行ったり、観劇したりと、新鮮な気持ちです」

竹川美子2.jpg そうした変化が歌に好影響をもたらしているようだ。
 前作の「船頭さん」は、和のテイストが入った古風な作品だった。さらに和の色合いを強めたのが、今年5月2日に出した「片恋おぼろ月」である。しかも「チントンシャンの小唄端唄の世界で、今までにない艶っぽさ」(竹川)が際立つ。

 20年間住んだ伊豆長岡は温泉町で、かつては芸妓も400~500人もいたと言われる。今はその数も10人程度までに減っているそうなのだが、竹川は「そうしたお姉さんたちの稽古風景を見たり、お座敷を体験したりと和の世界に触れてきた」ことが、今、歌の表現に役立っている。

 新曲の「片恋おぼろ月」では、芸者歌手として名を馳せた市丸の動画をYouTubeで見て聴いて、〈チントンシャン〉の世界に近づこうとした。
 「以前からテレビ見たことはありましたが、改めて動画で勉強しています。お姉さんたちの近くで生活してきて、芸妓への世界にも憧れはありましたね。それでもスカウト話はなかったですね」


 伊豆長岡では7月7、8の両日、今年で83回目になる源氏あやめ祭が行われる。毎年、これに参加している竹川は、祭り2日目の8日に純烈(日本クラウン)真木ことみ(同)と一緒に出演して「片恋おぼろ月」など歌を披露する。
 伊豆長岡など3町が合併して誕生した伊豆の国市の市制10周年を記念して、2014年には北川大介とデュエットした「伊豆の国音頭」もCD化されているなど、長年住んだ伊豆長岡とは、東京に拠点を移したというものの、歌手の原点であることには変わらないようである。



 前作では屋形船で新曲をお披露目するイベントを東京都内で行なっているが、今作ではそうした予定はないそうである。

 竹川は「『片恋おぼろ月』は季節は春の歌ですが、秋にお月見の会をしたねって提案しているんですよ」と、6月30日には六本木ヒロシ、これが落語デビューという知里(日本クラウン)らと落語と歌のイベントを東京・南小岩のCDショップ名曲堂で開く。好奇心旺盛な彼女が始めた落語の会。その上達ぶりが見ものである。彼女の落語の師匠、古今亭志ん五もゲスト出演する。





[竹川美子 オフィシャルサイト]
http://www.havmercy.co.jp/takegawa/pg313.html
[竹川美子 日本クラウン]
http://www.crownrecord.co.jp/artist/takegawa/whats.html






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秋元順子(キングレコード)  「哀しみのコンチェルト」  「愛のままで・・・」から10年  とめどない哀しさに女性ファンが再び熱く燃える [インタビュー]

秋元順子.jpg◆キングレコードの歌手、秋元順子が広く世に知られるようになったのは、メジャデビュー3作目のシングルとして2008年に出した「愛のままで・・・」の大ヒットによってである。60歳であった。それから10年。2018年5月に14枚目のシングル「哀しみのコンチェルト」を出した。作詞・作曲ともに「愛のままで・・・」と同じ花岡優平である。恋の終わりを、あるいは人生の別れをドラマチックに歌い上げる愛のメロディーは、まるで「愛のままで・・・」を彷彿させるかのように、とめどなく切なさが押し寄せてくる。









 「哀しみのコンチェルト」を聴いて共感する女性は多い。それは全編から伝わってくる寂しさや切なさによるものからであろう。しかしこの歌はただ悲しんでいるだけではない。
 作品を書いた花岡優平は「愛する人を失った哀しみを乗り越えていくドラマ」であると語っているし、一昨年から身近な人たちをたくさん亡くした秋元順子自身も「歌うことでその哀しみを包み込んでしまう」というように、涙が枯れるまで歌って哀しみの幕を下ろそうと前へと向かう歌である。

 人は歳を重ねるに従って幾つもの別れを体験し、辛くて哀しいことをたくさん経験する。それを秋元は無理に表そうとせずに「サラリと歌うように心がけている」のが、たくさんの女性を惹きつけるこの歌の魅力なのだろう。

 「悲しみすぎないで自然体で歌うほうが、聴く人に重ぐるしく感じさせない」
 長年の経験から秋元は指摘する。

 ♪ あなたがいなくても 季節は移りゆく ~ 「哀しみのコンチェルト」の1番に出てくる一節である。低く太い秋元の声が無情な移ろいを描写する。寂しい、切ないと言葉にはしないが「初めて聴いて涙が止まらなかった」との声も聞かれる。


秋元順子・哀しみのコンチェルト.jpg 相変わらず女性たちの間での秋元人気は高い。各地で開かれているカラオケ発表・大会では、出場者の歌唱曲には必ずと言っていいほどに、彼女の曲目を見つけることができるほどである。
 とりわけ大ヒットした「愛のままで・・・」は定番曲である。「哀しみのコンチェルト」は、それに迫る風を感じさせる。5月21日付けのオリコン演歌チャートでは初登場3位にランキングされる人気ぶりで、2週目も11位と「ヒットの予感をさせる作品」らしさを感じさせている。


 彼女にとってエポックメイキングとなった「愛のままで・・・」から10年。

 「大ブレイクした時に〈どう着地するかだよ〉と、突然のヒットに私の心を心配してアドバイスをくれた娘は40歳の2児の母親になっていますが、今は健康に気を付けて皆さんに喜んで聴いてもらえるように歌を続けて、と優しいことを言ってくれてます」

 そんな言葉を背に、これから暫くは日本中を駆け巡って新曲のキャンペーンだという。6月21日には東京へ戻って、コンサート「秋元順子 ~ コウトウ・ラブ・ストーリー ~ 」を、同江東区・ティアラこうとうで開く。

 秋元はハワイアンからジャズ、カンツォーネ、ラテンなどジャンルを問わず幅広く活動しているが、シャンソンでもその実力ぶりを発揮する。7月7日には、東京・NHKホールで開かれるシャンソンの祭典「パリ祭」に出演するし、同12日には横浜のホテルニューグランドで「パリ祭 WEEK 秋元順子シャンソンを歌う」にも出演する。





[秋元順子 オフィシャルサイト]
http://www.apc-brain.co.jp/aj/
[秋元順子 キングレコード]
http://www.kingrecords.co.jp/cs/artist/artist.aspx?artist=20106






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